Wikiで感染症の歴史を調べたら思ったより凄かった

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感染症の歴史をWikiで調べてみた

 久しぶりに、このブログではあんまり触れていない新型コロナを含む感染症拡大の話題です。ワクチンが普及してきたものの、変異株の登場などあり、なかなか収束が見えない状況のようです。

 今後、どうなっていくのかを最新の情報を追いかけるのも重要かもしれませんが、逆に過去から学んでみるのも良いかもしれません。歴史は繰り返すと言いますからね。というわけで、まずは手軽にWikiで過去の感染症を調べてみたのですが、少し調べるだけで面白ポイント(不謹慎)がたくさんでてきました。その中でも、自分が特に印象的だったものをいくつか紹介しようと思います。

 なお、Wikiの内容を紹介していますが、私自身は感染症の素人で、Wikiの内容の正確性に関しては保証できませんのでご了承ください。誤りに気づかれた方は、Wikiと合わせてご指摘いただけると助かります。

Wikiで学ぶ感染症

 感染症といっても、色々あるのですが、とりあえず自分が興味深く読んだ「天然痘」と「ペスト」2つのWikiを中心にとりあげたいと思います。

 他にも感染症は、3大感染症のエイズ、結核、マラリアをはじめとして、黄熱病、エボラ出血熱など凄いやつがたくさんあるのですが、そのあたりは興味ある方がご自身で調べていただくのが良いかなと思います。

 詳しい人には常識レベルの話なのかとは思いますが、私はWiki読んでるだけでビックリの連続でした。

人類が根絶に成功した感染症は天然痘だけ

 これは、過去に自分も書籍などでみた覚えがあるので、初めて知ったわけではないのですが、なんとなくペストとかは、歴史上の感染症で、もう終わったものという意識がありました。でもWikiみると普通にまだ感染者がいて、現役で人類と戦い続けていました。

紀元前から感染症と戦っている

 天然痘、紀元前1000年以上前から記録あるって、人類との戦いの歴史壮大過ぎですね…

致死率20〜50%が当たり前の世界

 Wikiによると天然痘は、平均で致死率20〜50%らしいのですが、Wikiを読んでいくと

日本でも何度も大流行を重ねて江戸時代には定着し、誰もがかかる病気となった

 と、さらっと凄いこと書かれています。下手すれば半分は死ぬ病気にかかるのが当たり前の世界…今とは死に対する価値観も全然違ったのでしょうね。今より、出生率がずっと多いのも当たり前ですよね。

昔のワクチンは2%とか死んでいた

 天然痘の初期の予防接種についての記載もとんでもないことが書かれています。

統計では、予防接種を受けた者の内、2パーセントほどが死亡しており、安全性に問題があった。

 2パーセント!死にすぎ!モデルナの副反応なんて目じゃないですね。2パーセント死ぬワクチンを摂取するメンタル、凄いですね…逆にいうと2%死ぬことが分かってもワクチン打つくらい、天然痘という病気が恐ろしかったのでしょうね。なにせ下手すれば半分死ぬわけですからね。

天然痘で滅亡した種族や文明もある

 天然痘でのアメリカのインディアンは9割の死亡率で、全滅した部族もあるようです。アステカ文明は同じく天然痘で2500万人の人口が数十年で100万人にまで減少しているとか。死んでる人の割合が半端ないです。

 新型コロナだと、死亡率が高いアメリカでも1%も超えてないので、まさに桁違いの死亡率です。

歴史上の著名人もバンバン感染して後遺症残ったり死んだりしている

 伊達政宗の隻眼は、実は天然痘が原因だったようです。その他、天皇もかなり崩御してますし、奈良の大仏建立も、天然痘の流行が理由の一つだったようですね。

 いずれも学校の日本史で学んだようなことですが、天然痘が原因とは知らなかったです。あえて病名を書いていないのですかね?諸説があるからか、歴史とは関係ないからなのかもしれません。自分があんまり教科書を読んでなかった可能性もありますが。

何十年も流行する場合もある

 ペストの歴史を読むと

最初の発生から約60年にわたって流行し続けたと記録されている

1833年から45年にかけてのエジプトの流行

 といったように、平気で何十年も流行しつづけています。もちろん、今のように誰もが世界中を移動できる時代ではないので、流行する場所がジワジワ変わりながら長く続いたのだろうなとは想像しますが、それでもクラクラしてくる長さですね。

まとめ

 感染症の歴史を少しだけ紹介してみました。もちろん、昔と現代だと死に対する価値観から、移動や情報の伝達スピードによる、パンデミック化・インフォデミック化など、単純には比較できない要素は多いです。なので、新型コロナウイルスが過去の感染症と比べて全然たいしたことない感染症と言っているわけではありません。ただ、2%死ぬワクチンに比べれば、副反応大きいとはいえ、モデルナワクチンが自分にはありがたく見えてきました(笑)ちなみに、モデルナワクチン2回目の副反応に苦しむ私の様子が以下ツイートのスレッドで見られますのでご査収ください。

 今後ワクチンの普及後の世界がどうなっていくかに関しては分かりませんが、過去をみる限りは、完全に戻らないにせよ新型コロナの前の生活に近づくような方向になるのかなと予想しています。そのときは、一つの可能性として新型コロナを受け入れることもありえるのかもしれません。過去に人類が天然痘を受け入れたように。

 このような状況で個人ができることは限られていますが、アイザック・ニュートンはペストの影響で大学が閉鎖されて、田舎に引きこもっていたときに万有引力の法則といった偉大な発見をしたそうです。ニュートンほどは無理にしても、これを機会にクリエイティブなことをするのが、個人としてできる数少ない生存戦略になるかもしれません。

 ということで、私はまだしばらくは引きこもって変なものを作る日々を過ごそうと思います(平常運転とも言う)。

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