寝正月にピッタリ!高クオリティの漫画がWeb上で無料で読めるサイト

はじめに

 もう年末ですね。年をこしたら何でしょう?そう寝正月です!そんな寝正月にぴったりの無料で簡単にWeb上で漫画がよめるサイトを紹介します。

サイト紹介

 漫画読めるサイトとその中で自分的におすすめの漫画を紹介していきます。

 あの「なんだってー」のAAでおなじみ、MMRのキバヤシさんが立ち上げたサイトです。Webだと1話と最新話しか見られないですが、iPhone,iPadだと専用アプリをダウンロードして最新12話を読むことができます(今日現在だと、12話までいっていないので全話読めます)。
 基本的に漫画のクオリティは高いし、現在連載中の漫画や、昔の漫画(「シュート」とか)も読めたりします。これ無料で公開してちゃんと単行本買う人いるのかなといらぬ心配をしてしまうくらいのクオリティです。iPadだと凄い読みやすくてよいです。
 オススメはなんだろうな、さりげにタチコマなヒビとかが好きだったりします。攻殻機動隊読んだこと無い人でも楽しめるのじゃないかな。


 いい意味であんまり商業誌っぽくない漫画ばかりが揃っています。オススメはなんといっても「同人王」でしょう。昔からかなり有名だったWeb漫画です。このマヴォ向けにかなり加筆されていて、正直単行本買おうか迷っています。この手の漫画は漫画喫茶にはあんまりないんだよな。

同人王

同人王

  • 作者:牛帝
  • 発売日: 2013/07/17
  • メディア: コミック


 全話読めるので良いです。「トド彼」というトドが彼氏の漫画がファンタジックかつほのぼの恋愛系で好きです。こちらも単行本化したようです。


裏サンデー裏サンデー

 ここは私はあんまり見てないのですが結構有名ですね。「ヒト喰イ」は元々Web漫画で人気だった「ヒトクイ」の人が裏サンデー向けに書き直しているようですね。


第63回 ちばてつや賞第63回 ちばてつや賞

 漫画の賞の受賞作をWebで公開するケースも増えているようです。ちょっと前にこのちばてつや賞で入賞した「コンプレックス・エイジ」という漫画がTwitterとかで話題になりました。積極的に公開して人気のある作家を発掘するという意味合いがあるのでしょう。



漫画賞|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト shonenjump.com漫画賞|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト shonenjump.com

 ジャンプも賞の入選作とか公開してないかなと探してみたらやっぱりやっていました。しかしジャンプの入選作というのは結構商業誌意識してしっかり作られているなというものが多かったです。すぐこのまま連載できそうだけど、10話くらいで打ち切られそうという、悪く言えば小さくまとまった漫画。
 もっと色んな才能が発掘されてくるとよいなと思います。

大手出版社のビジネスモデル

 ここからは、「大手出版社ってこんな無料で漫画公開して大丈夫なの?」とおせっかいな人や「これからの漫画業界の動向はどうなるんだ」とか考える奇特な人が読んで下さい。

 まず基本的に感じるのは、Web漫画と商業誌の境界が曖昧になってきているなということです。ちょっと前までによく見られたのは、「堀さんと宮村君」「琴浦さん」をはじめとしたWeb漫画発の商業紙連載、メディアミックスといった大手出版社が人気のあるWeb漫画を一本釣りするというトレンドでした。といってもWeb上の生きのいい大物は大方乱獲されてしまいました。
 なので、出版社は今はWebを活用して新たな人気漫画を育成、発掘するステージにきているのでしょう。Webで積極的に漫画を無料で配信するプラットフォームを作り、読者のパイを増やし人気のある漫画をリサーチ、人気のある漫画を単行本化して販売といったビジネススタイルを各社次々とっています。しかも各社とも、PC、スマフォ(iPhone)、タブレット(iPad)というマルチプラットフォームにも対応してくれて、Flashとか入れなくてもすぐ見れるのが便利です。
 ちょっと昔までは、有料で不便な専用のプレイヤを入れてようやくたいして面白くもない漫画が見れると言ったクソみたいなサイトばかりだったので雲泥の差ですね。

 こんなんで出版社儲かるのかなと思ってしまいますが、漫画ってそもそも毎週出しているような雑誌ではほとんど利益でなくて、雑誌を買ってくれる読者が買ってくれる単行本で利益を出すというビジネススタイルなので、Webのインフラコストが下がっている今だと、無料で漫画を公開するというのは画期的に見えて実はあんまり今の漫画界のビジネスモデルと変わらないんじゃないのかなとか想像しています。
 まあとにかく無料で漫画で読めるのはうれしいですね。出版社と読者にとってよい関係が続けばと思います。