情けは人のためならずの本来の意味と自分の体験談

よく誤解される「情けは人のためならず」

 有名な話ですが、情けは人のためならずというのは「人に対して情けを掛けておけば,巡り巡って自分に良い報いが返ってくる」という意味の言葉です。よく誤解されるのが「情けをかけると、その人のためにならない」という意味ですね。「ためならず」という言葉が「ためにならない」と読めますし、それはそれでもっともらしいので意味を取り違えられやすいのかと思います。

 自分自身は、あんまり人に情けをかけるようなことはしないですし、それによって人がダメになったかどうかも分からないのですが、シェアした情報が、巡り巡って数年後に自分が助けられるみたいなことは結構ある気がします。

 いくつか、思いつく限りで自分の体験談を紹介したいと思います。

過去にM5Stackで作ったアプリ「WFH Monitor M5」が使えなくなったとき

 最近の出来事ですが、昔作った在宅勤務でオンライン会議中か一目で分かるモニタ「WFH Monitor M5」が、クラウドサービスのサービス有料化により使えなくなるという問題が発生しました。

 そのときは、id:Kazuhito00 さんが作ってくださっていた、M5Stackでクラウドを利用せず、ローカルネットワークで同じことを実現するソフトウェアを作ってくださっていたので、すぐに移行することができました。

 id:Kazuhito00 さんは、上記のソフトを私の公開したブログ記事をきっかけに作ってくださったそうなので、これは情けは人のためならずの実例ではないかなと思っています。

 自分は、子ども用にひらがな表示が必要だったので、ソフトに子ども用モードを追加してPRをしました。これも、一つの情けは人のためならずの循環かもしれませんね。

ブログ書いてたら本を書いたり登壇したり

 ブログ記事(はてなとかQiitaとかZennとか)投稿しています(基本的に自分のためで、あんまり人のために書いているつもりはなかったりするのですが)。

 そんなことをしていると、本を書いてほしいとか、イベントに登壇してほしいという依頼を受けたりします。もちろん、本書きたくない人やプレゼンしたくないという人にとっては別にメリットないのですが、やってみると結構楽しいですし、自分の世界が広がる気がするので個人的にはオススメです。

 例えば「Jetson Nano超入門」という書籍を書いたきっかけは、以下のQiita記事です。

 以下のZennの本をきっかけに、VS Codeのイベントで登壇したこともあります。

 その他、ラズパイマガジン/日経Linuxへの寄稿や、イベントの登壇の大半は、はてなブログ(このブログ)が大元のきっかけだったりすることが多いです。

まとめ

 情けは人にためならずをテーマに自分の体験談を書いてみました。要は、人の役に立つことを情報発信すると、ひょっとしたら良いことあるかもよ(ないかもよ)という話でした。

 情報発信に関しては、もうちょっと詳しく抑えるべきポイントやテクニックを書いたKindle本書いていたりするので、興味を持たれた人は是非。

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