本棚アプリ「Virtual Bookshelf」アップデートで本棚の静的ページを手軽にシェアできるようになりました

「Virtual Bookshelf」アップデートしました

 先日公開したバーチャル本棚アプリをアップデートしました。主なアップデート内容は以下です。

  • 本棚の静的ページURL永続化・SNSシェア機能
  • 全体的なUIの改善

 サイトは以下です。

変更のPullRequestはこちらです。

 大きなアップデートは、本棚の静的ページを作れるようになったことです。

本棚機能

自分の本棚ページ

 本棚の静的ページ作れるようになったといっても、あんまりピンと来ない人もいるかもしれませんが、要はWeb上の固定URLを持ったページに自分の本棚が作れるということです。

 これで何が嬉しいかというと、1つは手軽にSNSなどで自分の本棚ページをシェアできるということがあります。以下が、本棚のURLの例です。

 今までだと、トップページに行って本棚をクリックしてもらう必要がありましたが、これによりダイレクトに本棚にアクセスできるようになります。

AIによる書籍推薦

 さらにもう一つのメリットは、Webから気軽に本棚情報を取得できるようになったことです。これにより、例えばAIに本棚情報をコンテキストとして入力することができます。

 具体的には、以下のようなWebにアクセスできる生成AIサービス(ChatGPTとか)に以下のようなプロンプトを入れることで、普段使っている生成AIサービスが、あっという間に自分専用の書籍リコメンドエンジンに早変わりです。

この本棚情報を参考に、ここにない本を推薦してください
https://karaage0703.github.io/karaage-virtual-bookshelf/static/bookshelf_1757120031680.html

 色々なジャンルで、自分のお気に入りの本棚をつくっておけば、自分好みの本を勧めてくれると思います。

本棚静的ページ作成方法

 本棚の作り方はGitHubのREADMEを参照してください。

 ただ、GitHubの知識が前提となります。ソフト開発をしない人には大変だと思いますが、興味ある人は生成AIに聞きながらチャレンジしてみてください。READMEの文章をコピペして、初心者にやさしく1から説明してくださいと言えば詳しく教えてくれると思います。

UI関係のアップデート

 使い勝手の面でも、以下のような細かいアップデートしました。

  • Amazonページにダイレクトにリンクするように変更
  • 書籍ページにモードの追加(表示モードと編集モード)
  • ASIN自動取得(電子書籍は対応できませんでした…)
  • Kindleからのインポート時、すでにインポート済みの書籍は表示しないオプションを追加
  • 本棚をクリックしたら本棚の本に移動する
  • その他細かい改善

まとめ

 本棚アプリ「Virtual Bookshelf」アップデートのお知らせでした。アップデートで、本棚をシェアしたり生成AIに入力することができるようになったことで、新たな楽しみ方ができるようになったかなと思います。

 ほぼ自分好みのアプリになったのですが、やっぱりネックはGitHub Pagesを使っていることによる使い勝手の悪さ(手軽にアップデートができない)ですね。多少ニーズもありそうなので、本格的なウェブアプリにしてみたいなという気持ちもありつつ、Web運用の経験がないのと、維持するための収益化の道が見えないのと、こういうデータが重要なWebサービスは、一度始めたらやめづらい(ユーザーに申し訳ない)という気持ちがあり二の足を踏んでいます。そもそも自分がすぐ飽きるかもしれないので、まずは自分がもうしばらく使いこんでみようと思います。それでも自分が飽きなくて、ニーズも一定ありそうだったら、そのとき改めて次の展開などを考えてみようかなと思います。

 というわけで、読書好きの方や本棚を作りたくて仕方ない人で、GitHub使える人はよろしければ試してみてください。使いたいけど、GitHubとか使えなくて悔しいって人は、そっと教えてもらえると助かります。

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