Raspberry Piに最適な小型ディスプレイ「Quimat 3.5インチタッチスクリーンディスプレイ」を素のRaspbianからセットアップする方法

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Quimat 3.5インチタッチスクリーンディスプレイ

 ツイッターで見かけて気になっていた、Raspberry Pi用の小型ディスプレイ、Amazonセールで安くなっていたので衝動買いしてしまいました。

 実は、Raspberry Piの小型ディスプレイは、上記のもの以下のもの以外にも、以下のディスプレイを購入しています。

 ただ、このディスプレイ色々不満点があって、あまり使わなくなってしまっていたのですよね。具体的には以下です。

  • 2.8inchがちょっと小さい
  • ディスプレイがSPI接続のため、表示するためだけに色々設定が必要(ブートローダの書き換えも必要、自分はハマってめちゃ大変だった)
  • GPIOポートが塞がれて使いづらい

 一方、今回のディスプレイは上記の不満点が全て解消されている上に、色々プラスアルファもあり最高です。具体的には以下です。

  • 3.5inchの大きめ画面
  • HDMI接続なので、特に設定しなくても画面の表示可能(タッチパネルは設定必要)
  • GPIOポートのコネクタを塞がず、横から出している
  • ケース付属

 自分が「こうならよいのに」と夢想した(むしろそれ以上)のものが、まさにここにあるといった感覚でした。しかも3000円ちょいとリーズナブルなお値段。ほんとこれ作った人最高です。

 セットアップも付属のDVDのイメージ使えば、設定しなくて良い様なのですが、私は素の最新のRaspbianを使いたかったので、自分で設定しました。そのときちょっとハマったので、知見としてレビューと合わせて、ここにメモしておきます。

「Quimat 3.5インチタッチスクリーンディスプレイ」セットアップ方法

内容物確認

 開封レビュー的なやつです(笑)

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 シンプル(安っぽい)包装

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 内容物。ちなみに私はDVDは使いませんでした

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 基板。GPIOのピンヘッダが嬉しい

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 ディスプレイ

ディスプレイ動作確認

 まずはディスプレイが映るか確認してみます。Raspberry Piとディスプレイをピンヘッダで接続した後、HDMI中継基板でRaspberry Piとディスプレイを接続します。

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 このHDMI中継基板作った人天才だと思う 

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 素のRaspbianでもちゃんと表示してくれます

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 IchigoJam with Raspberry PiでもOK。この組み合わせは良いかも!

ケース組み立て

 ケース組み立ては特に迷うことはないと思います。私も勘で組み立てました。参考までに組み立てながら撮った写真を載っけておきます。

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タッチパネルの設定

 基本的には、以下記事を参考にしてセットアップしましたが、少しだけハマりましたので、私のセットアップ方法をメモしておきます。

 前提として、Raspbianを以下の記事を参考にセットアップします。

 今回は、Raspbianのバージョン、現時点での最新である2017-11-29の日付のRaspbian Stretchを使いました。

 あとは、紹介した記事の通りに設定したのですが、私の場合何故かタッチパネルの上下が逆さでした。2.5インチのとき苦労した経験を生かして/etc/X11/xorg.conf.d/99-calibration.confの設定に、以下の様にOption "InvertY" "1"を追加することで想定通り動くようになりました。何故上下逆になってしまうのかは謎です。Raspbianのバージョンによる違いがあるのかもしれません。

Section "InputClass"
        Identifier      "calibration"
        MatchProduct    "ADS7846 Touchscreen"
        Option  "Calibration"   "3936 227 268 3880"
        Option  "SwapAxes"      "1"
        Option  "InvertY"      "1"
EndSection

 上記の設定、結構手間なのでスクリプトにして以下リポジトリにアップしました。

 具体的には、RaspbianのSDを作成して起動した後、以下の3行のコマンドを走らせれば、ディスプレイの設定が完了して、タッチパネルが動く様になります。ちなみにディスプレイを使いたいだけだったら、HDMIのコネクタをつなげて起動すれば、普通に表示されます。最高かよ!

$ git clone https://github.com/karaage0703/raspberry-pi-setup
$ cd raspberry-pi-setup
$ ./setup-quimat_3_5_display.sh

 実際にタッチパネル動かしている様子は以下です。

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 タッチパネル、人体じゃなくても反応するので、抵抗膜式ですね

まとめ

 「Quimat 3.5インチタッチスクリーンディスプレイ」をべた褒めした上で、セットアップの方法紹介しました。ちょっと興奮気味に紹介してしまいましたが、ほんとこれ最高です。いずれ書こうと思うのですが、実はこのディスプレイのおかげで、既にめちゃくちゃ助けられています。

 Raspberry Pi用の小型ディスプレイ探している方にはほんとオススメです。私は、もう1個買おうかなと本気で考えています。

追記

 DPZのライタなどで活躍中のnomolk (id:slideglide)さんが、この記事をきっかけにディスプレイ購入し記事を書いていらっしゃいます。私の記事より断然丁寧なので、まだ迷っている人は、こちらも見てみると良いかもしれません!

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