「Deep Running」が産まれた日
もう元記事は消えてしまったのですが、なんか的はずれだなーと個人的に感じた「分身ロボットカフェ」を批判する記事がありました。記事の内容はどうでも良いのですが(すでに忘れました)。その記事にあった「ディープランニング」というパワーワードがみょうにツボに入ってしまいました。
指摘が的はずれなことに加えて "PEPPER君のディープランニング技術" は笑う(笑) ランニングするんかいw https://t.co/quYVKUY01w
— からあげ (@karaage0703) July 25, 2021
「Deep Running」の奇跡
我慢できず、勢いだけでGitHubに「deep running」というリポジトリをREADMEとライセンス(MIT)だけ作成してみました。
多分、イオンで買い物していたときだったので、iPhoneでリポジトリ作ったと思います。すぐ、消そうかと思っていたのですが次々にStarがつく怪現象が始まり、なんとREADMEしかないリポジトリに次々とPull Requestが(笑)
iPhoneで、内容を最低限確認して、次々とマージしていったら、闇のソフトが産まれましたw
その後も、次々とアップデートしていき、ついにPyPIに登録までしてしまいました。
Python環境がある人だったら、以下2行で簡単にDeep Runnningできるようになるので、是非試してみてください。
$ pip install deep_running $ mario_deeeeeep_running
台湾のオードリー・タンさんは、200行のコードで驚くほどパフォーマンスが高いアプリケーションを作成したとのことですが、私は2行のREADMEだけで恐ろしいほどヤバい闇のアプリケーションを作ってしまったので、もはやオードリー・タンを超えたといっても過言ではないのではないでしょうか?(過言です)
石井:今回の私の質問は少し技術的なことです。オードリーさんは天才プログラマーとして有名です。GitLab Taiwanのエンジニア友人から伺ったのですが、オードリーさんはわずか200行のコードで、驚くほどパフォーマンスが高いアプリケーションを作成したことがあるそうですね 。
軽量で効果的なコードを書くための秘訣があれば、3つほど教えていただけますか?
オードリー・タン:1つ目は、デザインやグラフィックやアイコンなどを除外した、コアとなる機能のみが書かれたコードをコミュニティと共有することです。
私はコードを公開する時、「このコードは暫定版なので、プルリクエストをお送りください。」と言います。そうすれば、他の皆さんが(修正時の心理的ハードルが下がるため)貢献しやすくなります。
まとめ
「Deep Running」というソフトがおこした奇跡について紹介しました。ほとんどネタといえばそうなのですが、個人的にはDockerファイルの作り方とかPyPIのパッケージを作成するスクリプトなど、地味に勉強になって得るもの大きかったです。
OSSの可能性を感じたちょっとした出来事でした。Deep Runnningは、誰でもPR送れるソフトなので気が向いたらいつでもPRしてください。開発方針などは、特にありません(笑)