リユースPCの即売会で学んだ情報の非対称性とビジネスの関係

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リユースPCの即売会にたまたま参加したら学びが多かった

 用事あって市の施設に行ったとき、たまたま以下のようなイベントがやっていたので勢いで参加したら色々学びがあったので、そのことに関して書いてみたいと思います。

 まったくスペックも書いてないので、大きな期待はしていませんでしたが「Linuxを入れて遊んだら楽しそうな掘り出し物があったらいいな」というくらいの無邪気な感覚で参加してみました。

リユースPCの即売会に潜入

 開始まで待っていると、治安の悪い(?)パンフレットが配られました。

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 会場の中に入ると、ずらっと並んだPC

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 すぐ販売が始まるのかと思いきや、購入前に何故かPCの講習会(?)が始まり、慣れた感じの担当者の説明が始まります。

 なんでも、企業で数年使ったPCをクリーニングと一部はHDDをSSDに換装して格安で販売しているようです。

 途中、HHDとSSDの起動速度を比較するデモをしたとき、周りから歓声が上がりボルテージは最高潮に達しました。

 Officeソフトは、Microsoft Officeでなく、WPS OfficeというKingsoft社のOffice互換ソフトが入っているようですが、その説明も

「99%の人は全く問題ありません。問題があるとしたら1%のマクロを使うようなマニアックな人のみです!」

 という力強い説明に、思わず「お、おう!」としか言えませんでした。

 販売していたPCは以下のような感じでした。

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 そんなに高くはないけど、めちゃくちゃ安くはないかなーという感じで、特にトキメキが無かったので残念ながら見送ることにしました。ちなみに、PCは飛ぶように売れていました。

情報の非対称性とビジネスの関係 

 周りの人はみんなチラシを持っていたので、市の広報誌とか新聞の折込広告を見て参加した人がほとんどのようです。(たまたまふらっと立ち寄った人は、多分私だけだったのでしょう)。

 この廃棄パソコンのリサイクル販売、言い方悪くすると情弱ビジネスですが、買っている人もみんな笑顔でしたし、PCも何もしないと捨てられてしまうPCですし、販売している人の雇用も生み出してるし、結構良いビジネスなのでは?って思ったりしました。

 私の周りは、基本プログラミングをする人ばかりなので「マクロを使う人は1%」という発言はちょっとビックリしたのですが、でも一般的な人のPCに対する感覚ってそのくらいなのかもしれませんね。

 「ネットすらあまり使わないけど、安いPCが欲しい」という層が結構いて、そのような人たちにチラシなどでマーケティングして、人をかけて地域で即売会イベントを実施して、集めた企業の使い古したPCを販売するというビジネスモデルが成り立つというのが、自分にとっては結構ビックリでした。Twitterで「自分の地域でも同じようなイベントやっている!」という声があったので、かなり全国区でやっているみたいですね。

 こういった知識格差を使ったビジネスって、自分が気づいてないだけで、きっとまだたくさんあるんだろうなと思ったりしました。例えば、美味しい食べ物とかだと地元の人はタダで食べているけど、他の地域の観光で来た人は、高いお金出していたりとかは、実際よく聞く話ですね。

 情報の非対称性あるところには、ビジネスチャンスありということで、当たり前のことですがこうして体験すると、色々考えるきっかけと学びになりました。

まとめ

 リユースPCの即売会に期せずして参加して感じたことなどを書いてみました。ビジネスって、深い知識というよりセンスが大事なのかもとか思ったりもしました。一般的な感覚と自分の感覚のギャップを感じたら、ビジネスチャンスがあるかもと考えてみると面白いかもしれません。

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