「ビジネスウォーズ」とは
ドラマ型ポッドキャストで人気を集めているアメリカの大手のポッドキャストネットワークのWONDERYが、制作した音声配信番組です。本家は英語で放送されているのですが、日本語にも一部訳されたものが音声配信されています。
以下公式サイトです。
Podcastをはじめとして、Spotifyにも配信されていますので、普段音声配信を聞いている人でしたら、お持ちのアプリで購読できるかと思います。
このビジネスウォーズ、企業間の闘争を書籍や関係者のインタビューを元に、再現ドラマとして仕立てているのですが、演者・音楽・演出ともクオリティが高いです。
特に第一話の「任天堂 vs ソニー」が面白くてハマってしまったので紹介したいと思います。
ビジネスウォーズの「任天堂 vs ソニー」が最高に面白かった
冒頭、Playstationを共同で開発していたソニーと任天堂。ソニーの後のプレイステーションの生みの親、天才エンジニアの久多良木氏が任天堂の帝王、山内会長に裏切りにあうところから物語が始まります。
Playstationは、リアルタイムにプレイした世代なのですが、実は開発の背景にこんなドラマが有ったなんて全然知りませんでした。もちろん、脚色はあるでしょうが、企業間のビジネス戦争、本当に仁義なき戦いという感じで面白いですね。ビジネスマンには結構心揺さぶられるシーンも多いのではないでしょうか。
特に、この音声配信で存在感を放っていたのが、任天堂の山内会長ですね。私はわりと任天堂の本を読んでいて、山内会長が描かれていることが多いです。それらの任天堂内部からみた山内さん像は「怖い人だけど、多くの社員に慕われている、人を見る目がある偉大な会長」という印象なのですが、一歩任天堂から出て見た山内会長は凄みが違いますね。もはや、会長でなく組長と言っても良いかもしれません(笑)こんな人が仕事の取引先にいたら、震えてしまいそうです。
戦いの結果自体は、もちろんある程度分かっているのですが、歴史の大河ドラマをみている感じで物語を楽しめます。音声だけというのも、また想像力を刺激されてよいですね。ところどころ流れるゲームの効果音は、リアルタイム世代だと感涙モノではないでしょうか。リアルタイムのプレステ世代の方やゲームに興味ある方はもちろん、ビジネスに関わる多くの人が楽しめる内容ではないかと思います。
任天堂 vs ソニー以外にも、「マクドナルド vs バーガーキング」だったり「ナイキ vs アディダス」という馴染み深い有名企業間の知られざる闘争が盛りだくさんです。
まとめ
音声配信番組「Business Wars ビジネスウォーズ」を紹介しました。本家では「任天堂 vs ソニー」の続編となる「Microsoft(Xbox) vs ソニー(Playstation)」もあるみたいです。日本語版出てほしいですね。頑張って英語で聞いてみようかな…
音声配信の分野も、プラットフォーム・アプリ側で自動翻訳の技術を導入していって欲しいですね。Spotifyとかならやってくれそうな気がしますがどうでしょうね。
みなさんも、この記事を読んで興味が湧きましたら、是非「ビジネスウォーズ」視聴してみてください。