「銀河戦国群雄伝ライ」を知っているか?
Kindleでミスター味っ子のセールがやっていて、全巻一気に買ったときに、全27巻が2000円以下で買えたので、思わず一気に買ってしまいました。
今はセールが終わってしまい、全巻買うとそれなりのお値段がしますが、5巻までは無料で購入できます。

- 作者:真鍋譲治
- 発売日: 2018/05/30
- メディア: Kindle版
30年くらい前の漫画で、自分は全然知らなかったのですが、アニメ化もしていたようで、それなりに有名な漫画のようです。
「銀河英雄伝説」+ 「スターウォーズ」+「三国志」 + 「日本の戦国時代」
どんな漫画かというと 「銀河英雄伝説」と「スターウォーズ」をベースに三国志を中心とした、世界の歴史の軍記もののエピソードをとにかくぶち込んで煮込んだら出来上がった漫画です。
世界観も、特に説明なく人間と獣人(宇宙人?)が共存していたり、宇宙区間で甲冑を着た武者が戦っていたりと、冷静に考えるとツッコミどころがあり過ぎる漫画なのですが、話はテンポよく勢いもあるので「まあそういう世界観なんだな」と思えば、そこまで気にならず読み進められます。暇なときに暇つぶしに読めばよいかと思っていたものの、なんだかんだで続きが気になり一気に全巻読んでしまいました。
キャラクタやエピソードは、ほぼ歴史のエピソードそのままのものが多いです。諸葛孔明そのもののキャラクタだったり、三国志や、日本の戦国武将の有名なエピソードだったり(以前ブログ記事に書いた捨てがまりっぽいエピソードもあったりします)。
ある意味、歴史のパロディーというか二次創作的な作品でもありますね。ストーリーは基本成り上がりで爽快ですが、実際の歴史っぽく、重要なキャラクタが結構あっさり死んだり、強いキャラクタが突然の不運で弱体化したり、偉い人が愚かだったり、人物関係や人物像に変にリアリティがあります。個人的には結構たのしめました。
まとめ
「銀河戦国群雄伝ライ」という漫画を一気読みしたので、勢いで紹介してみました。有名な漫画はそれなりに読んでいるつもりだったのですが、全然ノーマークでした。アニメ化もしているので、知っている人は結構多いのでしょうか?
悪く言ってしまえば、設定からエピソードまで全部寄せ集めなのですが、組み合わせて整えれば、作品として読めるものができるし、オリジナリティが出てくるのだなと思ったりしました。
独創力とは、思慮深い模倣以外の何ものでもない
18世紀フランスの哲学者ヴォルテールの言葉ですが、マネから生まれるオリジナリティの力みたいなものを感じました。「銀河戦国群雄伝ライ」5巻まで無料ですので、気になった方はどうぞ。ただ、一気に読みたくなってしまう可能性が少しだけあるので、時間のあるときに読むことをオススメします。

- 作者:真鍋譲治
- 発売日: 2018/05/30
- メディア: Kindle版