「ワンボタンキーボード」を購入して組み立ててみた
今年の5月に参加した趣味TECH祭(詳細は、下記参照下さい)で行われたワンボタンキーボードワークショップ。
「ワンボタンキーボード」という素敵なアイテムの製作が行えるワークショップです。残念ながら、私は当日都合が合わず参加できませんでしたが、材料だけは購入することができました。家で組み立てようと思ったものの、いつものように積んでいたのですが、ある日意を決して(気まぐれで)組み立ててみました。
購入から組み立て方法、ソフトウェアの書き込みに関しては、公式サイトが詳しく丁寧ですので、興味ある方は以下サイト参照下さい
Amazonでの購入も可能です
TOKYO FLIP-FLOP ワンボタンキーボード(組立キット) (白)
- メディア: エレクトロニクス
早速組み立てていきます。
ワンボタンキーボードの材料
組み立ては、公式サイトのマニュアルを見たら楽々をスマホに表示させながら組み立てたら楽々でした
10分くらいで完成。キートップは「Japanese Raspberry Pi Users Group」のメンバー様に「お前もキーボード沼に落としてやる!」と恐ろしい呪いと共にいただいた、ラズパイキートップです。
横から見た図
プログラムの書き込みは、公式サイトの説明が丁寧なので、初心者でも大丈夫です。Arduinoとかのマイコンボードを使ったことある人は余裕と思います。
「ワンボタンキーボード」をデモ用に使って見た
Jetson Nanoで作ったプログラムのデモの操作用に使って見ました。ボタンを押すとディープラーニングで物体検出した物体にモザイクがかかります。
ラズパイのキートップでJetson Nanoを操作するという鬼畜(?)プレイです。
ワンボタンキーボードを活用するテクニック
ボタンが一つしかないので、使いどころ無いように感じるかもしれませんが、ボタンを押すたびにキーを変えたり、長押しに対応したプログラムを書くことで、一つのボタンに複数の役割を持たせることが可能です。
同じようなこと考えている人いるだろうと検索したら、Yahoo知恵袋にちょうど似たような例があったので、参考にさせていただきました。
長押しを検知するスケッチを教えてください。arduinoで短押しと長押しを分け... - Yahoo!知恵袋
GitHubに、キーボードを押すたびに、設定した最大値まで数字が増えていく。長押しすると、「s」と「m」を交互に入力するプログラムを格納しました。よろしければ参考にしてみて下さい。
その他のサンプルコードは、趣味Techオンラインさんの以下記事が参考になります。
ワンボタンキーボードを256倍活用するサンプルコード集 - 趣味TECHオンライン | 趣味のモノづくりを応援するオンラインメディア
まとめ
「ワンボタンキーボード」を作って使って見たという記事でした。最初は「ジョーク的なガジェットかな」くらいに思っていたのですが、サイズ的にも使い勝手的にもこれかなり良いです。特に、ラズパイ等の小型機器のデモに最適そうです。
応用例としては、市販のソフト等の自分が操作系をいじれないソフトのデモ操作に使うのは良いかもしれません。キーは一つですが、上記のテクニックの紹介でも書いたように、プログラムで押すたびにキーの割り当てを変えたり、長押し対応すれば、複数の機能を持たせることが可能です。
そのように考えると、シンプルなだけにかなり応用範囲の広い奥深いガジェットだなと思いました。今の所、一番秀逸だなと感じた使い方は、草を生やす「草専用ボタン」でしょうか(笑)
そんな「ワンボタンキーボード」を開発した「TOKYO FLIP-FLOP」さん主催のイベント「趣味TECH祭(夏)」に8/3・4の2日間出展予定です。イベントの詳細は以下参照下さい。
偶然にもあのMaker Faire Tokyoと同日・同場所で開催です。無料のイベントですので、是非お気軽に参加下さい。
TOKYO FLIP-FLOP ワンボタンキーボード(組立キット) (白)
- メディア: エレクトロニクス
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変更履歴
- 2020/09/28 サンプルコード集へのリンクを追記
- 2019/07/31 テクニックに関して追記