カメラ買い替えに伴いRAW現像のためにLightroom Classic CCに課金しました

Lightroom Classic CC

新しいカメラのRAW現像ができない

 最近、7年ぶりにカメラを「LUMIX G9 Pro」に買い替えました、わーい!詳しくは以下記事参照下さい。

 カメラ自体には大満足なのですが、困った問題の1つがRAW現像でした。これまで使っていたLightroom 6だとG9 ProのRAWファイルに対応しておらず、RAW現像ができないのです。

 追記:コメントで教えていただき、G9 ProはLightroom 6の最新のバージョンで対応していることが分かりました。記事のまとめ前に詳細追記しました。誤った情報を書いてしまい申し訳ありませんでした。謹んで修正、追記いたします。

 色々調べたり教えてもらったりして、対応策を以下4つくらいまで絞り込みました。

  • 最新のLightroomを使用する
  • DNGコンバーター(無料ソフト)でRAW画像をDNGに変換
  • フリーのRAW現像ソフトを使う
  • ゼロからRAW現像するソフトを作る

 一つ一つ説明していきますので、RAW現像に興味ある方はお付き合い下さい。

最新のLightroomを使用する

 これが最も無難な方法ですね。ただ、最新のLightroom CCは課金制なのが嫌なのですよね…課金制は、調子乗っていくつも登録すると、毎月もの凄い勢いでお金を削られることになるので。サブスク地獄です。

DNGコンバーター(無料ソフト)でRAW画像をDNGに変換

 DNGコンバーターで変換する方法は、Twitterで @MuneOiz さんに教えていただきました。

 これを使えば、今までのLightroom 6を使い続けることができます。

 DNGコンバーターは、以下からダウンロードできます。 helpx.adobe.com

 試したら、以下のような画面が起動し、確かにRW2ファイルをDNGファイルに変換してLightroom 6で読み込むことができました。

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 ただ、毎回DNGファイルに変換するのは面倒ですし、何か情報失われていたら嫌だなという気分もあります。

フリーのRAW現像ソフトを使う

 フリーの無料RAW現像ソフトを使う方法です。ほとんどのカメラメーカーが無料でRAW現像ソフトを提供しています。

 また、マルチプラットフォームに対応した「RawTherapee」「darktable」といったフリーのRAW現像ソフトもあります。これらに関しては、以下記事参照下さい。

 ただ、やはりLightroomの方が自分にとっては使い勝手が良いですし、今まで作ったり購入した豊富なプリセットが使えなくなるのが痛いです。

ゼロからRAW現像するソフトを作る

 これも@MuneOiz さんに教えていただいた方法です。

 自力でPythonを使ってベイヤー配列レベルからRAW現像するプログラムを組むという方法です。詳しくは以下記事参照下さい。

 無料ですし、いくらでも自由にカスタマイズできるのが魅力ですが、いかんせん自分の実力不足で普段使いには現実的ではありません。

アンケートとってみたら8割の人がLightroomだった

 優柔不断な自分は「他の人はどうしているのかな?とアンケートとってみました」

 すると8割近くの方がLightroomで、そのうち9割近くの方が課金済みでした。

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 ちなみに、Lightroom以外のRAW現像ソフトは、DPPやRawTherapee、Camera Raw、SILKYPIX、iPhotoといった感じでした。Canonの人は結構DPPを使っているようですね。

Lightroomに課金決定

 「迷った時は多数派に流れろ(今作った名言)」ということで、Lightroomに課金を決意しました。課金版のLightroomはLigtroom CCとLightroom Classic CCの2種類があるようですが、Lightroom 6に近い使い勝手なのはLightroom Classic CCのようです。この辺りの違いは、Studio9さんの以下記事が分かりやすかったです。

 結局、Lightroom Classic CCが使える上にPhotoshopも使えるフォトプランが自分の使い方にはよさそうなので、そちらに課金することにしました。

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 早速試してみたら、Lightroom 6とほとんど同じ画面が立ち上がってきました。

Lightroom Classic CC
Lightroom Classic CC

実はLightroom 6の最新バージョンはG9 Proに対応していました

 コメントで教えていただいたのですが、実はLightroom 6の最新バージョンでG9 Proに対応していたそうです。対応状況は、以下のページで確認できます。私は、最新版にマイナーアップデートしていなかったので、RAWファイルが開けなかったようです。

 「Lightroom の最小永続ライセンス版が必要」という列のバージョンが対応バージョンです。「-」となっている場合は対応していないのでLightroom CCに課金する必要があります。もし、買い切りのLightroomのパッケージを使っていてカメラを買い替える場合は、事前に上記ページは目を通しておいた方が良いですね。

まとめ

 カメラ買い替えを機会に、Adobeのフォトプランに課金してしまったという話でした。

 お金は掛かってしまいますが、やっぱり直接RAWファイルを読み込めるのは楽ですし、機能も色々増えているようなので、課金して良かったかなと感じています。おまけ(?)でPhotoshopもついてくるので、折角なのでこちらも勉強して使いこなしていきたいなと思います!

 また、記事中紹介した、ゼロからPythonを使った自分でRAW現像する方法に関してですが、MOIZ (id:uzusayuu)さんがゼロからRAW現像するノウハウを「PythonとColabでできる-ゼロから作るRAW現像」という本にまとめて、4/14に行われる「技術書典6」という技術書オンリーイベントで配布するそうです。

 実は、私も本の最後に協力者として名前を載せていただいていたりします。RAW現像に関して、より基礎から深く知りたいという人は、是非こちらもチェックしてみて下さい。読むとRAW現像がうまくなるかも!?詳しくは、MOIZさんの以下記事をご覧下さい。

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変更履歴

2019/04/15 Lightroom 6最新バージョンでのG9 Proの対応に関して修正・追記