簡単に多重露光を楽しめるマルチプラットフォームの画像処理ソフト「Multiple Exposed Holic」をリリースしました

2017/08/12 ソフトへのリンクをSorceForgeからGitHubに変更

背景

 岡崎のおしゃれカメラ雑貨店「SHUTTER HOLIC」さん主催の多重露光写真展に参加しようとし、いざMacで多重露光しようとしたのですが、簡単に多重露光できるソフトがみつかりませんでした。
 GimpとかPhotoshopとかでレイヤー機能とか使えばできるのは分かっているのですが、私が欲しいのはそんな大げさなものではなく、iPhoneのCameratanのように2つ画像を選んで、多重露光の効果を選ぶだけでできるという簡単なものが欲しかったのです。
 「パンが無ければ、お菓子を作ればいいじゃないの!」というわけで、ソフト自作してみました。

結論

 社会人らしく結論からいいますと、Mac/PCで多重露光できるソフト「Multiple Exposed Holic」をリリースしました。下記のSourceforge.jpのリンクからダウンロードできます。For MacってあるのがMac用でFor PCと書いてあるのがWindows用です。Windows用は動作確認してないですけど多分動きます。動くといいな(誰か確かめて☆)。
 Windows用は動かないという指摘をうけたので一旦公開取り下げています。
動作報告が確認できたので、再公開しました。以下からダウンロード下さい。


Windowsでの動作に関して

 聞いた話によると一応動くらしいです。「javaw.exeが見つかりません」と表示されて動かなかったら下記の記事を参考にしてみて下さい。

「javaw.exeが見つかりません」が表示されるときの対応 – とろテク

マニュアル

 使い方の解説です。まずはダウンロードしたら起動しましょう。


 最初は元写真と多重露光する写真を選択します。現状の制約として同じサイズの写真を選ぶようにして下さい(違うサイズだと動きません)。


 多重露光のモードを選択して下さい。気に入らなければ何度でも選び直せます。多重露光のモードの違いは「多重露光で一歩進んだ写真にチャレンジ」という記事を参考にしてみて下さい。


 出力イメージが表示されます。調整したいときは、ガンマ補正とゲイン補正ができます。そのままで気に入ったら特に調整しなくてもOKです。


 ファイルを出力しましょう。拡張子は自分で付けて下さい。jpgとかpngとかtiffとか大抵の形式で保存できます。

サンプルイメージ


 元写真 その1


 元写真 その2


 多重露光処理した写真

写真展の宣伝

 SHUTTER HOLICさんで11月2日(土)〜11月17日(日)まで行われる多重露光写真展に1点出展予定です。ここに載せたのとはまた別の写真を展示しています。無料ですので、興味ある方は是非ふらっとお立ちより下さい☆
締め切り1週間前にソフト作り出して、締め切り直前にエントリし忘れてたの気づいたのは内緒だよ☆

ソースコード

 GitHubで公開しています。

 Processing1.5.1とControl P5のライブラリが必要です。急いで作ったからといういいわけも通じないくらい汚いコードです。嘘みたいだろ、動くんだぜ、それ。

芸術の秋

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参考リンク

Calcurate Blendmode
 アルゴリズムはここのものを参考にしました。