MFT2018レポート(音楽・メカ編)
本記事がMFT2018の最後のレポートとなります。最後を飾るのは、音楽、メカです。お約束ですが、このレポートは、私が見た極一部の展示のうち、独断と偏見で選んだものですのでご了承下さい。
R-Mono Lab
もはや常連の風格漂うR-Mono Labさん。
ダンボールカホン
さりげなく楽器店でうまいプレイを披露する人みたいになってる!
この楽器、以下のRolandさんの機器組み合わせることが前提のキットなのですが、バカ売れだったようで完売していました。
Roland / EC-10M ローランド エルカホン マイクプロセッサー
- 出版社/メーカー: Roland
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
新作のソルダリングシンセも、なかなかヤバい音してました。
この楽器、分かっていなかったのですが、説明を聞いたらなんと演奏しながら半田付けするのが前提らしいです。半田ごてが楽器になるって衝撃ですね。ある意味究極のサーキットベンディングかも(笑)
演奏するたびに感電するので、ギャル電の感電上等精神に通ずるところがありますね(笑)
R-Mono Labさんに関しては以下記事も参照下さい。
necobit(ねこびっと)
MIDIを使ったメカ制御をしているnecobitというプロジェクトをしているカワヅさん。
ドラム叩くネコロボット可愛い!
磁力をトリガに音がでるマグネトーンキット。お土産に買いました!積まないように作らなきゃ(笑)
個人で自作基板の制作から販売まで行っていて凄いです。2日間、メカものの展示をあれだけのクオリティでやりきるにはかなりのエンジニアリングが必要なので尊敬です。
ウェブサイトみると、色々なものを作られている方なので納得です。気になる方は、Twitterやサイトなどフォローしましょう!
necobit.com(ねこびっと) – 2人と3猫・3バイク。電子制御基板・モジュールのnecobit電子(ねこびっとでんし)、効果音のNecobido Sound(ねこびっドーサウンド)もやってます。
MIDIメカニカルシステムの紹介 MIDIで機械をコントロール – necobit.com(ねこびっと)
キットの通販も開始されています。MFT行けなくて気になっている方は是非!
3Dプリンタ豆知識
変わったところで、セメダインさんの出展では3Dプリンタの豆知識。
セメダインさんは、3Dプリンタの素材に適した接着剤の表がめちゃ参考になった!
— からあげ (@karaage0703) 2018年8月5日
https://t.co/XOxa0ea6eq pic.twitter.com/QqK3nFwpUz
私も3Dプリンタ使っているので分かるのですが、大物ってプリントするのに時間がかかるので、応急処置したいときは結構あるのですよね。
ABS用に以下を常備しておこうと思います(笑)
セメダイン 瞬間接着剤 3000 多用途 スリム CA-261 P3g
- 出版社/メーカー: セメダイン
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
こういう着眼点で、自分の製品のニーズを捉えて提供するのは良いですよね。
ちなみに私のオススメの3Dプリンタは UP Plus2です。
ジャミングハンド
ドラえもんの手のように、なんでも掴める夢のようなロボットハンド。このハンドのアイディアは、もともとコーネル大学で研究されたものです。粉体が密度によって流体として振舞ったり、個体として振舞ったりする状態変化をジャミング転移というのですが、この現象を利用することからジャミングハンドと呼ばれています。コーネル大学のものは、ゴム袋にコーヒーの粉を詰めて、真空ポンプで空気を抜くことでジャミングハンドを実現していましたが、この展示ではなんと100均で買えるもので同じ原理を再現しています。
ジャミングハンド、Empire Robotics社がVERSABALLとして商用化していたときは数十万の価格で売っていたのですが(現在は廃業)、それが1000円で作れてしまうのだから凄いですよね。こういう、普通に買うと個人では中々買えないようなものを安く作り上げちゃうのがMaker Faireらしくて良いですよね。
私もデジタルバック自作したりしているのですが、理由は全く同じだったりします(普通に買うと数百万とかする)。
正太郎君
中学生メイカーの正太郎くんの展示。この前あったときは小学生だったのに、子供の成長は早いですね(おっさん目線)。クオリティと情熱と量が凄いですね。以下サイトも必見です。
今、Amazon Primeビデオの「あつまれ!アマゾンキッズ! しまじろうとあそぼう!」のエピソード10にも出演しているので、Amazon Primeビデオが見られる人は必見です。
サーキットベンディング
Famicon VJ machineを公開していた水呑百姓東京さん
ファミコンでtwitterクライアント。意味がわからないです
専用のジグを作って、カセットの端子同士を無理やりショートさせてファミコンの画面をグリッジしてる。
ファミコン実機で、ほこりとかでショートしてバグった画面になる状態を、無理やり再現しているわけですね。完全に頭おかしいです(褒め言葉)。
ちょうど前日の Akiparty のVJで同じような画面を見ていたのですが、話を聞いたらまさにそのVJで使われた機器そのままでした。サーキットベンディングも好きですし、VJほんとかっこよかったので、ずっと展示みながら「スゲー、スゲー」と興奮していました。
Webサイトもカッコよすぎ
VJをされている bongorian さんのサイト
あと、サーキットベンディングといえば、忘れてはいけない(?)のが、世紀マ3さん。
ヤバい機材が所狭しと並べられていました。
ブログは必見です。
ちなみに、私も8年ほど前にサーキットベンディングまがいのことをした楽器で一度だけMake: Japan ブログに取り上げられたことがあります。このときは、今の100倍以上Make:って無名だったので、誰にも興奮を分かち合うことができず寂しい思いをしました。
今回MFT Tokyo2018やAkipartyでサーキットベンディング、チップチューン、VJに触れて、自分もサーキットベンディングして、ヤバい音出したりVJしたりしてみたいなという思いがムクムクと湧き上がってきてしまいました。すぐは難しいかもしれませんが、楽器作りから始めたいなとか思っています。DJ・VJとしてライブに出て見たいなとか無謀なことも考えています。目指せAkipartyでギャル電と共演!
まとめ
MFT2018レポート、音・メカ関係を中心にまとめました。これでMFT2018関連のレポートはお終いです。このままだと年々大変になっていって、行くのが嫌になりそうなので、次回はもうちょっと簡単なレポートにしたいと思います(笑)
今回は参加しただけでしたが、Mini Ogaki Maker Faire2018には出展目指して頑張ります!