Jetson NanoでMIDIを使いたい
ちょっとした事情で、Jetson Nanoで懐かしのポケット・ミク(ポケミク)さんを動かしたくなりました。
Raspberry Piで動かしたことあるので、Jetson Nanoでも楽勝だろうと思っていたら、Jetson Nanoは基本的にオーディオ出力系はあんまり想定していないようで、めちゃめちゃハマりました…Python3にMIDIを制御するライブラリのPygameを入れるだけで大変な上、結局それだけではダメで、カーネルのビルドまでする羽目になりました。
そこらへんの奮闘記は、マニアックなのでQiitaにまとめました。興味ある方は以下2つの記事をご覧下さい。
Jetson Nanoでポケット・ミクさんを使う
そんな苦労の甲斐あってポケミクを使えるようになりました。
歌うキーボード ポケット・ミク (大人の科学マガジンシリーズ)
- 発売日: 2014/04/03
- メディア: ムック
サンプルプログラムを動かすとポケット・ミクさんが「変デジ研究所♪」って歌ってくれます。可愛いですね。
Interface8月号がほとんどJetson Nano特集でヤバイ
そんな感じでJetson Nanoばかりいじっているわけですが、Interface8月号がかなりヤバイです。
ほぼJetson Nano特集号だった上に、安価なロボットをAIを使って制御するって記事が、アイディアも抜群によいですし、内容的にもかなり良かったです。他のコラムも充実していて、新たな発見やヒントになることが多く盛り込まれていました。負けていられない(?)ですね。
Interface(インターフェース) 2019年 08 月号
- 発売日: 2019/06/25
- メディア: 雑誌
まとめ
久しぶりにポケミクをいじってJetson Nanoから制御してみました。もうポケミク発売したの5年前なのですね。ポケミクは、歌うだけでなく普通に小型のハードウェアMIDI音源としても使えるので、実はかなり凄いやつだったりします。ラズパイとも簡単に組み合わせられるので、ラズパイ等のMIDI出力できるようなマイコンと組み合わせて音出したい人にはオススメです。Jetson Nanoとの組み合わせは正直あんまりオススメしません(笑)
それはそうと、Jetson Nanoはオーディオをもうちょっと使いやすくして欲しいですね。HDMIからの音声出力は、モバイルデバイスとしては扱いづらいです。ポケミクさん無しでも演奏できるように、ソフトウェアMIDI音源やI2S出力、PWM出力を組み合わせることも考えてみようかなと思います。
とりあえず、次は以前Kinectで作成した「ヒューマンシーケンサー」のJetson Nano版を作ろうと思います。
というか実は大体できて動いています。そのうちブログ公開するのはまだ先の予定ですので、気長に待っていて下さい。
歌うキーボード ポケット・ミク (大人の科学マガジンシリーズ)
- 発売日: 2014/04/03
- メディア: ムック
Interface(インターフェース) 2019年 08 月号
- 発売日: 2019/06/25
- メディア: 雑誌