国会図書館に自分が書いた本があるか調べてみた

国会図書館への納本

 あっきぃ (id:Akkiesoft)さんの以下記事をみて、国会図書館に自分の本があるのか気になって調べてみました。

 調べるのは簡単で、国会図書館のサイトで、書籍名や筆者名で検索するだけです。

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 デフォルトで筆者名を優先して検索してくれるようです(詳細検索もできます)。

 出てこないかな?と思っていましたが、意外にも4つも出てきました。過去ラズパイマガジンに寄稿した記事ですね。特集記事までちゃんと名前(といっても食べ物の名前ですが)が入って登録されているのはビックリですね。

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 共著で書いた「Jetson Nano超入門」に関しては、団体名で登録されており、個人名は登録されていなかったので、著者名では出てきませんでした。もちろん、書籍自体は登録されていました。

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 ちなみに本名で調べたら、学会誌に掲載された論文が出てきました(ここには載せませんが)。

国会図書館の納本制度

 「日本で出版された本は、必ず1冊は国会図書館に寄付しないといけない法律がある」という話を聞いたことがありましたが、確かめたことなかったので調べてみました。国会図書館の納本制度の概要というページに書かれている、「国立国会図書館法(昭和23年法律第5号)により定められている納入義務の範囲」というものがそれのようです。

 国の機関、民間の団体・出版社のあらゆる出版物は納本(書籍の寄贈のことですね)をする必要があるとのことです。罰則規定も一応あるようで「出版物の小売価格の5倍に相当する金額以下の過料」が課せられるそうです(実際に適用された事例があるかは定かではないですが)。

 納本制度ができたとき、個人や同人での出版は、想定されていなかったため、そういった書籍へに対する扱いは記載されていません。ただ、納本制度のお願いのことろに

日本国内で頒布を目的として発行された出版物は、原則として、すべて納本の対象となります。

 と書いてあるので、納本対象になり得そうですね。ただ、法律では対象として明確に書かれてないので、納本しなかったら罰金を払わないといけないということは無いと思います(あくまで、法律の専門家ではない、個人の見解です)。

 個人の納本に関しては、国会図書館としては基本的にウェルカムなようです。以下に実際に個人の納本に関して問い合わせた人のブログがありました。

 電子書籍などのデジタルコンテンツも、収集・保管しているようです。著作権が切れているものは、誰でも見れるようになっているようです。古い文献とか調査したい人にとっては便利ですね。

まとめ

 国会図書館に自分の書いた本があるか調べるついでに、納本制度に関しても調べてみたという記事でした。国会図書館、そういえば一度も行ったことないので、一度は行ってみたいですね。しかし、毎日のように新たに出版される書籍を際限なく収集していってパンクしないのだろうかと無駄に心配になりますね。よくある質問読むと、廃棄することはなく、どんどん増築して対応する予定のようです。

 本日(1/8)発売予定の私の書籍も、そのうち登録されそうですね。

 ついでに地元の図書館を調べてみたら、図書の寄贈を受け付けていました。出版社的には売り上げが落ちるのでよくないのですが、地元への貢献ということで、個人として1冊寄贈してみようかなとか考えています。

 みなさんも、一度国会図書館で、自分の名前だったり、興味ある対象の名称で検索すると思わぬ発見あるかもしれませんよ。一度試してみてはいかがでしょうか?

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