Processingを使って感動的な結婚式動画を作る方法 その1

はじめに

 自分の結婚式で式と2次会両方合わせて9本の動画が流れるという予想外の事態が発生したわけですが、6本は自分のでした。正確には1つは使い回しで1つはバージョン違いなので、4.5本くらいでしょうか。若干やり過ぎだったのかもしれません。
 式の後、何人かから「動画どうやって作ったの?」と聞かれて、正直に「ほとんどMac標準ソフトのiMovieと自作プログラムだよー」と言うと「えっ?何言ってるのこの人」という顔をされました。まあそんなわけ(?)で、ひょっとしたら需要あるかしらと思いノウハウというか作り方でも公開しようかと思います。
 こんなタイトルをつけておきながら、感動的な動画作れるかは一切保証できませんが、作りたい動画のイメージがあるけど実現手段がわからないよーという人の助けになるかもしれません。

Processingの説明と準備

 MITで作られたプログラム言語。とにかく簡単に映像や動画を扱うことができるお手軽言語。プログラムとかよく分からないという人でもできる…かも。下のページからVersing 1.5.1を落として下さい(Stable Releasesというやつ)。基本1.5.1をベースに説明するので、新しい方がよいだろと2.0を落とさないよう注意して下さいね(プログラムそのままだと動かないです)。
Download \ Processing.org


 マルチプラットフォームなのでWindowsでもLinuxでもMacでも動きます。ダウンロードしたら基本すぐ動きます。うまく行かない人はグーグル先生に「Processing インストール 初心者」とか聞いてみようね☆親切な人が色々チュートリアルかいてくれているはずです。人のやさしさに感謝だね!えっ?見つからない?人って醜い生き物だよね!!
 こいつを使うといろんな動画や動画エフェクトが実現できるのさ!

16進数カウントダウン

 では早速プログラムしてみましょう。最初は動画によくあるカウントダウンです。カウントダウンの素材は検索すれば色々シャレオツ(死語)な動画が出てきたりするのですが、16進数で0xFFからカウントダウンして0x0Fからは文字の色を変えたいなんて簡単な要求をつけくわえただけでとたんにグーグル先生は沈黙してしまいます。
 そんなときは自分で作るしかないのです、Do it yourself!!というわけでソースコード公開です。基本コピペして再生(Run)すれば動画が表示されます。カウントダウン終わった後スペースボタン押せば、ソースコード保存したフォルダの中に動画が入っているという親切仕様。あとはお好きな動画編集ソフトで取り込んで煮るなり焼くなり好きにすれば良いと思います。
 cont = 255;ってとこの数字を変えれば好きな数字からカウントダウン始めれますよー。他も数字色々いじるとわかるんじゃないかな、宇宙の法則とか!!

/**
 * Countdown(Hex)
 * 
 */

import processing.video.*;
MovieMaker mm;

PFont font;
String tx;
String tx2;
int cont;

void setup(){
  size(1200, 480);

  mm = new MovieMaker(this, 1200, 480, "Countdown.mov", 1, MovieMaker.VIDEO, MovieMaker.LOSSLESS);
  frameRate(1);
  background(0);
  smooth();
  textSize(400);
  cont = 255;
}

void draw(){
  background(0);
  tx2 = "0x";
  tx = hex(cont, 2);
  if(cont < 16){
    fill(255, 0, 0);
  }
  text(tx2+tx,50,400);
  if(cont > 0){
    cont -= 1;
  }
  mm.addFrame(); 
}


void keyPressed() {
  if (key == ' ') { 
  mm.finish(); 
  println("save movie."); 
  exit();
  }
}

完成例

 こんな感じね。もうめんどくせぇよ!私は16進数のカウントダウンの素材が欲しいだけなの!という奇特な方は(いるのか?)動画をダウンロードしてもらってもよいです。モッテケドロボー。


16進数カウントダウン動画

 気が向いたらあと2回くらいやりますが、めんどくさかったので今回が最終回かも。ではではバイチャ