はじめに
この記事は、下記「電波ガーデニング」の一つの機能を実現するためのものですが、単独でも成立する記事にしていますので、「電波ガーデニング」をしたい人、タイトル通りのことだけやりたい人、両方の方が対象の記事となります。
Raspberry Piの自作簡易防水ケース
電波ガーデニングで家庭菜園の栽培記録をする際、Raspberry Piをベランダに出して使いたいので問題になるのが防水性です。また、通信はWiFiがベランダまで届くので問題ないのですが、電源はバッテリだと数時間しかもたず実用的ではないので、なんとか考えなければなりません。 そういうわけで、今回はベランダの軒先にRaspberry Piを設置することを前提に、電源を確保可能な簡易防水ケースの自作をしてみたいと思います。
必要なもの
Raspberry Pi関係
Raspberry Pi 3。Raspberry Pi用のケースは不要 カメラモジュール microSDカード Raspberry Piへの給電ケーブル。タイプAオス- マイクロタイプBオス防水ケース関係
- ダイソーのショーケース(フィギュア入れるようなやつ)
工具
棒ヤスリ。ケースの加工に使用します簡易防水ケース作り方
ケース仮組み
必要なもの一式
ダイソーのケースとRaspberry Piをベルクロテープで固定
やすりでUSBケーブルをケースから出す穴を削る
こんな感じ
カメラモジュールをケースの内側からテープで貼り付け
温度・湿度・気圧センサを接続
ベルクロテープで固定
仮組みできた状態。
ひとまずこの状態で電源を入れて、設置場所でのネットワーク接続、カメラやセンサ等の周辺機器の動作確認をしておくと良いと思います。
延長電源対応
設置場所に防水の延長電源を置く
エアコンダクトを通します。ただこのままだと虫とか雨とか入ってきそうでまずいです
エアコンダクトを塞ぐための粘土を使います
ペタペタと貼り付けて塞ぎます。部屋の中側も同様に塞ぎます。その際ちょっと粘土を余らせておくと後で使えるので便利です。
部屋の中でのケーブル固定
部屋の中では、こんな感じに延長ケーブルを固定して電源まで這わせます
簡易防水ケース屋外設置
防水自作ケースを設置
USBケーブルの穴を余った粘土で塞ぐ
電源側も端子がむき出しになる箇所を粘土で塞ぐ
USBケーブル自体は防水じゃないので、防水テープでグルグル巻きにする
これで一先ず完成
雨の中でテスト中
まとめ
ちょうどケース作成した日に雨が降っていたので、一晩中動かしてみましたが止まること無く無事完動しました。後心配なのは、真夏の直射日光下で止まらず動いてくれるかどうかですね。ヒートシンクなどで熱対策したいのですが、なかなか手軽で気休め以上の効果ありそうなものが無かったので、まずはこの状態でチャレンジしてみて、ダメだったら何か考えるというダメな感じでいってみようかと思います。もしお手軽な放熱方法ありましたら教えて下さい。