本棚Webアプリ「Biblio Canvas」を正式公開します

自分の理想の本棚アプリをWebサービスとして公開しました

 前から作っていた「Virtual Bookshelf」という本棚アプリ。ブログに開発について書いたところ、かなり反応をもらい、愛用してくださっている人もいるようです。

 ただ、このアプリはGitHub Pagesを使って公開する形式でした。GitHubが分からない人にとっては、自分の本棚を公開することすら難しく、データの更新に関しても、わざわざエクスポートして、GitHubでプッシュする必要があるという、お世辞にも使い勝手のよいは言えない代物でした。

 そんな「Virtual Bookshelf」、せっかく反響あるので、多くの人に使ってもらって、多くの本棚を公開してもらいたい(そしてその本棚を自分が眺めたい)という気持ちが強くなり、年末年始の時間を使ってちょこちょこ作り上げてきました。

 ベータテストも実施し、ある程度機能も揃ったので、より多くの人に使ってもらうためにリリースしたいと思います。名前は「Biblio Canvas」です。Googleアカウントがあればログインして使用できます。

Biblio Canvasでできること

 基本は「Virtual Bookshelf」と同じで、以下のような機能を持っています。

  • 複数本棚管理: テーマ別本棚の作成・キュレーション
  • 5星評価システム: 1-5星による本の評価管理・フィルタリング
  • シリーズグループ化: 同一シリーズの本を自動でまとめて表示
  • 個人メモ: Markdown対応のメモ機能(リンク、太字、斜体、リストなど)
  • 検索・フィルター: タイトル・著者・星評価での絞り込み
  • 公開・共有: 本棚ごとの公開設定と静的ページ生成
  • データエクスポート: 設定・星評価・メモの永続化
  • 蔵書管理: KindleインポートGoogle Books連携、手動追加、削除機能
  • 並び替え機能: ドラッグ&ドロップによる本の順序変更・保存
  • ユーザー認証: Googleログインによるアカウント管理
  • ソーシャル機能: 公開本棚へのいいね・コメント

 本棚の管理画面はこんな感じです。

 公開された本棚は以下からみたり探したりすることができます。

 「Virtual Bookshelf」との大きな違いは、Kindle連携は「Kindle Bookshelf Exporter」というGoogle Chrome拡張を使ってJsonをエクスポートしてからインポートする必要があったのですが、ブックマークレットを使ってクリックするだけで、インポートできるようになりました。

 あとは、Google Booksとも連携できたり、スマートフォンでもKindleからのインポート含む一通りの動作ができるようになっています。また「Virtual Bookshelf」からエクスポートしたデータもインポートできますので、「Virtual Bookshelf」を使っていた方(そんなに多くはないとは思いますが)も、すぐ移行が可能です。

 ソースコードに関しては、当面は非公開としています。将来的にはMITライセンスとかで公開するかもしれません。

 使い方、詳しくは動画も用意したので、よろしければ参考にしていただけましたら(多分、みなくても使えると思います)。

Webサービス化への道のり

 開発には、前のブログ記事Findyさんへ寄稿した記事にも書いたように、Claude CodeによるAIコーディングをフル活用しています。

 Webサービス化についても、以下Findy寄稿記事から引用の通り、生成AIを大きく活用しています。

生成AIは、今までは欲しくても手に入らなかった自分専用のソフトを開発することができる可能性に加えて、自分の能力を拡張し成長させていく可能性を秘めています。自分もこの開発をきっかけに、個人での本格的なWebサービスの開発にも興味が湧き、そのような開発をしていくことを考えたりもしています。

 具体的には、サービスの選定、コストの見積もり、Webサービス化にあたっての作り直しの方向性、使用するライブラリ等です。

 フロントエンドは大部分を書き直しています。使用する技術は、普段は自分の知っている技術(Pythonとか)に寄せるのですが、今回はWebサービスとしての使い勝手をよくすることと運用コストを下げることをメインに、生成AIと相談して技術選定しました。その結果、自分が今までに触ってきた技術はほぼ皆無になりました。

 Webサービス化への道は、今まで自分が身につけた技術への執着をすべて捨てるところから始まったと言えるかもしれません。実際使った知識としては、Git/GitHub、いくつかのLinuxコマンド、Claude Codeの使い方くらいで、他はClaude Codeにお任せしつつ、必要な知識は開発しながら身につけていきました。

 分からないことばかりだったので、かなり時間はかかりました。生成AIを使っても、なんだかんだでコツコツ作って1ヶ月くらいかかっています。AI無しでWebサービスいくつも開発していた人たち、本当に化け物だったんだなと痛感しています。やっぱりちゃんとサービスまで作って、機能を作り込んでいくのって大変ですね。自分だとAI無しでは到底開発できなかったと思います。

 開発についてはPodcastでも話したりしていますので、より詳しく知りたい人は聴いてみてください。

サービス継続と課金に関して

 サービスは、基本的に無料で使えるのですが、本は10,000冊、本棚を10個以上登録したい人や、自分のAmazonアフェリエイトリンクを設定したい人に向けて課金プランを用意しています。本の数の制限は、運営費用を様子見したいので、念の為制限しているという形で、今後状況によって変えていく可能性があります。

 サービスを継続していくためには、お金が必要なので、アフェリエイト収益と課金の収益で運営費を賄えればと考えています。ざっと計算した感じでは、成立する…はずですが、正直確証はないのでやってみて測定していくしかないです。

 こういうサービスは継続することが大事だと思うので、できる限り続けていく予定です。最悪「Virtual Bookshelf」と互換性のあるデータ形式でいつでもエクスポートできるので、ある程度知識ある人はなんとでもなるかと思いますし、もしサービス継続できないときは、どこかのサービスに移行できる手段はもうけようと考えています。ただ、そのとき他のサービスもどうなっているか分からないのであくまで現状の気持ちの表明という形にさせてください。

 課金はPateronというサービスで4ドル/月支払い、からあげ帝国というコミュニティで将軍になると機能が解放されます。Biblio Canvas以外にも色々サービスや限定コンテンツを増やしていこうかなと考えています。

 ただ、繰り返しになりますが、無料でもほぼ全機能使えますので特に無理して課金する必要はないです。

まとめ

 本棚アプリ「Biblio Canvas」のWebサービス正式リリースのお知らせでした。是非登録して、まずは本をKindleからインポートして、自分の本棚を公開してみてください。とりあえず全部の本を本棚に追加して公開しちゃうのがおすすめです。

 今後も、機能を追加したりしていきたいと思いますので、よろしければ是非使ってみてください!

関連記事