はじめに
こんばんわ、Mac使っているみなさんはiMovie使っていますかね?動画簡単に編集できるしハイセンスなテンプレートもあるので、手軽にしゃれおつ(死語)な動画がクリエイトできてしまいますよね☆
ただ、ちょっと使い込んでくると気になるのがちょっとだけはずれたことが何もできないということ、亡くなったジョブズの「お前は俺の掌の上(ハンズオン)で踊(ダンス)ってればいいんだよ」という声が聞こえてくるようでとても悔しいですよね!ビクンビクン(被害妄想??)。
そこで、飽く事泣き反骨精神でiMovieの一歩進んだ使い方にチャレンジしちゃいましょう。まずは増やすこともパラメータ調整もできないビデオエフェクトを大胆に自作してしまいましょう!
Quartz Composer インストール
というわけで自作の準備ですが、必要なのは「Quartz Composer」という無料のソフトだけです。実はiMovieのビデオエフェクトはQuartz Composerで作られたモジュール(Quartz Compositionという)なので、「Quartz Composer」さえあれば、自由にパラメータ弄ったり、作り替えたりできてしまうのです。
しかも、このQuartz Composerは基本的にGUI画面で入力から出力まで、色んなパッチを繋いでやって、あとはパッチのパラメータを弄るだけで、プログラムかかなくてもできてしまうので、非常にお手軽です。アナログシンセのパッチとかギターのエフェクタの感覚に近いので音楽やったことある人は直感的に弄れると思います。
そんな素晴らしい「Quartz Composer」早速ダウンロードしてしまいましょう。以下の4StepでOKです。
1.まずは以下のアドレスでMacのDeveloper(デヴェロッパー)としての登録をしましょう、無料のでよいです
「https://developer.apple.com/programs/register/」
2.以下のアドレスへGo
「https://developer.apple.com/downloads/index.action」
3.左の検索窓で「Graphics Tools for Xcode」を探してダウンロード
4.YouインストールしちゃいなYO!
※2014/12/14追記
久しぶりに同じことやろうとしたら、Quartz Composerが消えていました。どうもXcodeアップデートすると消えてしまうようですね。同じやり方で再度インストールすればよいみたいです。下記の記事も分かりやすかったです(少なくとも自分の記事より)。
ビデオエフェクト自作方法
いよいよ自作です。
1.まずは、iMovieのビデオエフェクトのQuartz Compositionを探しましょう。場所は /Applications/iMovie.app/Contents/Resources 以下のStyle_****.qtzというファイル名の一覧がそれです。
「どこだよそこ!」という人は、慌てず騒がずハードディスクのアイコンをダブルクリックして、アプリケーションのフォルダの中のiMovieを右クリック→「パッケージの中身を表示」、Contentsフォルダ→Resoursesフォルダで辿り着くことができるはずです。「ちょっと何言っているかわからない」という人は今回は諦めましょう。時には諦めも肝心です。
2.早速自作です。といっても追加はできないので今あるビデオエフェクトを改造することになります。とりあえずあんまり使わないであろう「Style_Negative.qrz」(ネガティブエフェクト)を改造します。ファイル移動しないと編集できないので、まずは後で戻せるように念のため適当な名前でバックアップをとった上で「Style_Negative.qrz」をデスクトップ等好きな場所に移動してファイルをQuartz Composerで開きましょう。
3.Quartz Composerで「Style_Negative.qrz」をいじっていきましょう。今回はミニチュア風エフェクトにチャレンジします。図解していきますね。
これがQuartz Compositionの中身。えっ、と思うくらい単純ですよね。まずは、パッチを選びましょう。左上のパッチライブラリをクリック
膨大なパッチがあるので、まずはImageを選択して使えそうなエフェクトを絞り込みます。それでもたくさんありますね。これだけ使えると思うとグッと夢が広がりますね。今回はミニチュア風エフェクトをやってみようと思うので「Depth of Field」を選択します。ドラッグ&ドロップでもってきてください。
あとは繋ぎ変えて古いパッチを消してしまうだけ。ねっ、簡単でしょう。パラメータもいじれますが、とりあえずはデフォルトでよいです。ここまで終わったら、ファイル上書き保存した上で元の場所にファイル移動しましょう。
4. いつもの要領でiMovieでビデオエフェクト「ネガティブ」を選択しましょう。するとミニチュア風のエフェクトが使えるようになっているはず!エフェクトの効果や位置が気に入らなかったら、手順3に戻ってパラメータをいじって再度確認しましょう。確認の際はiMovieの再起動をお忘れなく。
更にチャレンジしたい人へ
他にも色んなエフェクト試したい!けど、いちいちiMovie立ち上げて確認するの面倒だなという人は、Quartz Composerを立ち上げてFile→New from Template→Image Filterを選択(Choose)しましょう。
Viewerで効果を確認しながら、パッチとパラメータの効果を色々試せるので、ここでパッチとパラメータに当たりを付けてからiMovieのビデオエフェクトの「Quartz Composition」をいじるのがよいと思います。