ビジネスにおいて怒りは必要なのか?

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キャンセルされた飛行機の返金がいつまでもされなかったときの行動

 Twitterで結構反応のあったツイートです。

 経緯をすこし詳しく書くと、仕事の出張でとった飛行機のチケットが新型コロナの影響でキャンセルになってしまったのですが、旅行会社からいつまでも返金処理がされずに困っているという状況でした。いつ返金できるのか分からないなら、いっそ返金を諦めて欲しいので(そうすれば会社で精算ができる)交渉しようとチャットで問い合わせたら、上記の状況になったというわけです。

 その後の処理に関しては、本筋ではないのでここには書きませんが、こちらの要望を伝えて、相手にも理解してもらえて前向きな交渉をすることができたので、それなりに満足する結果となりました。

ビジネスで怒るべきなのか?

 上のケースで、私は怒った顔の顔文字を送りましたが、特に怒っていたわけではありません。どちらかというと、システムの反応をみたかったという興味が半分くらいです。今回は、たまたま1発目でうまくいきましたが、ダメだったら一通りの記号やコマンド的な文字列を送ってみるつもりでした。そこに感情はないです。

 怒りに限らず、ビジネスではあらゆる感情を持たないマシーンになるようにしています。昔は、仕事がうまくいかないときに(主に人間関係で)、怒ったふりをしたこともありました(俗にいうファッションお怒り)。あとは、なんとなく人を怒らせてみて、反応をみてみるという実験をしたりもしてました。多分サイコパスだと思われていたでしょう。その経験から、怒りの感情で仕事がうまくいくことは少ないかなと感じています。たまに今回のように、相手の対応を引き出せたりするくらいでしょうか。ただ、これも短期的なものですし、相手との関係がこれっきりで終わっても良いという覚悟の上で使うべきでしょう。

 同じふりをするなら、喜んだふり、感謝をするふりをした方が仕事上はスムーズにいくことが多いと思います。あくまで自分のケースですが、同じようなことを感じている人は多いのではないでしょうか。

 たまに、仕事で本気で怒っている人をみかけます(もちろんファッションの可能性もありますが)。「本気で怒れるほど仕事に真剣」と取られることも「感情をコントロールできない人」と取られることもあります。昔は前者が多かった気がしますが、最近は後者の方が多い気がします。

まとめ

 ビジネスにおいて怒りは必要なのか?という疑問に対して、最近あった事例から思ったことを書いてみました。

 私の結論としては、「ビジネスに怒り(感情)は不要。ファッションお怒りは短期的には効果があるけど、長期的な目線ではおすすめしない」といったところです。何より怒るのって、フリでも疲れますからね。なのでチャットでクリック一発でファッションお怒りできる絵文字は便利な発明だなと思います。ビジネスでは、怒るのも怒られるのも低コストにしたいですね。リモートワークが進んで、この傾向は加速していくのではないかなと思います。

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