私の会社では昼に簡単なスピーチがあるのですが、最近はみんな飽きて来て、何かテーマ(縛り)を決めてスピーチしています。今週はテーマが高校野球だったのですが、自分は野球やったことないですし、甲子園も一度も見たこと無いとほとんど接点ない体たらく。会社の上司に「熱闘甲子園(テレビ番組?)とかみたことない?」と言われても「ネットで甲子園見られるんですか?」と聞き返す程度には無知でした。
仕方なく、私が唯一知る甲子園「地獄甲子園」の話をすることにしました。

- 作者: 漫F画太郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1996/10
- メディア: コミック
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地獄甲子園というのは、「珍遊記」などで有名な漫☆画太郎先生の代表作の1つで、殺人野球を繰り返す外道高校を倒すために、ケンカ野球戦士を集めて倒すのですが、途中でラーメン屋の話になったり、犬と人間が合体したりするような話だったと思います。
代表的なネットスラングの1つである「まさに外道」の元ネタになったことであまりにも有名ですね。
「まさに外道」という単語は、漫☆画太郎の漫画作品『地獄甲子園』『第六獄 犬とオヤジの名前決定!!!の巻』で、外道高校監督が数ページ前にキャラクターの名前が採用されたとした読者2人に対して
「てめーーらにプレイステーションはやんねーーー!!!!!」
「もちろんパラッパラッパーもなーーーーーー!!!!!」
まさに外道!!!
と当該キャラを殺して当選を無かった事にするページと、この原稿を流用した次のページで、次回予告をすると見せかけて
「てめーらにはおしえてやんねーー!!!!!」
「くそしてねろ!!!!!」
まさに外道!!!
と述べて前フリを裏切る描写に由来する。
これを読んだ当時は、子供心に酷いなと思っていたのですが、「秋田書店はプレゼント水増ししていたりしていたようで」、現実は漫画より外道とはまさにこのことかなと思いました。
というわけで「地獄甲子園」非常に面白いのでもし機会があれば漫画喫茶などで読んでみるとよいと思います。画太郎先生の作品としては、個人的には「サラリーマン金太郎」を完全にパクった「珍入社員金太郎」という漫画もオススメなのですが、金太郎作者本宮さんサイドからクレームが来たのか、5話目にして完全に存在を無かったことにされるという伝説を達成してしまったので、単行本化が一切されていないのが残念なところです。