将来の書籍のあり方について真面目に考えてみた


 僕が将来の技術予想図を人に話すとき、最近一番多くの人から反発をうける技術の1つが電子書籍です。僕は遅くとも10年で(技術の進歩次第でもう少し早まるかも)本(漫画、雑誌、新聞含む)はデジタル化され、電子配信の方向に進むだろうと考えています。そのころ、紙媒体はぜいたくな嗜好品となっているでしょう(今でいうレコードかな)。
 一番多い反対意見の一つが「本を読む質感が失われる」という不可解な理由です。僕はデジタル至上主義なので、あらゆるものは電子化されるべきと考えています。大体本って場所とるんですよね、紙の本が好きって人は本をどこにしまっているのか不思議です。本って意外にかさばるのですぐ家が本で埋まってしまうと思うのですが。
 僕は、普通に売っている本は欲しいときまた買えばよいと割り切ってどんどん捨てています。ただ、雑誌のバックナンバとかは結構貴重なので、広告を切り取って薄くして保管するという涙ぐましい努力をしています(それでもどんどん溜まっている)。漫画は買い出したらお仕舞いなので、買う代わりに漫画喫茶に行っています。今の家の本が全部電子化できるなら、10万くらいは出してもいいです。
 僕は別にパソコンの画面でも平気なのですが、一般に普及するには後はインターフェースですかね。今の電子書籍リーダでは全然だめでしょう。ペラペラの紙みたいなデバイスができて、配信体制が整えば一気に普及するんじゃないかな。価格破壊が起こるともっと面白いかと思います。自分の欲しい本が、今の本の半額くらいで欲しいと思った瞬間に手に入って、数100冊の本がポケットに入る。考えただけでワクワクします。そんな時代早くコイコイ。まあ僕はジャンプが電子配信されたタイミングで書籍リーダを間違いなく購入するでしょう。