実は最近ずっと、CASIOのEX-ZR10というデジカメが気になってまして、その理由がHDRアートという機能。HDRっていうのは、同じ写真を露出を変えて何枚か撮って、その数枚の写真をソフトウェア的に合成することで生成する、黒潰れや白飛びの無い広いダイナミックレンジをもった写真のことで、今ではiPhone4にも搭載されている機能です。
このHDRの際の画像処理を、色々設定変えて合成すると絵画みたいな面白い写真になるので、一昔前に結構流行っていたことがありました。「HDR Creme」とか行くと代表的な写真が見れます。
ただ、このような写真の合成は、iPhone4を代表とする今のデジカメに搭載されているHDR機能ではできなくて、「Photomatix」という1万数千円程度のソフトウェアを買って、三脚とかで固定して3枚以上露出の違う写真をとるといっためんどくさい作業が必要だったのです。
それをシャッター1発でデジカメ内で生成してくれるのが、前述したEX-ZR10というデジカメで、価格comで2万5千程度だし、ソフト買うくらいならこれ買った方がいいかなとか悶々としていると、なんとそのCASIOさんがそれらの処理をネットワークで行うサービスを始めたというでわないですか!CASIOさん凄いです。正直今までCASIOさんのデジカメ馬鹿にしてたけど、これからCASIOさんって呼ばさせて下さい。
『IMAGING SQUARE』
そんなわけで、CASIOさんのすばらしいサービス IMAGING SQUAREです。登録(無料)して、ログインして、アップデートして、変換するだけ、何も難しいことはないです。
試しに「以前三重に工場を撮りに行ったときの写真」を変換してみました。
他にも色んなフィルタがあります。これは色鉛筆。でもやっぱり目玉はHDRアートかな。
普通HDRの処理は、三脚で固定して3枚以上写真をとるか、RAWデータという一部のデジカメでしか生成出来ない画像データが必要なのですが、これはJPEG1枚からここまでの写真を生成できてしまうのが、素晴らしいです。Photomatixとは何だったのか。
今は写真にロゴが入るようですが、そのうち有料サービスが始まって、ロゴが無くなるのを選べるようになるのかな?お金次第では払ってもいいかなという感じ。