寒い冬の強い味方電気ヒーター3種類(シーズヒーター・グラファイトヒーター・オイルヒーター)を実際に使用して徹底比較

気づいたら家にシーズヒーター・グラファイトヒーター・オイルヒーターがあった。

 私の妻(id:necogista)はたいそうな寒がりで、いつの間にか暖房器具を買い込んでいます。つい最近も「今すぐあったかくなるやつ買ってきて!」と妻に言われ、半日の間、電気ヒーターをネットで調べまわったり、電気屋さんを巡って実機で確認した上で購入しました。そんなわけで、だいぶ電気ヒーターに詳しくなってきたので、それぞれどういう特徴があって、どう使い分けるとよいのかをまとめておこうと思います。この記事が寒がりの方の役に少しでもお役に立てれば幸いです。


 我が家の3種類のヒーター。左からオイルヒーター、グラファイトヒーター、シーズヒーター

4種類の電気ヒーターの比較

 世の中には暖房器具はたくさんあるのですが、今回は手軽に購入でき、すぐあったまることのできる電気ヒーター、その中でも今、比較的人気のあるシーズヒータ・カーボンヒーター・グラファイトヒーター・オイルヒーターにターゲットを絞って紹介していきます。

シーズヒーター

 家電屋さんに行くと、今多くのお店で一番プッシュされているのがこのシーズヒーターです。ダイキンさんだとセラムヒート、コロナさんだとコアヒートなどの名称で呼ばれていますが、分類的にはみなシーズヒーターです。我が家にあったのは、YAMAZENさんの古い機種のものでした。シーズヒーターに関しては、以下matty(id:matty0102)さんの記事を参照下さい(早速手抜き)

 特徴としては、遠赤外線効果が高く体の芯まであったまるということと、水に強く耐久性があるということです。逆に、電気ヒーターの中ではお値段がお高めなのと、温まるのに少々時間がかかる(5分程度)のが欠点です。

 我が家も、mattyさんと同じ下記機種(ERFT11TS-W)を買おうと思ったときもあったのですが、お値段がががというわけで断念しました…

 追記:現状手に入る代替機種にリンク張り替えています

カーボンヒーター

 カーボンヒーターは、不活性ガス中に炭素繊維を封入した石英管を発熱体としています(Wikipediaより)。シーズヒータに比べると遠赤外線効果は低めで、水にも弱いので水場の近くでは使わないほうが良いです。良い点としては、お値段が比較的お安いのと、すぐ温まることです(数秒くらい)。

 とりあえず安い電気ヒーターが欲しいならこれですね。私は所有していないタイプなので、特定のオススメ製品はありません。

グラファイトヒーター

 グラファイトヒーターは、カーボンヒーターの一種で黒鉛を発熱体としたものです。こちらは、カーボンヒーターに比べると比較的お値段が高いのですが、遠赤外線効果もカーボンヒーターに比べて高い上に、温まる速度が非常に速い(0.5秒程度)という特徴を持っています。すぐ暖かくなる暖房器具が欲しいなら、グラファイトヒーターが断然オススメです。

 このグラファイトヒーラー、購入してから冬は毎日のように愛用しているのですが、特に私の部屋のような小さめの部屋を暖める場合、エアコンだとスイッチを入れてから暫く震えながら待たなければいけないのですが、グラファイトヒーターなら、つけて本当に言葉通り一瞬で温まり始めるので最高です。素晴らしいですね。

 以下は、私が使っているものと同種類の最新機種です(私が使っているものは生産中止になっていました)。

オイルヒーター

 難燃性の油(オイル)を電熱器で暖めて循環させてラジエーターフィン(放熱板)から放熱し温めるのがオイルヒーターです。空気を温めるので、エアコンのように乾燥せず、とても優しい自然な暖かさが得られます。また、火傷の心配もなく安全で、小さい子供がいても安心です。また置き場所によっても効果が大きく変わってくることが特徴です。詳しくは以下(また人任せ)。

 我が家では下のように窓とベッドの隙間に入れています。これだけ密着させても火事や火傷の心配はありません。
 密着

 欠点は、温まるまでに時間がかかることと、それほど暖房効果は高くないことです。じんわり優しい暖かさは他の暖房器具では味わえませんが、部屋がとても寒くてすぐ温まりたいという用途には不向きです。

まとめ

 今回紹介した電気ヒーターの特徴を簡単にまとめると以下になります。機器の性能や価格は年々変化しますし、メーカや機種によって大きく変わるところもあるのであくまで参考くらいに捉えてください。これらを目安に具体的な機種を探していくのがよいのじゃないかなと思います。

項目 シーズヒーター カーボンヒーター グラファイトヒーター オイルヒーター
遠赤外線効果 -
温まる速度
5分程度

5秒程度

0.5秒程度
×
1時間程度
本体価格
1〜3万

5000〜7000円
○7000〜1万円 ×
3〜5万円
安全性

 水に強いシーズヒータは、お風呂の脱衣所や台所。すぐ温まるカーボンヒーターは個人の部屋やリビング。温まるのに時間がかかるけど、優しい暖かさの得られて安全なオイルヒーターは寝室やリビング。というように使用用途によって使い分けるのもよいかもしれません。

 もしどれか一つ買うなら、遠赤外線効果も高くて、すぐにあったまることのできるグラファイトヒーターがバランスがよくてオススメかなと思います。

変更履歴

  • 2022/12/19 Amazonリンク修正
  • 2019/11/02 記事修正・リンク切れ修正
  • 2018/01/14 グラファイトヒータに関して感想を追記