『音楽を愛する全ての方へ。オープンド・アーティスト・システム(OAS)（リンク切れ）』
（リンク追加）
上記のサイトが色んなところからリンクされてて、久しぶりに140文字以上語りたくなったのでブログ更新してみました。リンク先に何が書かれてるかかいつまんで説明すると、音楽がもうからない現状と、こうしたら売れるんじゃね？というシステムを考えたのでみんな参加しませんかという呼びかけ。
そのシステム(OAS)がどんなものかというと、OASに参加している人の音楽は、誰でも無料で聞くことができます。そしてあるアーティストが凄く気に入ったら（お金出してもいいと思える程度に）、月額500円でそのアーティストのサポータになることができて、サポーターになると、CD,DVDが定期的に送られてくるほか、アーティストのライブへの参加権、アーティスト独自のプレミア（グッズ等かな？）がついてくるよというシステム。
要は、今までの音楽を聞きたきゃお金出してねという方針から、まずは沢山の人に音楽を無料で聞いてもらって、パトロンを募るというやり方に変えて行くというイメージです。メリット、デメリット、その背景についてはリンク先を読んでいただくとしてここでは語りません。じゃあ実際このシステム導入して成功するのか？というところを語ろうかと思います。
多分、このシステムで真っ先に比較に上げられるのが、「レディオヘッド」というUKのバンドで、「In Rainbows」というアルバムをユーザが自由に価格を決めれるというシステムで販売して話題を呼びました。
ただ、洋楽聞かない人にはイマイチピンとこないと思うので、ここでは日本のお笑い業界から「江頭2:50」さんを例として選びたいと思います。実は江頭2:50さんはレディオヘッドと共通点が結構あります。
例えば、江頭さんが過激な発言、行動が元で数々のTV番組に出入り禁止になっていますが、レディオヘッドもcreepという曲（今では初期の代表曲の1つ）の歌詞のfuckinが問題となりラジオ等で放送が自粛されていた時期があります。また、レディオヘッドは、母国のイギリスより最初アメリカで人気に火がつく等、国外での知名度が高いのですが、江頭さんもトルコを代表とする国外での知名度は特筆すべきものがあります。あとは、えっと両方とも僕が大好きくらいかな。
ごめんなさい、こうやって並べるとあんまり共通点無いかも。でもここでは便宜上、江頭2:50さんを「お笑い業界のレディオヘッド」ということにして話を進めさせて下さい。
そんなお笑い業界のレディオヘッドこと江頭2:50さん、「江頭2:50のピーピーピーするぞ」というインターネット番組をしているのですが、実は今その番組が、OASと実によく似たシステム（サポーター制度と番組では呼んでいる）をとっているのです。まあ正確には、スポンサーが降りたのでこの形をとらざるをえなかったという背景ですが。
OASとの共通点を上げると、「番組は無料で公開して沢山の人に見てもらう」「気に入った人にはサポーターになることができる」「サポーターは月500円から」「サポーターになると様々な特典をうけることができる」等で、少なくともレディオヘッドと江頭2:50さんとの共通点よりは多いですね。
ここで言いたいのは、OASがサポーター制度のパクったとかじゃなくて（多分、今の厳しい情勢でユーザとアーティスト（えがちゃん）がWin-Winになれる方法を必死に考えて、たまたま同じような解に行き着いたのでしょう）、お笑い界ではかなりの知名度とコアなファンを持っている江頭2:50さんでさえこのシステムで現状苦戦していること、2010年中に2500人を集める予定の活動が2011年の1/6現在で736人、番組を存続出来るかギリギリのラインのようです。この状態を鑑みるに恐らくOASでもトップのアーティストでギリギリペイするといった相当厳しい状況に直面するのではないかと危惧しております。
個人的には、CDにプロテクトをかけるとかよりずっと建設的だと思うので、なんとかこういった仕組みがうまく回るように発展していければよいなと思っています。
というわけで僕も微力ながら協力します。長々書いて来ましたが、ここからがようやく本題です。今回1番僕が言いたいのは、みなさん江頭2:50ピーピーピーするぞのサポータになりませんかということ。実は僕もサポータだったりします（「番組HPのサポーター名簿」にもからあげという名前で載ってたりします）。
フリートークが最高に面白くて、終わらすには惜しい番組です。生理的に江頭さんがダメな人には薦めませんが、結構好きかもというひとは是非。
ついでにOASとかもうまく行くといいね☆
『江頭2:50のピーピーピーするぞ』
番組公式HP。何話分かが無料で試聴出来ます。最新の2回でサポーター制度に関する説明もあるので興味ある方は是非。
