意識の高いトム・ヨークbotさん完全解説

意識の高いトム・ヨーク

 最近、Twitterの意識の高いトム・ヨークbot(@imnota_creep)さんが、自分の中で大ヒットなのでヒットしたつぶやきを自分のためにちょっとわかる範囲で元ネタとかちょっとした説明をつけてまとめてみました。自分は、高校生くらいのときからRadiohead(トムさんのバンドね)が好きで、一応アルバムはほぼ全部持っていて、死ぬまでに(Radioheadが解散するまでに)ライブ行くと心に誓い、2010年のフジロックでAtoms For Peace(トムさんのバンドね)を見て、2012年のフジロックでついに初めてRadioheadのライブを見たという程度の普通のRadiohead好きです。オタクまではいかないので、ネタは全部は拾えてないと思いますので、詳しい人は適当に補完してくれるとうれしいです。タイトルの完全解説というのは釣りです。

トム・ヨークとは

 イギリスの超有名ロックバンドRadioheadのボーカルです。Radioheadは洋楽好きな人ならほぼ100%知っていると思います(知らなければもぐり)。日本だとイギリスのバンドはOASISとかU2の方が有名なのかなという印象。洋楽知らない人はまず知らないですね。
 Radioheadはアルバム毎に音楽性が大きく変わってきていることが特徴で、えっと、まあ詳しくはWikipediaでも見て下さい。トムさんは社会問題に対する意識が高く、皮肉屋なところがあるので意識の高い社会人っぽくツイートすると知っている人は非常に面白いです。色々皮肉ってはいますが、中の人はよっぽどトム・ヨークが好きなんだなという愛が伝わってきます。多分。とりあえずここからツイートに突っ込んでいきます。

意識の高いトム・ヨークbotの自己紹介

バンド団体Radiohead代表/Atoms for Peace代表/株式会社Nice Dream社長/世界が舞台/環境問題/フェアトレード/2+2=5にするマーケティング/内定のための15 Step /Stay Hungry, High and Dry/人生は何が起きてもNo Surprises!

もう自己紹介からして突っ込みどころ満載です。Radioheadがトムさんのメインのバンドで、Atoms for Peaceがどちらかというとソロプロジェクトっぽいバンドですが、ベースはRed Hot Chili Peppersのフリーだったりと豪華メンバです。Nice Dream, 2+2=5, 15 Step, No SurprisesはRadioheadの曲のタイトルですね。Stay Hungry, High and Dryはスティーブ・ジョブズの「Stay Hungry, Stay Foolish」とRadioheadの代表曲「High and Dry」をかけているのだと思います。意識高いです。

面接のための15 Stepシリーズ

 Radioheadの曲(一部はソロの曲)のタイトルを入れて、意識高い発言をしています。曲名で意識高い発言ができるところがトム・ヨーク、そしてRadioheadの魅力ですね。
 基本的に英単語の部分が曲名です。1stアルバムから最新アルバムまで満遍なく使われているようです。アルバム名と曲名書いてきます。あんまり調べないで記憶で書いてるので間違っているのあるかも。


 Radioheadアルバム「Kids A」のOptimisticから。楽観的って意味ね。


 トムさんのソロでの曲Analyseから。


 Radiohead 2ndアルバム「The bends」のNice Dreamから


 トムさんソロの曲、The Eraserから。トムさんの1stアルバムのタイトルでもあります。


 Radioheadアルバム「Amnesiac」のI Might Be Wrongから


 Radioheadアルバム「Hail to the Thief」のSit down. Stand up.から


 Radioheadアルバム「In Rainbows」のNudeから


 これも「In Rainbows」かな?Go Slowlyから


 Radioheadアルバム「The King of Limbs」Little By Littleから


 Radioheadアルバム「Kids A」のEverything in Its Right Placeから。ライブでは必ず演奏される代表曲です。


 Radiohead 2ndアルバム「The bends」のJustから。名曲ですね。


 Radiohead 1stアルバム「Pablo Honey」のProve Yourselfから


 これも1stアルバム「Pablo Honey」のThinking About Youから。


 Radiohead 3rdアルバム「OK Computer」のLuckyから

小ネタ


 Radioheadの名盤と名高い2ndアルバム「The Bends」と「ベン図」をかけた高等なジョーク。これは衝撃受けました。


 5thアルバムのAmnesiacは4かなりエレクトロニカ色が強く、ロック色が無いことからきていると思う。キャラが突然チャラくなっているのは謎ですが、意識高い人というのはキャラをうまく使い分けるのかもしれません。


 このベストアルバムは、Radioheadとしては望んでいない形でリリースされたベストアルバムで、バンドは一切関知しないというスタンスらしいので、それを皮肉っているのかもしれません。


 意識高い発言w How to Disappear CompletelyがRadioheadの曲です。


 トムさんはAtoms for Peaceというバンドでレッチリのフリーさんとバンドを組んでいる


 In Rainbowsはユーザが好きな値段を付けてダウンロードできるというビジネススタイルで話題になりました


 Go to sleepもMorning Bellも曲名。2曲も使ってます。


 Pop is deadという曲からかな?ポップはクソみたいな発言もしていたかもしれないです。


 Radioheadは1stアルバムの「Pablo Honey」制作時、まだバンドが無名なことがあり、十分時間をかけて作り上げることができず、完成度に関して納得していないままリリースされてしまったようです。


 これは事実らしいです。Karma Policeというのは3rdアルバム「OK Computer」の曲。美しい曲です。

著名人との交流

 意識が高いので異文化交流も欠かせません


 トムさんは、最近は曲中に謎の踊りをすることで有名。ビョークさんとトムさんはコラボしたりデュエット曲を出したりしています。映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」でも使われていますね。


 日本版のCDのライナーノーツ(解説文)を全て書いている。なんか感情移入しすぎた解説文が一部で物議をかもしているとかいないとか。


 OASISがインタビュでRadioheadの批判等をするため。まあOASISはとりあえず売れている人全員をdisるのが伝統芸能みたいになってますけど、自分の過去アルバムですらdisってるし。



 なぜかGLAYのTERUさんとも絡んでいます。音楽的な共通点は…特にないと思います。


 2ndアルバムの「The Bends」のCDジャケットとリンク先の小田和正さんの顔が酷使しています。知っている人は見ると吹き出すと思います。ちなみにベンズのジャケット写真はwikipedia曰く”ジャケット写真にのっているのは救命訓練用の人形で、トムがそのオーガズムに達したかを思わせるような表情を気に入って病院から借りてきたものである”だそうです。知らなかった。


 イエローモンキーの吉井さんが、何かの雑誌のインタビュでRadioheadに「今度対バンやろうぜ!」と言い物議を醸し出したことから来ていると思います。今のところ対バンはしていないようです。

Creep

 Radioheadの初期の代表曲。意識の高いトム・ヨークbotさんも積極にcreepに関するツイートをしています。今では滅多にライブで演奏されることはない曲です。2003のサマーソニックでは、アンコールでまさかのcreepが演奏され伝説となっています。あとは、椎名林檎さんがライブでカバーしたり、映画「ソーシャルネットワーク」の日本版予告でアカペラバージョンのcreepが使われたりしています。


 creepというのは這うもの、ウジ虫てきな自己否定的なニュアンスがある


 トムさんは、インタビュでcreepに関して嫌いじゃないけどもうライブでは歌いたくないというニュアンスのことをよく言っています。




 この「ガコッ!」というのはcreepのサビに入る前のギターの音だと思います。ギターのジョニー・グリーンウッドが、サビ前でファズを思いっきりきかせたギターをミュートして、叩き付けるようにギターのアタック音を出すのですが、そのスタイルと「ガコッ!」と形容されるパワフルな音に、全世界のギターキッズが魅了されたのです。



 creepは、アンジェラ・アキさんとacoさんもカバーしているらしいです。正直知らなかったです。

リプライ

 意識の高いトムさんはちゃんと返信もしてくれます。


 3rdアルバム「OK Computer」のClimbing Up the Wallsをさりげなく入れていますw


 からあげさんって呼んでくれました!1回会った人を忘れない、ビジネスパーソンとしての意識が高いです!

動画

 RadioheadのYoutube動画を適当にピックアップ


 まだ意識が高くないころのcreep演奏。ちょっとビジュアル系っぽいです。これを思い出してしまうので、あまり演奏したくないのかも。ギターの音が一番「ガコッ」って聞こえます


Atoms For Peace - Ingenue - YouTube
 踊っているトムさん。ライブでもよく踊っています。


Radiohead - Creep (live SummerSonic, MTV, 2003 ...
 サマーソニックでのアンコールのcreep。伝説のアクトです。


i don't berrrong here - YouTube
 椎名林檎さんのカバーするcreep

まとめ

 まとめてみたら、思ったより疲れました…。なんでこんなことしてしまったんだろう。この記事を見て、Radioheadに少しでも興味を持った人がいたらうれしいです。1stから順にCDを聞いて行くのがよいでしょう。名盤と名高いのは2ndのベンズですが、どれもよいと思います。とりあえず1stから5thまでのアルバムをアマゾンさんからリンクしておきます。
 最初は退屈でも、とりあえず100回くらい聞いてみるのがオススメです、20回くらい聞いても苦痛しか感じられない場合は、また10年後くらいにチャレンジしてみるか、CD叩き割るのがよいと思います。

パブロ・ハニー

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ザ・ベンズ

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アムニージアック

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