子供が安全にKindle端末を使える「Kindle fire HD 10 キッズモデル」の設定方法

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子供に電子の無限の本棚を

 最近、電子書籍を買うことが増えてきました。Pythonのスクリプトで調べたところ、今年もKindleだけで150冊程度買っていたようです。電子書籍だと、本棚が埋まってしまう問題に悩まされなくてよいのは、本好きにとっては本当にありがたいですね。個人的には電子書籍が紙の書籍のメリットを完全に上回っています。

 一方、ちょっと気にしているのが、子供への影響です。子供向けの絵本とかは紙の書籍で買っているのですが、自分の子供の頃を思いかえすと、自分で本が読めるようになってくると、家にある本棚の本に育てられたという実感があります。特に、大人向けの本を大半が意味分からなくても読む経験というのは、重要なんじゃ無いかなと思っています。意味もわからずトラ技(トランジスタ技術)とか、本棚の奥に隠れたちょっと刺激的な本を隠れて読んだのは、自分が本を読むようになった原体験な気がしています。

 電子書籍だと、そういう物理的な本棚のアクセスがどうしても弱くなってしまうなと思います。といっても、自分のアカウントのKindle端末を本棚代わりに渡すのは、セキュリティの面で心配ですし、読まれると流石にまずい本(エッチなやつ)も少々あります。「何かうまく解決する方法ないかなー」とずっと悶々としていたときに飛び込んできたのが、以下のツイートでした。

 「自分の選んだ本だけ読めるように設定できる!?」そんな機能あるの?と調べたら、確かにそんな機能があるみたいです。

自分が買ったKindleマンガや書籍を子供や家族にも読んでもらう方法 | by いしたにまさき | シン・みたいもん

 これは良いなと思い、以前から気になっていた「Kindle fire HD 10 キッズモデル」を購入しました。

Fire HD 10 キッズモデル パープル (10 インチ HD ディスプレイ) 32GB

Fire HD 10 キッズモデル パープル (10 インチ HD ディスプレイ) 32GB

  • 発売日: 2019/10/30
  • メディア: エレクトロニクス

 結論からいうと、これが大正解でした。キッズモデルのKindle端末では、以下の3つのメリットがあります。

  • 親の書籍から選んだものを手軽に子供のKindle端末に配信
  • 子供向けコンテンツのサブスクリプション「Amazon Kids+」(旧 Amazon FreeTime Unlimited)が1年間無料
  • 子供の端末の使用時間をコントロール可能

 これらの機能は全て「Amazon ペアレントダッシュボード」というウェブサービスで設定可能です。もともとやりたかった「自分の所有している本から選んだものをKindle端末への配信」することは、キッズモデルのKindle端末でなくても実現できるのですが「Amazon ペアレントダッシュボード」を使った方が手軽にできます。

 以下設定方法を簡単に紹介します。

キッズモデルのKindle端末の設定方法

初期設定

 Amazonで購入したら、最初からすでにアカウント紐づけられています。

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 自分の場合は、勝手にWiFiに繋いでくれました(WiFi設定がAmazonアカウントに紐づく仕組みがあるため)。ここで迷うのが、親のアカウントでログインするのか、子供向けに新しくアカウントを作るべきなのかということです。

 結論からいうと、自分の(親の)アカウントでログインすればOKです。子供のアカウントは作らず、親のアカウントに紐づく形(サブアカウント的扱い)になります。

 続いて、子供のプロフィールとして「名前」「誕生日」を入力したあと、親用のパスワードを設定します。

キッズモデルのKindle端末に自分の電子書籍を配信する方法

 やりたかった電子書籍の配信、冒頭で紹介した方法でもできるのですが、Amazon ペアレントダッシュボードを使うのがより手軽です。以下からサイトにアクセスします。

Amazon ペアレントダッシュボード

 以下メニュー画面が表示されます。 f:id:karaage:20201224223522j:plain:w640

 コンテンツの追加をタップすると、以下の画面が表示されます。 f:id:karaage:20201224223512j:plain:w640

 あとは、配信したい本を選択していくだけです。手軽で良いですね。ちなみに、一番上の本は絶対子供に配信しちゃダメな私の本です(笑)

使用制限機能

 ペアレントダッシュボードを使うと、使用可能な時間をコントロールできます。

 夜遅くまでKindle端末を使うことや、アプリの使いすぎを防止することができます。

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 もうちょっときめ細かく制御できるとよいですが、必要最低限の設定はできるようになっています。

 使用時間を過ぎると、以下のようにロックがかかり使用できなくなります。

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 親が使う場合(設定を変えるときなど)は、最初に設定したパスワードでロックを解除することになります。

キッズモデルのKindle端末の使用感

ドラえもんケースが良い

 付属のドラえもんケースが良いです。自分も欲しいくらいです。娘はドラえもんが好きなので気に入っています。

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 以下のように背負ったり、肩掛けできたりします。 f:id:karaage:20201229101626j:plain:w640

 肩掛けがお気に入りのようで、最近はどこに行くにも持ち運んでいます。

Amazon Kids+

 子供向けの書籍や知育のアプリ、ゲームなどが使い放題のサブスクサービス「Amazon Kids+」が1年間無料で使えます。

 書籍は、ものすごい充実しているというレベルではないですが、決して悪く無い品そろえだと思います。

 プリキュアの計算アプリや、英語の勉強アプリとか自分からやっています。

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 プリキュアアプリがお気に入り

 書籍は色々入れてみましたが、気づいて読めるようになるのは数年後かな… f:id:karaage:20201224215940j:plain:w640

まとめ

 「Kindle fire HD 10 キッズモデル」と子供が安全にKindle端末を使える設定方法に関して紹介しました。5歳の娘には、タブレットは早いかなという気もしましたが、思ったより知育向けのアプリを自分から楽しんでやってくれているので良かったかなという印象です。使用時間の把握と制限もウェブで手軽にできるので、安心感もあります。

 肝心の本の方は、まだこれからかなと思っています(まだ一人ですらすらと字が読めないので)。しかし、Amazon Kids+の1年無料サブスク、太っ腹だなと思っていましたが、子供のハマりっぷりをみると、これ1年後に解約できる気がしません。恐ろしいビジネスモデルです…

 子供にデジタルデバイスを与えるべきかというのは、親にとって悩みどころかもしれませんが、私自身がまだPCが家庭に普及していない子供時代に親のPCのMS-DOSとかいじっていた人間ですが、まあなんとか無事に(?)育っていますので、基本的には容認のスタイルです。

 もちろんその子供ごとの向き不向きもあると思うので、デジタルデバイスを使用する様子をデジタル的なデータとアナログ的な見た目の両面で把握して都度判断したいなと思っています。この辺りは、自分も自信も知見もないので、何かより良いアドバイスとか知見あれば、そっと教えていただけると嬉しいです。

Fire HD 10 キッズモデル パープル (10 インチ HD ディスプレイ) 32GB

Fire HD 10 キッズモデル パープル (10 インチ HD ディスプレイ) 32GB

  • 発売日: 2019/10/30
  • メディア: エレクトロニクス

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