
子どもたちのものづくりの祭典「Coolest Projects Japan」に出展してきました
2026年3月29日(日)に、愛知県名古屋市の「なごのキャンパス」で開催された「Coolest Projects Japan」に出展してきました。
日本初開催となるこのイベントは、簡単に言うと「子どものためのMaker Faire」でした。参加してみて、子どもたちの作品のレベルの高さと発想の豊かさに圧倒されました。
Coolest Projects Japanとは
Coolest Projectsは、アイルランド発祥の子どもプログラミング教育活動「CoderDojo」から生まれたイベントです。2012年に始まり、学んだ内容をみんなで見せ合う場として世界中に広がっています。
展示カテゴリはビジュアルプログラミング、ウェブ、ゲーム、モバイルアプリ、ハードウェア、クリエイティブ(音楽・デジタルアート等)、AIなどの分野です。18歳以下の子どもたちが対象で、順位を競うコンテストではなく、創造性と技術的な挑戦を共有し合うのが特徴となります。
会場に入ると、机がズラッと並んでいて、子どもたちが思い思いに自分の作品を展示しています。Maker Faireなどのメイカー系イベントに行ったことがある方は、あの雰囲気の子ども版をイメージしていただけるとぴったりかと思います。
SeeedブースでAIワニワニパニックを出展
私はスポンサーのSeeedさんのブースで「AIワニワニパニック」を展示しました。
Seeedさんの展示

ワニワニパニック
快調です pic.twitter.com/XmNj7z0BcT
— からあげ (@karaage0703) 2026年3月29日
これは小型のアーム型ロボット「SO-101」の手先をハンマーに変えて、AIの画像認識でワニを自動的にポコポコ叩くという作品です。
子どもたちにも大人にも好評で、じっと見つめる子や喜んでくれる子も多く嬉しかったのですが…後半、ついにロボットの調子が悪くなってしまいました。おそらくモーターの一つがいってしまったようです。
AIワニワニパニック SO-101が逝きました #CoolestProjectsJapan pic.twitter.com/xO48XxMwP5
— からあげ (@karaage0703) 2026年3月29日
これまでMaker Faire Tokyoなど複数のイベントで、8時間動かしっぱなしというハードな使い方をしてきたので、よく持った方だと思います。めでたく(?)ロボットは入院・メンテナンス行きとなりました。
圧倒的だった子どもたちの作品
今回一番印象に残ったのは「プヌテツ」さんの作品です。
自作の電車をプラ板や3D CADで設計して作っているのですが、独自の世界観がすごいです。「猫が住んでいる町を走る電車」というコンセプトで、自作の猫のフィギュアが乗っていて、つり革も猫に合わせて長くなっているというこだわり。
さらに昭和レトロの扇風機が大好きらしく、家に12台(?)もの扇風機コレクションがあるとのこと。扇風機の写真集や扇風機を3D CADで設計して再現した作品も展示していて、羽の一つ一つまでリアルに作り込まれていました。「これは本物だ」と思いました。
今回、個人的に1番衝撃だったのは、自分でオリジナルの電車やレトロ扇風機をCAD設計して作っていたプヌテツさん。間違いなくホンモノです #CoolestProjectsJapan pic.twitter.com/z5oF8tPEmJ
— からあげ (@karaage0703) 2026年3月29日
他にもレベルの高い作品が多く、CoderDojo系、メーカー系、AI系など様々なコミュニティの方々が参加していて、とても活気のあるイベントでした。
AI時代に必要な「突き抜けた個性」
イベントに参加して感じたのは、子どもたちの可能性の素晴らしさと同時に、日本の社会がその可能性を活かしきれていないのではという懸念です。
真面目に仕事をこなすだけなら、今まで以上にAIでできてしまう時代になりつつあります。むしろ「なぜか扇風機が好きでCAD設計してしまう」「独自の世界観を持っている」といった、今まで「ちょっと変わった人」と見られがちだった個性が、今後はいろんな価値を生み出すのではないでしょうか。
そういった人を必要以上に持ち上げる必要はないですが、少なくとも邪魔をせず、可能性を潰さないこと。それが日本の新しい可能性につながっていくのではないかと感じました。
将棋や囲碁の世界では、AIが人間を超えた後も、むしろ競技人口が増えて盛り上がっています。AIと人間が共存することで、お互いの良さが引き出されます。ものづくりの世界でも、きっと似たようなことが起こるんじゃないかなと思っています。
まとめ
Coolest Projects Japan、日本初開催でしたが、とても素晴らしいイベントでした。主役の子どもたちの発想力と熱量に元気をもらいました。
ロボットは壊れましたが、それも含めて良い思い出です(笑)。来年もぜひ参加したいですね。
ちなみに4月4日には、FabLab Nagoyaのオープンデーがあります。ものづくりに興味のある方はぜひ。
参考リンク
Coolest Projects Japan 2026 | 子どもプログラミング喫茶の企画・運営に挑戦☕️|redapple
Coolest Projects Japan 2026に参加してきました - カワリモノ息子とその母の技術メモ的な〜
Coolest Projects Japan 2026にインカインドスポンサーとして参加してきました!|lab.sbsb - kata-studio
Coolest Projects Japan 2026で「チャトモン」ワークショップを出展しました! | CDLEコミュニティサイトβ版