2980円の中古レンズを使ってチルトシフトレンズを自作してみた

ミニチュア撮影がしたい!

 この前妻が、テレビでミニチュア動画の特集を見て影響を受けたのか、私に「ミニチュア写真・動画が撮りたい」と言ってきました。私はそのとき「ソフトウェア的な手法とハードウェア的な手法があるけどどっちが良い?」と聞いた気がしますが、妻には何を言っているか良くわからない状態だったようです。ただ、よく考えたらそもそも動画のミニチュアエフェクトは昔既に作っていました。

 まあでもそれで終わってしまったらつまらないし、妻もきっとハードウェアに拘りがあるだろうと思い、チルトシフトレンズを自作してみることにしました。

チルトシフトレンズの仕組み

 カメラの映像素子(センサ)に対して、レンズの位置や方向をわざとずらすことができるようなレンズです。これによって、写真のピントが極一部しか合わないようになるため、いわゆるミニチュア写真っぽいきついボケの写真が撮れるようになります。まあ詳しくはグーグル先生に聞いて下さい。
 仕組みは実に簡単なのですが、マニアックなレンズが故にバカ高いものが多いのですよね。

チルトシフトレンズ作り方

 レンズが無いなら作ればよいじゃないの(by マリー・レンズワネット)
というわけで作ってみましたので作り方を公開します。

参考にしたサイト

 何事にも偉大なる先駆者はいるもので、今回も例に漏れず参考にさせて頂きました。

幼年期の途中       : ティルトシフトレンズっていい。(作り方)
マイクロフォーサーズとFDレンズで自力根性ティルト&シフト撮影計画〜妥協編 - Blue-Periodさんの日記

 ふむふむ、要はマイクロフォーサーズのようなフランジバック(カメラと映像素子とレンズとの距離)が短いマウントの機種とフルサイズカメラ用レンズを、蛇腹とかで無理矢理繋いでやればよいわけね。

 蛇腹に関しては、上原ゼンジさんの以下の記事が非常に参考になります。
蛇腹レンズの作り方
「トイ蛇腹レンズ」を作ってみよう - デジカメWatch

 うむ、作り方は大体わかった!(ほんとか?)

材料

  • マイクロフォーサーズマウント規格のカメラ

OLYMPUS ミラーレス一眼 E-P1 パンケーキキット シルバー E-P1 PKIT-SLV

OLYMPUS ミラーレス一眼 E-P1 パンケーキキット シルバー E-P1 PKIT-SLV

 今回はOLYMPUS E-P1を使用。他のマウントに関しては出来ないものが多いです、興味ある方は自身で調べてみて下さい。

  • レンズ

140201_ThiltShiftLens 2キタムラで中古で2980円で購入した「Canon FD 35-70mm F4」を使用しました。もうちょっと短くてF値が小さいレンズがあればよかったのですが価格優先しました。

  • ボディキャップ

  • ドリル

RYOBI ドライバドリル CDD-1020

RYOBI ドライバドリル CDD-1020

一家に一台

  • 黒ビニールテープ

ビニールテープ (黒)19mm×20m

ビニールテープ (黒)19mm×20m

100均で買えます

  • 両面テープ

ニチバン 両面テープ ナイスタック NW-15 一般タイプ 大巻

ニチバン 両面テープ ナイスタック NW-15 一般タイプ 大巻

100均で買えます

  • 厚紙・アルミ紙

100均で買えます

作り方

140201_ThiltShiftLens 5

 まずはボディーキャップにドリルで穴をあけましょう。地道に穴をキャップを一周するように開けて行き、最後はヤスリをかけましょう。正直この行程が一番大変です。

140201_ThiltShiftLens 6蛇腹をつくります。100均のアルミ紙的なやつに線を引いて行きます。ここは妻に協力してもらいました。


140201_ThiltShiftLens 7折るとこんな感じに蛇腹になります。


140201_ThiltShiftLens 10あとは、厚紙にボディキャップの穴と同じサイズの穴をあけてやり、両面テープではりつけます。
逆側にも同様の要領で厚紙にレンズと同じサイズの穴をあけてやり両面テープではりつけます。


140201_ThiltShiftLens 12できあがりはこんな感じ


140201_ThiltShiftLens 14カメラに付けて撮ってみた図


140201_ThiltShiftLens 15とりあえず絵は出ました

撮影

 明日早速試写してみようかなと思います、うまく撮れるかな。ドキドキ。

追記:撮影した結果です