「今日から始めるnoteで音声配信!」録音機材から配信までの手順を完全公開

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noteで音声配信をしています

 最近noteで音声配信を始めました。

 きっかけなどは以下参照下さい。

 基本的には「Voicy」を毎日聞いてたら「自分でもできそうな気がしてきた」という神をも恐れぬ所業で、配信開始しています。自分はネットへのアウトプットという点では、完全に頭のネジが一つぶっ飛んでいるのかもしれません。

 そんな勢いで始めた音声配信、需要があるのかわかりませんが、どういう機材でどうやって配信しているかを公開したいと思います。正直、あんまり調べず勘でやってしまっているので「これは酷い!」って思った人が、もっと良い方法を教えてくれることを期待しています。

 ちなみに、同じくnoteで音声配信している、ロンスタさん(id:lonestartx)も配信方法に関する記事を書いています。ロンスタさんは、Youtubeなどやっていて、機材もテクニックも本格的なので本格派の人はこちらの方を参照しましょう。私の記事はお手軽派です(笑)

音声録音機材

 音声配信の機材には以下のボイスレコーダを使っています。

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 ペンタイプで小型

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 クリップで、シャツに挟むことも可能です

 小さいし、バッテリも持つし、声もよく拾ってくれます。何より安い(Amazonで3000円以下でした)。

 もちろん専用機器買わなくても、スマホの音声録音アプリを使うとかでも全然良いと思います。私の場合は、たまたま手元にこのボイスレコーダがあったので使っていただけです。何故、こんなボイスレコーダが手元にあるかというと、それは会社で…(以下自主規制)

 ただ、やはり専用機材があると「今から録音する」という風に気持ちが切り替わるので良いかなとは思います。あと、自分の場合はiPhoneに話すことをメモして見ながら話しているので 専用の録音機がある方が実際便利ですね。

 あと、いつでもどこでも録音できるという手軽さは何事にも代えがたいなと思っています。

音声録音方法

 音声録音をします。最初はタイトルコールだけで挫折していましたが、5回くらいチャレンジして、なんとか録音成功しました。

 自分のコツとしては以下です。

  • 話す内容は、単語レベルでよいのでいくつかメモして見ながら話す
  • とにかく1回最後まで喋りきる。途中で多少詰まってもとりあえず最後までいく
  • 録音する場所と時間を確保する。自分の場合は家で夜中の他、会社のお昼休憩時間とかを利用して録音しています

音声処理(そのままアップロードする場合)

 ここからはMac前提の説明となります。音声を録音したら早速アップしましょう。録音したwaveファイルはそのままアップロードできないので、mp3に変換する必要があります。iTunesを使ってもよいのですが、毎回は手間なのでコマンドラインでmp3に変換します。

 Homebrewでffmpegをインストールします。

$  brew install ffmpeg

 Homebrewが分からないという人に関しては、以下記事参照下さい。

 Homebrewがよく分からない、もしくは使いたくないという人は、以下から直接ダウンロードすればOKです。

Builds - Zeranoe FFmpeg

 あとは、以下コマンドでmp3に変換します(変換前のファイルが input.wav 変換後のファイルがoutput.mp3の場合の例)。

$ ffmpeg -i input.wav -f mp3 -b:a 96k output.mp3

 オプションの96kという数字はビットレート(大きいほど高品質になる)です。あんまり容量増やしたくなかったのと、音声配信なら96kもあれば十分という根拠のないネットの意見に流されてみました。話している内容が分かれば良いかなと思っています。

音声編集する場合

 そのままアップせず、音声編集(BGMや効果音をつけるなど)したいという方は少し手順が変わります。私は編集する場合は、Macに標準のGarageBandを使用するのでその前提で説明します。

 私が使っているボイスレコーダの音声ファイル(wave形式)は、そのままだと何故かGarageBandで読み込めないので、一度ffmpegでオプションをつけずに変換をかまします。

$ ffmpeg -i input.wav output.wav

 BGMは好きなものを使用すればOKです。私はフリーの音声ライブラリを使うのは好みじゃないので、「deepjazz」というソフトでディープラーニングを使ってJazz風の曲を作曲しました。詳細は以下参照下さい。

 BGMが用意できたら、GarageBandで以下のように音声を重ねていきます。 f:id:karaage:20180731235113p:plain:w640

 よくある、音量を途中で変えたい(フェードイン、フェードアウト)場合がちょっと分かりづらいです。メニューの「ミックス」 -> 「オートメーションの表示」を選択すれば、音量調整できるようになりますので注意して下さい。

 編集終わったら「共有」->「曲をディスクに書き出す…」でmp3に書き出します。ビットレートは、96kbpsが選べれないので128kbps(中音質)の設定にしています。

 「GarageBand」には他にも色々なエフェクトや編集機能あるので、興味ある方は色々試してみると良いかなと思います。

 個人的には、音声配信に関しては話すコンテンツ(内容)に集中したいので、BGMとかはサービス側でテンプレートを用意してくれると良いなと思います。Voicyは共通のテンプレートを用意していて、サービス全体の雰囲気を統一すると共に、配信者がコンテンツに集中できるようになっているのが良さそうだなと思います。noteはそういったテンプレートないので、標準であると良いなと思います。

noteでの音声配信

 音声配信のプラットフォームにはnoteを使います。noteに登録してない人は、とりあえず登録しましょう。

 音声配信自体はめちゃくちゃ簡単です。右上の「ノートを投稿」をクリックして「音声」を選択したら以下の画面になります。

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 真ん中の破線の中に、先ほど変換したmp3ファイルをドラッグ&ドロップします。すると以下のような画面になります。

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 あとは、タイトルと配信者と内容を入力して「投稿」をクリックするだけでOKです。これだけで音声配信ができちゃいます。めちゃめちゃ手軽ですね。

まとめ

 音声配信の機材に関して紹介しました。手軽に撮って即アップできることを優先しています。音質的には、コンデンサマイクとか使うと良いのでしょうけど、どうせmp3に変換しちゃいますし、そもそもが私の声なので良いかなと思っています。あと、noteは手軽に音声配信ができて良いですね。多分noteが無かったら、音声配信はやってなかったかなと思います。

 音声配信は、正直いつまで続くか自分にも分かりませんが、今のところ結構自分自身が楽しめているので無理せず続けられれば良いかなと思っています。もし1年くらい続いたら、リアルでも喋るのが上手になったり、プレゼンが上手になったりしないかなとか期待しなくもないです。それは無いか(笑)でも、実は自分の声ってあんまり好きじゃなくてコンプレックスだったのですが、音声配信始めてからあんまり気にならなくなったので、それだけでもやってみた価値あったかなと思っています。

 音声配信、やってみると意外に面白く手軽にできるので、もし興味がある方は本記事を参考にして一度試してみてはいかがでしょうか?

参考リンク

pythonで音声処理

Mac でコマンドラインから、WAV → mp3 など音声ファイルの形式を変換 - モノラルログ

音の良いポッドキャストを録音するために ― Turing Complete FMの収録テクニック|Rui Ueyama|note

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