M5Stackが気になって買ってしまいました
私のタイムラインで、多くの人が購入していた「M5Stack」。いわゆるマイコンモジュールなのですが、小型、安価、電源内蔵、WiFi・Bluetooth搭載、TFT搭載、スピーカ内蔵、Arduino IDE対応でお手軽セットアップとまさに全部入りの夢のようなモジュールなのです。詳細はスイッチサイエンスさんの以下詳細記事参照下さい。
「これ、買ったはいいけど絶対積み基板(買ったまま積まれる基板、罪基板とも言う)になるやつだ!」と思って我慢していたのですが、気を失って気づいたら発注していました。おそロシア…
突然の発熱などあり遅くなりましたが、ようやくM5Stack発注できました。勢いでウォッチバンドも買ったので、クソダサいスマートウォッチデビューもできます。ビジネスから冠婚葬祭までいけそう pic.twitter.com/DI7Qu2AOax
— からあげ=タベタイナ (@karaage0703) 2018年4月4日
ちなみに、M5Stackの中で使われているメインマイコンはESP32なので、以前購入した以下のようなデバイスのお仲間ですね。
M5Stackをセットアップしてスマートウォッチ化するまで
基本的には、以下を見ていけばOKなのですが、自分へのメモとして、Macへのインストール方法手順を書いておきます。ちょっとだけハマったところはArduino IDEのバージョンが古くて、コンパイルが通らなかったところくらいでしょうか。
M5Stack - Modular Rapid ESP32 IoT Development Board - ESP32 dev kits– m5stack-store
必要なハードウェア
PCの他は、M5Stack BASICとM5Stack用ウォッチバンドです。PCはWindowsでもMacでもLinuxでも大丈夫なようです。
M5Stackはスイッチサイエンスさんで買うのがオススメです。
Amazon経由でも買えます(出展しているのはスイッチサイエンスさんです)。
M5Stackはおしゃれなケース付きで良い感じです、地味に嬉しいです
ほんとは、9軸IMUが付いたM5Stack GRAYが欲しかったのですが、当時は在庫切れでした。
Arduino IDEインストール
Homebrewでインストールします。以下1行でOKです。
$ brew install arduino
Homebrew Caskに関しては、以下参照下さい。
最初古いバージョン(1.6.5)使ってたら、コンパイルできずハマりました。最新バージョン(今の時点で、1.8.4)を使いましょう。
SiLabs CP2104 Driverインストール
以下から自分のOSにあったドライバをダウンロードしてインストールします。
ESP32 Arduino Coreをインストール
ターミナルから、以下をそのままコピペします。
mkdir -p ~/Documents/Arduino/hardware/espressif && \ cd ~/Documents/Arduino/hardware/espressif && \ git clone https://github.com/espressif/arduino-esp32.git esp32 && \ cd esp32 && \ git submodule update --init --recursive && \ cd tools && \ python get.py
M5StackとPCをUSBケーブルで接続してからArduino IDE起動して、以下設定
ツール -> ボード -> M5Stack-Core-ESP32 シリアルポート -> /dev/cu.SLAB_USBtoUART
ライブラリのインストール
Arudino IDEのメニューからライブラリ -> ライブラリの管理を開いて、以下の通りm5で検索してインストール。
ソースをビルドしてボードに書き込み
Arduino IDEのスケッチ例から、テスト用のプログラムとしてM5Stack -> Basic -> Helloを選択します。
IDEの右矢印(→)のボタンを押すと、ソースをコンパイルして基板に書き込みます。M5Stackに「Hello world」と小さく表示されたらOK。
今回はスマートウォッチにしたいので、次にM5Stack -> Advanced -> Display -> TFT_CLOCK か TFT_CLOCK_DIGITALを選択して書き込んでおきましょう。
M5Stackをスマートウォッチにする
最初にM5Stackの電源をオフにしておきましょう。電源オフは、電源ボタンを2回クリックです(最初ずっと長押ししてました)。
まずは分解して、M5Stackの下部分を取り除きます。
写真だと左が下部分ね
次にバッテリーを接続します。
バッテリーの向き。+は赤と信じて組み付け。電源はオフしておきましょうね。
バッテリーはこんな感じにおけばいい…のか?
ここで、一応電源オンして起動するか確認しておきましょう。問題なければ、ウォッチバンドを組み付けて行きます。説明書とか無いので、基本的に勘で取り付けて行きました。説明が難しいので…まあ写真と雰囲気で
この細い棒をバンドに通して取り付けます。まあ、やれば分かります(何の説明にもなっていない)
六角レンチは付属しています。これで完成
スマートウォッチできた!これはアナログ時計
ソフトを書き換えると、あっという間(?)にデジタル時計
スマートウォッチのスキンの切り替えは、自分でデザインしてプログラミングしてPCでIDE使ってマイコンに書き込み、これが今風ですよね!
まとめ
「M5Stack」買ってスマートウォッチ化してみました。わかる人には丸わかりですが、セットアップしてサンプル動かしているだけです。でも、それだけでスマートウォッチ(と呼んで良いのかわかりませんが)になっちゃうのだから、なかなか面白い全部入りデバイスと思います。
こういうデバイスは積んでおいて、いつか閃いたら何か面白いことをするに限ります。その名の通りStackなので、思う存分買って積みましょう。ケースも付属していますしね!
自分がフォローしている範囲内ですと、ミクミンPさんや、robo8080さんが、色々やられているので、フォローすると良いかと思います。
M5Stack でしゃべる腕時計できた pic.twitter.com/KvtYZhSSZB
— ミクミンP/Kazuhiro Sasao (@ksasao) 2018年4月7日
追記:メルセデスベン子さんもフォロー必死ですね
M5Stack 割れた!!! pic.twitter.com/fxRkCSQhk8
— メルセデスベン子 (@nomolk) 2018年4月10日
参考リンク
M5Stack の環境設定(Arduino & MicroPython) - Tech Blog by Akanuma Hiroaki
MicroPythonまで含めた環境設定。全体的に、私の記事より詳しくて丁寧なので、こっちを参考にした方が良いかもしれません(笑)
Talking wrist watch for M5Stack · GitHub
みくみんPさんのしゃべる時計のソースコード
GitHub - nomolk/M5Stack_CrackScreen: Crack your M5Stack!!
メルセデスベン子さんのスクリーンが割れるやつのソースコード
開催してみたら凄かった!M5Stackユーザーミーテング Vol.1 - Togetter
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履歴
- 2018/05/16 参考リンクに「M5Stackユーザーミーテング Vol.1」まとめ追加