キャリアの呪縛を逃れて格安SIMに乗り換えると誓い早半年
以下のようなツイートした通り、格安SIMへの乗り換えを決めて半年、色々調べて多少格安SIMには詳しくなった気がして来たのですが、もういい加減調べてあれこれ悩むのも疲れてしまったのと、悩んでいる間も刻一刻とお金がキャリアに吸い取られていくと思うと、もう我慢なりませんでした!
※上記ツイートの格安スマホの部分は格安SIMの誤記結婚したら夫婦で家計の収入、支出の内訳を2人で確認して見直すのは1度はやった方が良いと思う。1年に1度とか定期的にできるともっと良い。
— からあげ (@karaage0703) 2017年3月27日
私たち夫婦はそれで格安スマホに乗り換えようと決めてはや半年、未だに乗り換えられていません
聖書によると、神は1週間で世界を創造したといいます。1週間で世界が創造できるなら、神に近い私であれば1週間あれば格安SIMに乗り換えできるはず!と思い「1週間で格安SIMに乗り換えるぞ」という固い決意のもと作業を進めることにしました。
ちなみに最初に言っておきますが、1週間では完了しませんでした(1日足が出ました)。全然神には近くなかったです。勘違いでした。
前置き
私たち夫婦の条件は以下です。
- キャリアはソフトバンク
- 機種は私がiPhone6Plus、妻がiPhone6
- 今のiPhoneは下取りに出したい
- 夫婦共iPhone使いたい。別にAppleが好きというわけでは無い
- 夫婦共2年半以上使用
- 私は電話はほとんどしないが、データ通信はいつも7GBギリギリ。妻は電話をよく使うがデータ通信は少なめ
- 夫婦で2万円近く通信費使用
私の、半年に渡る事前調査によると、格安SIMに乗り換えれば通信費が5000円くらいにおさえれるはずなので、なんと夫婦で月1万5000円の節約。つまり年間18万円。10年間だと180万円!!機種変更の料金とか、入会手数料とか、キャリアの解約の違約金などありますが、どう考えても乗り換えたほうがお得!一刻も早く乗り換えなければ!という状況でした。
実際どれだけ得になるかは、使い方とかその人の置かれている状況によってもちろん大きく異なるのでご自分で調べて判断して下さい。今回の記事の主テーマはもう乗り換えると決意した後の話なので、ここでは詳しく述べません。ただ、多くの人は乗り換えたほうが得なのじゃ無いかな?というのが自分の印象です。
格安SIMへの乗り換えの道筋
キャリアに縛られたiPhoneから格安SIMに乗り換えるには「SIMフリーのiPhone購入」と「格安SIM契約」の2つが必要となります。個人的には「SIMフリーのiPhone購入」が一番ハードル高かったです。格安SIM契約は流れにそってやるだけなので簡単でした。それぞれに必要な行程はざっと以下になります。
ちなみに「SIMフリーのiPhone購入」と「格安SIM契約」は期間が空いても問題ありませんので、とりあえずSIMフリー携帯だけ入手してじっくり格安SIMの会社を調べるという方法もありです(基本的にはさっさと乗り換えたほうがよいですが)。
SIMフリーのiPhone購入
- 購入するiPhoneを決める(人による)
- iPhoneをPC or iCloudにバックアップ(半日)
- Apple Storeで古いiPhoneを下取りして新しいiPhoneを購入(半日)
格安SIM契約
- 契約する会社を選ぶ(人による)
- MNP番号を取得(0.1h)
- SIMカードを申し込む(0.5h)
- 到着を待つ(2〜3日)
- SIM開通(1日)
格安SIMへの乗り換えの手順
第1日目(購入するiPhoneを決める)
神は1日目に昼と夜をつくったそうですが、私は購入するSIMフリーのiPhoneを決めました。妻がiPhone7のゴールド、私がiPhone7Plusのジェットブラックです。まさに昼と夜ですね。
決めたら、ここでAppleストアで即購入しました。機種は異なりますが、購入の仕方は下記サイトが分かりやすいです。
下取りしたかったので、自宅へ郵送でなく、Apple Storeで受け取る形にしました。ただ、実はこれが間違いの元でした…(理由はApple Storeでわかります)。
購入した図
第2日目(休み)
神は、7日目で休みますが、私は2日目にいきなり休んでしまいました。
第3日目(iPhoneをバックアップ)
Apple Storeに行く前にiPhoneをバックアップしておきましょう。私はPCにバックアップしていたのですが、何故か何度も失敗するし、iCloudのバックアップは容量足りないしで凄い時間かかりました。たかがバックアップですがされどバックアップです。ここには時間を確保しておきましょう。
iCloudの容量問題は以下サイトを参考になんとかバックアップしました
あと、連絡先をiCloudに結合したら、何故か連絡先が2重になる問題があったので、下記サイトみて対処しました。
第4日目(Apple StoreでiPhone買い替え)
Apple Storeに行って、iPhone買い替えです。意気揚々と購入して下取りしてもらおうとしたら「ダメ」とのこと。正確にはApple Shop限定で使えるAppleカードしかもらえないとのこと。そんなしょうもないカードいらないYO!
よくよく聞くと、Apple StoreでのiPhone購入は以下の条件があるようです
- iPhoneを下取りしてもらえるのは現金でなくApple Shop限定で使えるAppleカード
- iPhoneをネット経由で予約購入はできるが予約だけすることはできない
多くの人は、今使っているiPhoneを下取りしたお金で、すぐ新しいiPhoneの購入をしたいと思うのですが、そのためにはApple Storeで下取りに出して、Appleカードをゲットした直後に、お店の在庫にあるiPhoneをAppleカードを使って購入するという手続きが必要になるらしいのです。つまり欲しい機種が店頭在庫にないとダメで、予約することすらできないという非常に厳しい条件なわけです。Appleのサイト、そんなこと一言も書いてないじゃ無いか…
買ってしまったものは仕方ないので、とりあえず下取り価格だけ確認してみました。
かなり使い込んだiPhone
2年半以上、結構雑に使ったので下手したら下取りNGかなと思いきや、両方とも満額(iPhone6 1万7000円、iPhone6Plus 2万円)の提示。ディスプレイの傷があるとかなり減額されるようなのですが、厚めの強化ガラスのカバーをつけていたのが良かったみたいです。
結局私がどうしたのかは、長くなるのでここでは詳細書きません。これからiPhoneを下取り出して新しいiPhoneの購入代金に当てようと考えている人は、私と同じ間違いを犯さないように気をつけましょう。
ちなみにApple Storeでの下取りの場合は付属品は一切要らないです(もし付けても全部返却されます)。
購入したiPhone6Plus ジェットブラック
ついにSIMフリーのiPhone7Plusをゲット!これでMNPすればキャリアの呪縛からおさらばできるはず!ツイートからジョブズの息吹をかんじるっしょ?
— からあげ (@karaage0703) 2017年4月2日
第5日目(契約する格安SIMの会社を決める・MNP番号を取得・SIM申し込み)
格安SIMの会社を決めます。私は IIJmioという会社にしました。理由はコスパも悪くなかったのと、周りの人が結構使っていて割と評判が良かったからです。正直自分はそこまで悩まなくて適当に決めればよいかなと思っています。価格はどこも安いですし、通信品質は結構時期によっても変わって来たりするので、頑張って調べてもあまり意味がない(かも)というのが自分の意見です。格安SIM同士の乗り換えは、基本的にそこまでハードル高くないので、気に入らなかったら乗り換えるという気楽な気持ちで臨むのがよいのかと思います。
あとは、MNP番号を取得してからSIMの会社に申し込みすることになるのですが、ここらへんの流れは乗り換えるSIMの会社を参考にするのが間違いなくて良いと思います。どこの会社も基本的に丁寧に書いてある(と思います)。
IIJmioモバイルサービス 音声通話機能付きSIM ライトスタートプラン
ソフトバンクに電話して、MNP番号を取得した後、ネットで申し込みしました。登録内容は、自分は以下のようにしました
ファミリーシェアプランというのもあって、夫婦で入ると得かなと思っていたのですが、自分が結構通信ギリギリまで使うので、相手に気を使うのはやだなと思ったのと、料金的にもめちゃくちゃ安いというわけではなかったので、ライトスタートプランにしておきました。
妻はデータ通信はあまり使わず、電話を比較的よく使うので、ミニマムスタートプランに5分通話無料のオプションをつけました
追記:結局、この後2台持ちになって、容量足りずにファミリーシェプランにした後、2021年4月にギガプランに申し込みました。
第6日目、7日目(待ち)
神はもう人間までつくって休んでいるころです。私もSIMカードの到着を待ちます。
買い忘れてたiPhoneのケースとか買ったりしてました。
第8日目(SIM開通)
IIJmioから郵便が届いたらあと一息です。基本的には書いてある書類の通りやればOK。一本電話して、ガイダンスに従い電話番号とSIM番号を入力。2〜3時間くらいで開通して、今までのSIMが使えなくなるので、そしたらSIMカードをキャリアのものからIIJmioのものに交換して、APN設定してやりましょう。
ここらへんの詳細は、IIJmioの資料にわかりやすく書いてあるので、特に迷うことないと思います。
格安SIMに乗り換えた後やったこと
アプリをダウンロード
IIJmioのアプリをダウンロードします
これで通信の高速・低速を簡単に切り替えられます 電話はみおふぉんダイヤルアプリでかけると、半額になるのでお得メールアドレス変更連絡
キャリアメール@softbank.ne.jp, @i.softbank.ne.jp
が使えなくなるので、キャリアメールでやりとりしていた人に変更連絡を送ります。自分は代わりにgmailを使いました。gmailアプリを使えば受信通知も受け取れるので、そこまで不便なく使えます。
あと、気をつけるのは以下くらいです(音声通話機能付きSIMの場合ね、他のケースは各自調べてみてください)。
- ショートメールは使える
- iPhone同士のメッセージは使える
勝手に両方ともダメになるものだと思ってました。iPhone同士のメッセージかどうかは、メッセージの色(青がiPhone同士、緑がそれ以外)で見分けられます。今までそんなこと全然知らなかったのですが、ロンスタ (id:lonestartx) さんに教えてもらいました。
まとめ
思い立ってから、半年たってかけてようやく格安SIMに切り替えることができました、感無量です。こうやって振り返ると大したことないのですが、やっぱりトータルだとそこそこ時間も手間もかかるので、勢いで一気にやっちゃうのが良いですね。自分は勢い余って色々無駄や失敗してしまったので、これからの人に少しでも参考になれば幸いです。
個人的には、キャリアのiPhoneを下取りに出しSIMフリーのiPhoneに買い換えるのが一番ハードル高かったです。その後のMNPからSIM申し込みは自分的には楽勝でした。なので、既にSIMフリー携帯持っている人は簡単に格安SIMに乗り換えれるかなと思います。
既に切り替えてから1週間以上経っていますが、通信速度や電波の入りも特に不都合は無いです。これで夫婦の通信料が想定通り下がってくれたら言うこと無しですね。これでキャリアの呪縛から解放された!といいたいところですが、実は昔激安だったので買ったauのガラケーを1台持ってたりするんですよね…iPhoneとは用途使い分けているし、1ヶ月500円くらいしかかからないので特に困っているわけではないのですが、これも格安Androidスマホに変えたいなーとか思ってしまいました。
気になるのは、1GB減った通信容量ですが、これは以前の容量制限の対策などを参考に地道に抑えて行こうかなと思います。
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変更履歴
- 2021/04/1 プランの変更に関して追記