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『紙の本が100%亡くなると断言できる、たった一つの理由』

 「3ヶ月程前、僕も同じようなこと書いていました」。まあやっぱり同じようなことはみんな考えますよね。前も書いたのですが、いずれ今の紙媒体を用いた本という形態は非常に贅沢なものになると思います。ただ100%無くなるというのは言い過ぎですね(おそらく比喩表現なんだとは思いますが)。この話、昔からたまに人に話しているのですが、結構本気で否定されることが多くて驚きます。僕は10人に9人くらいは諸手を挙げて賛成してくれるものだとばかり思っていたのですが、実体験から、10人に7人くらいは否定的な反応を示します。
 おそらく、今のインターフェースがあまりに貧弱なのが理由だとは思います。いずれ本と同等以上のデバイスが出来てくるとは思うのですが、きっとその想像ができないのでしょう。かくいう僕も、iPodを実際に使ってみるまではその素晴らしさを想像できなかったりしました。

 まあ自分は大胆にも10年以内に本の紙媒体と電子媒体の割合はひっくり返るだろうと予想してみます。予想には、期間を書かないと何の意味もないですからね(いつか大地震がくるという預言者と同じくらい意味が無い)。今から13年前、これからはインターネットの時代だ!と声高らかに宣言して周囲から隠れキリシタンのように迫害されていた無念を今こそ晴らしてくれようっ!

 要は何がいいたいかというと、最後に残るのは本質(本当に大事なもの)で、本質じゃないものはちょっと便利なものができたらあっという間にとって変わられてしまうよということ。音楽の場合は、媒体がレコードになろうと、テープになろうと、CDになろうと、mp3になろうと、ちゃんと耳に伝える振動の周波数、ダイナミクスにより人を感動させるという素晴らしいメカニズムがちゃんと残っていて、僕はこれが音楽の本質だと思っています。
 本の場合の本質は何でしょうか?紙の手触りでしょうか?ページをめくる感覚でしょうか?表紙のデザインの素晴らしさでしょうか?本屋で立ち読みができることでしょうか?人によって正解は違うのでしょうが、10年後、100年後もちゃんと残っているものが本というものの本質に最も近いのではないのかと僕は考えます。