大名古屋電脳博覧会を堪能してきた

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大名古屋電脳博覧会

 大名古屋電脳博覧会に少しだけ行ってきました。詳しくは以下。

大名古屋電脳博覧会2017

 いわゆるメディアアートの分野の展示会で、個人的に興味ある分野なので行ったのですが、かなり良かったです。2年に1回の頻度で行っていて、今年で3回目だそうです。知らなかった、次回も行きたいですね。

電脳博覧会展示物

 撮影OKか良くわからなかったので、展示者に撮影してもよいですよと言ってもらえたものかつ興味もったものを紹介します。ほんと極一部で他にも面白いもの、もっと時間かけてみたかったものたくさんありました。

スーパーファミコン的ゲーム GLISE

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 シンプルなドット絵ゲーム。少し遊んでみましたが、シンプルながら奥が深くなかなか面白かったです。メディアアートかというとちょっとわかりませんでしたが、こういうのも良いのではないのでしょうか?(誰に対して投げかけているか不明な疑問)
 一つ残念だったのは、スーパーファミコン自体はダミーということ。実機にこだわってたら最高にカッコ良かったです。

 やっぱりファミコンは実機が最高ですよね。

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ドット絵で描くモロッコの思い出

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 モロッコの旅の思い出をドット絵で表現したとのこと。途中の動画がかなり自然だったので、実際の動画を加工したのかなと思っていたのですが、ドットがあまりに破綻なくキレイだったのでどういう処理をしているのか質問したら、まさかのドット全て手打ちとのこと。
 全体で5分程度の映像だったのですが、狂気に満ちた膨大な手間がかかっていると思います。個人的にはこれを観れただけでも電脳博覧会に来た価値ありました。この映像みたうちの何人がその価値に気づいたかは不明。


 自分ならドット絵加工ソフトのチューニングに走ってしまうだろうなと思います。多分99%くらいの人は、手打ちのドット絵か加工されたドット絵かの判別つかないし、そもそも気にもとめないと思いますが。残りの1%の人が気づく領域に一つの価値があるのだと思います。そういや、昔ドット絵加工のソフトとか作ってた。

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環境と形のプロトタイピング

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 植物をヒントにProcessingやL-SYSTEM、Arduinoなどを使って生成した3Dデータを3Dプリンタで出力しています。

 これはわりと似ようなことを自分もしたことあります。いわゆるジェネラティブ・アートですね。

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 数式で作った3Dデータを3Dプリンタで出力とかもそういえばしたことありました。

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ヒューマンシーケンサー

 人の動きやポーズをKinectで認識して音を奏でるバーチャル楽器。

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 これはまさに同じようなコンセプトの楽器を昔作っていました。ただ、洗練度は全然電脳博覧会で出品されていた方が上で、動きを一定時間録音して、過去の録音したパターンと重ねて見せるというようにみせ方に工夫がありました。

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まとめ

 東海エリアでメディアアートといえば、岐阜のIAMASという印象なのですが、愛知県でもこういう展示会あるのは素晴らしいなと思いました。そして、自分が過去に結構メディアアートっぽいことを色々やっていたことにあらためて気づかされましたし刺激を受けました。
 ただ、同じような着想でやっているのですが、やはり自分のものは趣味でやっているだけとはいえ洗練されていないし、突き詰められていないなと反省しました。もう少し何か1つ2つにフォーカスして立派な作品を作り上げてどこかで展示とかしてみたいなとか、心の奥底で思ったり思わなかったり。