GitHubで「Deep Running」というREADMEだけのリポジトリを作ったら奇跡が起こった

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「Deep Running」が産まれた日

 もう元記事は消えてしまったのですが、なんか的はずれだなーと個人的に感じた「分身ロボットカフェ」を批判する記事がありました。記事の内容はどうでも良いのですが(すでに忘れました)。その記事にあった「ディープランニング」というパワーワードがみょうにツボに入ってしまいました。

「Deep Running」の奇跡

 我慢できず、勢いだけでGitHubに「deep running」というリポジトリをREADMEとライセンス(MIT)だけ作成してみました。

 多分、イオンで買い物していたときだったので、iPhoneでリポジトリ作ったと思います。すぐ、消そうかと思っていたのですが次々にStarがつく怪現象が始まり、なんとREADMEしかないリポジトリに次々とPull Requestが(笑)

 iPhoneで、内容を最低限確認して、次々とマージしていったら、闇のソフトが産まれましたw

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 その後も、次々とアップデートしていき、ついにPyPIに登録までしてしまいました。

 Python環境がある人だったら、以下2行で簡単にDeep Runnningできるようになるので、是非試してみてください。

$ pip install deep_running
$ mario_deeeeeep_running

 台湾のオードリー・タンさんは、200行のコードで驚くほどパフォーマンスが高いアプリケーションを作成したとのことですが、私は2行のREADMEだけで恐ろしいほどヤバい闇のアプリケーションを作ってしまったので、もはやオードリー・タンを超えたといっても過言ではないのではないでしょうか?(過言です)

石井:今回の私の質問は少し技術的なことです。オードリーさんは天才プログラマーとして有名です。GitLab Taiwanのエンジニア友人から伺ったのですが、オードリーさんはわずか200行のコードで、驚くほどパフォーマンスが高いアプリケーションを作成したことがあるそうですね 。

 軽量で効果的なコードを書くための秘訣があれば、3つほど教えていただけますか?

オードリー・タン:1つ目は、デザインやグラフィックやアイコンなどを除外した、コアとなる機能のみが書かれたコードをコミュニティと共有することです。

 私はコードを公開する時、「このコードは暫定版なので、プルリクエストをお送りください。」と言います。そうすれば、他の皆さんが(修正時の心理的ハードルが下がるため)貢献しやすくなります。

まとめ

 「Deep Running」というソフトがおこした奇跡について紹介しました。ほとんどネタといえばそうなのですが、個人的にはDockerファイルの作り方とかPyPIのパッケージを作成するスクリプトなど、地味に勉強になって得るもの大きかったです。

 OSSの可能性を感じたちょっとした出来事でした。Deep Runnningは、誰でもPR送れるソフトなので気が向いたらいつでもPRしてください。開発方針などは、特にありません(笑)

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