PIXELがPC/Macに対応
Raspberry Piの標準OS Raspbianの最新デスクトップPIXELがなんとWindowsやMacに対応しました。
MacでもRaspbianが動く!?これはやってみるしかないということで、とりあえず試してみました。
PIXEL on Mac Book Pro
起動ディスク作成
下記リンクからイメージ2016-12-13-pixel-x86-jessie.iso
をダウンロードします。1.4GBくらいあるので気長に待ちましょう。
適当なUSBメモリを起動ディスクとします。自分は、家に転がっていた小型で安い以下のUSBメモリを使用しました。
ダウンロードしたイメージファイルをUSBメモリに焼くのはEtcherというソフトが推奨されています。Etcherを使って起動ディスクを作成する方法は、下記記事参照下さい。下記記事はSDディスクを使って作成する例ですが、SDディスクをUSBメモリ、Raspbianのイメージファイルをpixelのイメージファイルに読み替えればほぼ同じ要領で作成できます。
http://hendigi.karaage.xyz/2016/12/etcher/
ddコマンドを使ってUSBメモリに焼いても大丈夫です。以下記事など参考に作成下さい。
Macを起動ディスク(USBメモリ)から起動
次に、MacにUSBメモリを挿入した状態でAlt
キーを押しながら起動します。すると以下のような画面が出てくるので、右のWindowsを選択
ちなみに、家にあった2009年版のMac miniでは、右のWindowsが表示されず起動できませんでした。調べたら、どうも下記のように少し起動ディスクの作成方法を工夫しないとダメみたいです。今回はMac miniでは自分では試していません。
STICKY: Fixing booting of the x86 image on Macs - Raspberry Pi Forums
以下起動画面。
Raspberry Piマークが表示
見慣れたPIXEL画面がMacに表示される
MacでRaspbian Jessie with PIXEL起動した!!
普通にWiFiも使えて、ネットサーフィンできました。ブログの表示はところどころ変。ベータ版だから?
まとめ
PC/Macに対応したRaspbian Jessie with PIXELを早速Macで起動してみました。今のところはベータ版ですが、普通に高速なRaspberry Piを使う感覚で使用できるのでなかなか良さそうです。Ubuntu使えばよいじゃんという話もあるのですが、RaspbianとUbuntuの違いで環境構築使い分けたりするのがめんどうくさかったりするので、どうしてもUbuntu使いたいということがなければ、今後の完成度次第では、Linuxの1ディストリビューションの選択肢として、Raspbian Jessie with PIXELを使うのもありかなと思いました。
注意事項
一応書いておきますが、この記事の内容はある程度PCに詳しい人向けに書いています。それほど危険性は高くないですが、間違えるとPC/Macを元に戻せなくなる可能性もゼロではないので、初心者の方は詳しい人と一緒にやるか、不要なPC/Macでまずは試してみることをお勧めします。
実際、私のときは「PIXEL」での動作が直接の原因か分からないのですが、「PIXEL」起動後Mac OS Xの解像度がおかしくなりました。そのときは、「command (⌘)」「option」「P」「R」を同時押しして起動してNVRAMリセットすることで治すことができました。NVRAMリセットの詳細に関しては以下サイト参照下さい。