突然の講演依頼
仕事で縁があり、生まれて初めて講演と呼ばれるものをしました。元々軽い気持ちで受けたのですが、受けた後でビックリ。自分以外の講演者は、全て大学教授・会社のお偉いさんで、聴講者も数百人規模という凄まじいものでした。
1ヶ月ほどで準備して、なんとか無事に終えることができました。プレゼン後、3、4人くらいの方から「一番良かった!」とか「プロみたいだった!」とか「面白かった」(?)というありがたい声をかけていただけました。もちろん、お世辞もあると思いますが、単純なので真に受けておこうと思います。
というわけで、これを読んでいるみなさんの中にも、突然数百人の前でプレゼンする羽目に陥る人がいるかもしれないので、私がした準備を参考までにシェアいたします。
事前準備
最初に、Microsoftエバンジェリストの澤円さんの「世界No.1プレゼン術」本を読みました。はっきりいって、ほぼこれが全てです。
- 作者: 澤円
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/08/25
- メディア: Kindle版
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澤さんに関しては「Voicy」で毎日音声ブログ聞いているくらいのファンです。Voicyに関しては以下参照下さい。
澤さんの本には、プレゼンとは何のためにするべきかというそもそも論から始まり(実はこれが一番大事)、資料の作り方、テクニック、練習方法まで、プレゼンに必要な全ての実践的な要素が、惜しげも無く詰まっています。
実際、今回のプレゼンは、ほとんど澤さんの本の内容をそのまま忠実に実践しました。2回以上繰り返し読みましょう。
プレゼンスライド作成
澤さんの本の通り作るだけです。おかげで、ほとんど迷ったり、大きく作り直すことなくスライドを作成できました。本の中でも特に参考にしたポイントは以下でしょうか。
- プレゼンの対象となる層に近い人たちから直接話を聴く(インタビューする)
- キーワードとなるような数字を入れてプレゼンに説得力を持たせる
- 1枚のスライドは、基本的に画像1枚と短い文章のみ
- アジェンダは入れない
その他細かいポイント含めて、ほんと本に書かれていることを疑わずそのまま実行しました。
ただ、勘違いしてはいけないのは、澤さんの本はあくまでコンテンツをいかに伝えるかというプレゼン術に関して書かれた本ということです。料理で言えば、美味しい料理の作り方、秘伝のレシピのようなものです。
料理でいう材料、すなわち伝えるべきコンテンツは、自分が仕事や生活の中で考え、蓄積していく必要があります。
プレゼン練習
スライドができたら、1週間くらい前から会社のお昼休みに毎日30分程練習しました。今まで経験したことの無い、長い時間のプレゼンだったので、最初はうまく調整できず、盛大に時間オーバーしてしまったのですが、3回くらい練習したらなんとか時間に収まってきて、5回を超えたら規定時間の30秒以内には確実に収めることができるようになりました。
個人的には、長時間少ない回数練習するよりは、短い時間たくさん練習した方が良いのじゃないかなと思います。
練習のときは、澤さんの本に従い、動画を録画して自分で見るということを繰り返しました。めちゃ恥ずかしいですが、やっぱり自分で確認してフィードバックするのはめちゃくちゃ重要です。1回やれば慣れます。
ストップウォッチはiPhoneを使いました。WiFiを切り機内モードにして、外部からの割り込みを遮断した上で「設定 -> 画面表示と明るさ ->自動ロック」をオフにして途中で画面が暗くなって見えなくなるのを防ぎましょう。
プレゼン本番
人がめっちゃいて、吐きそうになりました。
本番はちゃんと他の人の話も聞くのが良さそうです。もし、前の人と話が被ってしまったら、そのまま話すと「こいつ人の話聞いてないじゃないか」と印象悪くなります。さりげなく「繰り返しになりますが」と軽く触れた方が自然になります。
また、他の人のプレゼン内容に突っ込む、利用するといった高等テクもありますが、私には場数が足りずできませんでした。
ちなみに、プレゼン慣れしたお偉い先生は、プレゼン会場でギリギリまで資料作っていました(むしろ、プレゼン会場で作っていた?)。そこの域に達するには、まだまだ多くの場数が必要そうです。
まとめ
たくさんの人の前で頑張ってプレゼンしたという話でした。正直まだまだ力量不足を感じたのですが、それでもなんとか良い反応をいただけて良かったです。生まれて初めての講演にも関わらず「場慣れしている」と言われたので、普段noteで音声配信していたり、LTで発表したりしたのも少なからず効果はあったのかもしれません。やはり普段からのアウトプットが大事ですね。
多分、人生でもう2度とない機会だと思うので、やって良かったかなと感じています。あと、講演料が個人で貰えたので思わぬ臨時収入になってラッキーでした(こういうの会社に召し上げられるものだと思ってました)。
そして何より、一番大きかったのはやはり澤さんのプレゼン本ですね。大きなプレゼン控えている人は必読かと思います。Twitterで呟いたら、なんとお祝いのコメントまでいただけました!アフターサービスまで万全です!
おめでとうございます!素晴らしい成功体験ですね!
— Madoka Sawa / 澤 円 (@madoka510) 2019年1月23日
書籍が参考になったのであれば、筆者としてはこの上なく嬉しいことです! https://t.co/RaphP09sP1
澤さんの本は「人にいかに自分が考えていることを伝えるか」「相手から行動を引き出すか」という普遍的な内容について書かれています。なので、大きなプレゼンを控えている人はもちろん、それ以外の方も、普段の資料の作成やコミュニケーションに活かせる内容となっていてオススメです。
- 作者: 澤円
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/08/25
- メディア: Kindle版
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澤さんのVoicyに取り上げていただきました
なんと、私のTwitterでのツイートとこのブログを澤さんのVoicyで取り上げていただきました。
Voicy配信開始でーす!
— Madoka Sawa / 澤 円 (@madoka510) 2019年1月28日
からあげ(@karaage0703)さんのツイートをきっかけに、本の話をしました。
本の内容を試してみた!というフィードバックは嬉しいです!
【第305回】ボクの本に助けられたという投稿で喜んだ話。 - Madoka Sawahttps://t.co/TmlndRj8ud#Voicy
澤さんのVoicyは毎日聴いているので、自分の話をしていただいて感激でした。澤さんの本には「聴いた人から行動を引き出す」のが良いプレゼントと書かれていましたが、澤さん自ら行動して下さったのはビックリでした。
でもブログを長いことやっていて感じるのですが、実際に行動する人って凄く少ないのですよね。すぐに行動できるという点で澤さんがプレゼンの聞き手としても一流であることを実感しました。
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変更履歴
2019/01/29 澤さんのVoicy配信に関して追記