デジカメ自作の背景
カメラってレンズだったり特殊な機構だったり、メーカ独自のファームだったりとノウハウや特許の固まりでしたが、最近は、カメラ自体がデジタル化し、ミラーレス化といった単純なハードウェアになってきたことに加え、ArduinoやRaspberry Piを初めとしたオープンソースハードウェアの登場や、3Dプリンタ、フリーの3D CADソフトウェアの登場といった開発環境も色々出て来たことで、パソコンみたいに自分が欲しいものをカスタムして自作する時代がやってくるに違いない。
そんな時代待ちきれない!時代に追いつけ、追い越せということで一足早くチャレンジしてみることにしました。
デジカメ製作の流れ
実際の会社での製品開発の流れと似せて以下の項目に分けて開発をしていこうかなと思います。
- 企画
- デザイン
- 回路(エレキ)設計
- ソフト開発
- 機構(メカ)設計
- 試作品製造
これ以外にも、会社では営業、調達、生産等が必要になってくるわけですが、今回は特に沢山つくって販売する予定はないので省略します。会社では上記のそれぞれに多くの人がいてお互い協力したり、時には足を引っ張り合いながらモノ作りをしているわけです。それぞれの部門の仕事の境目も会社によっては色々違ったりするかもですね。
えっ?今回はどうするかって。全部自分だよ!
ターゲット
まずは商品のターゲットを決めましょう。女子なのか、おっさんなのか、幼女なのか、老人なのか、JKなのか。これによって製品のコンセプトやデザインが決まるわけです。
今回のターゲットは、ずばり「からあげ(0x20歳)」さん、つまり私です。私が好き勝手つくればOKです。
コスト
とりあえず価格を決めましょう。これは色んなメーカが各部門の代表者が話し合いもの凄い慎重に決めるところです(多分)。そんな大事なコストですが、今回は適当に決めます。自分のお小遣いの範囲ということでざっくり2万円にしましょう。
コンセプト・機能
とりあえずハッセル・ブラッドみたいな四角くて上からファインダを覗く感じがよいかなと思うのでイメージはそんな感じにします。大きさは10x10x10cm程度にしましょう。あとはやっぱりつまみはなんとなく3つくらいあって露出とか、ISO感度とかシャッタースピードとかF値を変えれるとよいかなと思います。
その他の実装したい機能とかメモは以下。盛りだくさんだね、ワオ。まあ少しずつ実現すればよいかなと思います。
- 動画撮影
- タイムラプス(微速度撮影)機能
- 三脚穴
- 写真ツイート機能
- WiFiでシャッター制御
- 監視カメラサーバ機能
- HDR合成機能
- 人の顔をアヘ顔にする機能
- その他フィルタ機能
デザイン
コンセプトを元にデザインしてみます。デザイナはいないので仕方なく自分でデザインします。
完璧なデザインですね。
日程
これも実際の製品開発では、顧客要求や、開発期間、生産準備等を考慮して慎重に決める必要があるのですが、今回はどうせ全部自分でやるので適当に決めます。今年中にそれっぽい試作品欲しいので、それを目標にします。というかそのくらいで完成しないと多分諦めています。
今後の予定
適当に作って行きます。気が変わったり私が飽きたら中止になるので、あまり期待しないでいて下さい。最悪今回で最終回です。作るものも、カメラじゃなくてロボットとかロケットに変わってしまうかもしれませんが、まあそのときはタイトルをこっそり変えることにします。似たようなものなのであまり細かいことは気にしないで下さい。
次回はエレキ編かな。既に面倒くさくなってきました。
追記
デジカメ製作に関しては、以下にまとめました。