20年以上ネットに文章を書き続けた上で文章術の本をたくさん読んで分かった「文章を書く方法」

文章を書く方法

 あくまで、「良い文章を書く方法」でも「文章を書く極意」でもなく「(普通の)文章を(普通に)書く方法」です。

 20年以上ネットに文章を書いたりしているうちに、いつのまにか商業誌に数十本寄稿したり、書籍も数冊出したりしていました。あんまり意識していなかったのですが、ひょっとしたら自分はある意味、作家に近いのかもしれません(ご飯は食べてないので、プロ作家ではなく、セミプロかハイアマというところでしょうか)。

 「ということは、少しは上手な文章を書けたほうが良いのかな?」と思い、最近いくつか文章術の書籍を読み漁っています。「今さら!?」という声が聞こえてきそうですが、そうです、今さらです。本を出す前に読めよって話ですよね。『鬼滅の刃』なら、鱗滝さんに「判断が遅い」と10回くらい殴られているところです。

 遅いながらも、文章術の本は20冊くらい読みました。その上で、自分が思う「文章を書く方法」をまとめたいと思います。

  • 名文を書くのはセンス。ほぼ才能で凡人はあきらめたほうが良い
  • 文章は、自由に書いていい
  • 文章は、書き続ければある程度わかりやすくなる
  • 文章は、書き続ければある程度速くなる
  • 文章は、とにかく書くことが大事

 たくさんの本を読みましたが、どの本も結構違うこと書いてあったり、思い込みが強い(ように思える)人もいたり、自分とは真逆の流儀の人もいたりしました。ただ、大体どの本でも、上の5つのことは、いくつかは触れられていたように記憶しています。特に、最後の「とにかく書くこと大事」は、ほぼ全ての本に書いてありました。

 それはそうですよね。私もそう思います。素振りをしないでプロ野球選手になった人がいないようなものですね。

 もうちょっと書くと、文章って目的に応じて書き方が異なるので、何が良くて何が悪いってことも目的によって変わってきたりするのですよね。小説の良い文章、ビジネスでの良い文章はそれぞれ違います。もっと言うと、小説でもジャンルによって、書き方かなり違いますしね。

 ということを踏まえて、文章術に関する情報を取り入れたほうが良いかなと思います。そういうことを書いてくれている情報源もありますが、いきなり前置きや前提のはっきりしないまま、文章のテクニック論に入る情報源もあるので。

文章術に関する書籍

 自分が読んだ書籍の1部です。自分が良かったかなと思う順番に並べています。さきほど書いたように、これらを読まなくても本を出版社から出せますし、読んだだけで文章がうまくなることはないです。読んだだけでうまくなるなら、私は今頃、文豪レベルの文章力に達しているはずですので。

 それぞれの書籍に関して、ここでは詳しい説明はしません。本の内容紹介などをみて、ご自身で判断ください。また、基本的に初心者向けの書籍を並べています。例えば、よく挙げられる日本語の作文技術は、自分はかなり高度だと感じたので初心者向けではないかなと思っています。

 また、個人的には、文章はテクニックより文章の中身(コンテンツ)とコンテンツを人に正しく伝えようという真摯な姿勢の方が、ずっと大事ではないかなと思っています。

まとめ

 文章を書く方法に関して、自分が思うことを書いてみました。身も蓋もないことを言ってしまうと、多分文章を書くのに向いている人は「良い文章を書くために、文章術の本を読もう!」と考える前に、衝動的に文章を書いて、躊躇なく世界に発信するような人なんじゃないかなと思ったりもします。

 ということで「多少はまともな文章を書けるようになりたい!」という人は、とりあえず文章を書いて発信してみてから、文章術の本を読むのが良いのではないかなと思います。自分が書く習慣が出来てからの方が、本から学んで身につくことも多いのではないかなと思います。

 私に関しては、文章は間違いなく速く書くことができるようになりましたが、全然上手くはならないですね。ただ、多くの人にとって、大切なのは文章が上手くなることより、コンテンツ(中身)を充実させることだったり、継続して情報を発信し続けることじゃないかなと思ったりしています。

 最近、そんな情報発信に関する書籍をKindleで個人出版したりしているので、よろしければこちらも参考にしてみてください(宣伝です!)

参考リンク

新しい「公用文作成の要領」に向けて(報告)

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