「Pythonではじめる Kaggle スタートブック」を献本いただきました
u++ (id:upura)さんとカレーちゃんさんの共著「Pythonではじめる Kaggle スタートブック」を献本いただきました！
実は、献本いただく話をいただいていたのですが、すっかり忘れていて普通に自分で買う寸前でした（笑）欲しかった本が、突然自宅ポストに届いていたので「季節外れのサンタさん？」と思ったりしました。そのくらい普通に欲しいなと思っていた本です。献本、本当にありがとうございました！
「Kaggle スタートブック」の書評
Kaggleスタートブック、一通り読まさせていただきました。非常に良い本でしたので、良いなと思った点を3点簡単に紹介したいと思います。
- 著者が豪華！
- 内容が分かりやすく見やすい！
- 著者2人の対話形式のコラムが面白くて役に立つ！
著者が豪華！
まず著者が豪華です。 u++さんは本業のデータサイエンティストですし、カレーちゃんさんは公務員を辞めて専業Kagglerになったという異色の経歴をもつ気合の入った方です。そして2人ともKaggleのMaster（すごい人のみ得られる称号）で、初心者向けのチュートリアルや情報を積極的にネットで発信しています。
まさに、Kaggleの初心者向けの本を書くのに、これ以上の人選はないのではないでしょうか。
ちなみに u++ さんには、去年愛知でAIの勉強会を主催したとき、なんと東京から来ていただきKaggleに関しての発表をしていただきました。
こちらもKaggle初心者の方にとって、とても良い内容なので興味ある方は、以下のu++さんの記事参照下さい。
内容が分かりやすく見やすい！
基本的なことですが、大切なことですね。本は全ページカラーで、図や表・コードがふんだんに載せられていて、非常に読みやすいです。
また、内容はお2人ともネット上で既に、大きな好評を得ている初心者向けの情報を発信しているので、全く問題ないです。ネットで公開済みの情報をベースにフィードバックを反映してまとめあげてあり、より初心者に分かりやすい内容になっているなと感じました。
著者2人の対話形式のコラムが面白くて役に立つ！
本には、以下のような著者2人の対話形式のコラムが数多く掲載されています。
個人的には、このコラムが一番お気に入りでした（笑）
内容的には、Kaggle実践のときの体験談やテクニック、コツなど雑多な内容なのですが、経験豊富な2人だけあって、実践的かつ有用な内容が散りばめられています。具体的には、Notebookはコピペベースで始めるべきかといったところから、データ分析の具体的なテクニックまで非常に幅広いです。
まとめ
献本いただいた「Pythonではじめる Kaggle スタートブック」の書評を書かせていただきました。Kaggleを今からはじめる初心者や、Kaggleに興味あるけど手を出せてない人にとって、決定版とも言えるような内容になっていると思います。
注意する点としては、Kaggleを重視している本であり、Pythonや機械学習の基礎に関して書かれた本ではない点です。一部のアルゴリズムの簡単な解説はありますが、例えばロジスティック回帰やサポートベクターマシーンという単語は、アルゴリズムの説明なく出て来たりします。そのあたりの基礎は別の本で補完する必要があります。
また、Kaggleの本に関しては「Kaggle本」と呼ばれる「Kaggleで勝つデータ分析の技術」という有名な本もあり、私も読んだことあるのですが、こちらは中級者以上向けというイメージです。Kaggle スタートブック著者のお2人自身が語っているように、「Kaggle本」が難しいという方への繋ぎになるような本でもあると思います。
Kaggleだけでなく、データ分析をする上で幅広く役立つテクニックや考え方も多く得られると思いますので、データ分析に興味あるKagglerでない方にも幅広く役に立つと思います（私もどちらかというと、そのタイプです）。
また著者の2人が、書籍の中で「手を動かして実践することの大切さ」を繰り返し強調し、実践に重きをおいた内容になっているのが印象的でした。私自身も、専門家ではないですが、この分野では自分で手を動かして実践することの重要性を強く実感しています。GitHubのリポジトリも公開されていますので、意欲ある方は、本書を読みながら手を動かしてみるのがオススメです。
参考リンク
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変更履歴
- 2020/06/29 参考リンク追記
- 2020/06/14 Kindleへのリンクを追記
