日本語入力環境をちょっとだけレベルアップする方法

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日本語入力環境レベルアップのきっかけはオンラインMTG

 仕事でオンラインMTGをする機会が増えてきました。MTGのときは、チームメンバーが見ている画面で議事録を自分が打ち込んでいくことが多いのですが、チームメンバーから

「あ、その入力こうした方が早いですよー」

 とかアドバイスいただけることが結構ありました。言われてみたら、ブログ長いこと書いて単書まで出しているのにも関わらず日本語入力環境に関してはかなり無頓着でした。

 反省して、日本語入力環境を見直してレベルアップすることにしました。具体的に実施したのは以下3つです。

  • 日本語入力をGoogle日本語入力に変更
  • カスタム辞書登録
  • VS Codeエディタ日本語環境構築

 1つずつ紹介していきます。日本語入力環境を改善したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

日本語入力をGoogle日本語入力に変更

 基本中の基本、漢字変換ソフトからです。実は、ずっとOSデフォルトの日本語入力使っていました。Google日本語入力は評判良いですが、リリース初期の頃に使ってイマイチ気に入らなかったので、ずっと使わずに来てしまったのですよね。

 長い時を経て、久しぶりにGoogle日本語入力試してみました。正直、絶賛するほどの違いは感じないのですが、特に悪くもないですし、変換のときの反応が、気持ち軽くなった気もします。また、私はMac, Windows, Linuxと複数のOSを使うのですが、全部Google日本語入力を入れておけば、同じ使用感覚で使えるのは良いなと思いました。

 というわけで、インストールと便利だと思った使い方を紹介します。

Windows・Macへのインストール

 インストールは、公式サイトからインストーラをダウンロードして、説明通り設定すればOKです。

 MacでHomebrewを使いたい場合は、以下コマンドでインストールできます(Homebrewに関しては、こちらの記事を参照ください)

$ brew install google-japanese-ime

 ただ、Homebrewでインストールした場合は、「設定」 → 「キーボード」 → 「入力ソース」でGoogle日本語入力を追加して、漢字入力を切り替えるといった作業が必要なのでインストーラーを使ったほうが手軽かもしれません。

Linux(Raspberry Pi / Jetson Nano)へのインストール

 Linuxの場合はMozc(もずく)がGoogleの日本語入力のオープンソース版となります。知らずに使っていました(笑)

 Ibus-Mozc、Fcitx-Mozcと2種類あるようです。一応両方紹介しますが、まだどちらが良いかは比較していません。

$ sudo apt update
$ sudo apt install -y fcitx-mozc # Fcitx-Mozcの場合
$ sudo apt install -y ibus-mozc # Ibus-Mozcの場合

 LinuxということでRaspberry Pi(ラズパイ)やJetson Nanoでも同じ要領でGoogle日本語入力をインストールして使えます。

 ちなみに、Mozcは形態素解析の著名なライブラリがMeCab(めかぶ)なので、それに合わせていると思うのですが、漫画のタイトルにも由来があるらしいです(以下開発者によるツイート)。

Google日本語入力便利な使い方

 普通に使うだけでも、固有名詞が出てきやすく便利だったりするのですが、ちょっと便利だなと思った使い方は以下ですね。

日付が入力できる

 「きょう」「きのう」「あした」など入力すると、日付が入力できます。例えば、「きょう」で変換すると「2021/04/13」と今日の日付が出てきます。

 他に「じこく」で今の時間が入力できたりしますね。地味に便利といえば便利かもしれません。

Zと組み合わせて矢印(←↓↑→)・三点リーダ(…)・カギカッコ(『』)入力

 「Z(ゼット)」と一文字組み合わせることで、いろいろな記号を入力できます。

 「ZH」「ZJ」「ZK」「ZL」の変換がそれぞれ「←」「↓」「↑」「→」の矢印に対応します。この矢印の対応は、Vimエディタを使っている人は身体に馴染んでいるので便利だと思います。ただ、それ以外の人は覚えづらいので、あんまり約に立たないかもしれませんね。

 あとは「Z.」を入力することで3点リーダ(…)、Zにカッコ(「」)を組み合わせることで、カギカッコ(『』)に変換できます。

 このあたりの地味な便利さは、一度使うとクセになりますね。

カスタム辞書登録

 これは以前からやっていたのですが、よく使う長めの文章は、カスタム辞書登録をしておくと便利です。仕事でよく使うのは以下のようなやつですね。

入力 変換
あけおめ あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
おつ お疲れ様です。
せわ いつも大変お世話になっております。
よろ よろしくお願いします。
なまえ 自分の名前
しゃがい 株式会社 xx 〇〇です
しゃない 自分の部署名 〇〇です

 はてなブログ関係だと、以下のような単語を登録しています。

入力 変換
つづき <!-- more -->
はてなブログ entry.new

 はてなブログの変換に関しては、ロンスタさんのブログの記事を参考に設定しています。

 これらの登録の品詞は、以下のように「短縮よみ」にしておくのが便利です。

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 「短縮よみ」に設定すると、入力の単語だけを入力したときに変換してくれます。これにより、例えば「つづきから」と変換したとき「 <!-- more --> から」と意図しない変換をされずに済むようになります。

 上記のカスタム辞書をGitHubにアップしました。どうぞご自由に利用ください。

 自分だけの辞書を作って育てていくと、どんどん便利になりそうですね。複数のPCでの辞書の自動同期とかも設定したかったのですが、調べた感じ少し大変そうなので今回は見送りました。

VS Codeエディタの日本語入力環境構築

 日本語を書くのは、ブログや技術記事を書くことが多いのですが、はてなブログエディタとか、Zenn等の各プラットフォームのエディタを使うことが多いです。会社だと、社内システムのWikiですね。

 それらを使わないとき(もしくはオフラインのとき)はどうかというと、恥ずかしながら、今だに標準のメモ帳などのエディタを使ったりしていました。メモ帳も流石にアレなので、こちらもコーディングによく使うVS Codeエディタを日本語入力に使ってみることにしました。VS Codeエディタに関して知らない方、インストールから詳しく知りたい人は、Zennで本を書いているので以下参照ください。

VS Code GitHubに慣れている人の設定

 本を書くくらい気に入っているVS Codeエディタ、今まで日本語書くのにあまり使ってなかったのは、Vim拡張と日本語の相性が悪くて使いづかったからなのですよね。

 そのため、VS Codeのworkspaceの設定を使います。workspaceは、公式の説明みてもいまいち分かりづらいのですが、大切なのは「エディタを起動したフォルダにある.vscodeフォルダのファイルで、拡張の設定を変更や無効化したり、おすすめの拡張をインストールすることができる」ということです。

 設定をまとめてGitHubにリポジトリ作成したので、こちらを参考に使ってみてください。

 テンプレートとして使えるように設定してあるので、右上の「Use this template」をクリックして、自分のリポジトリにコピーしたら、cloneしてそのリポジトリでVS Codeを起動すれば良い感じの日本語入力が立ち上がります。PR募集中です。

 workspaceとかGitHubとか全然分からん!って人は次の初心者向けの設定を読んでください。

初心者向けの設定

 とにかく簡単に使いたいという人は、VS Codeエディタをインストールして、以下の設定をしておけば、日本語入力が多少便利になると思います。上記方法で自動で設定できることとほぼ同じことを手動でしていることになります。

 拡張機能、以下2つ追加

  • テキスト校正くん:テキストの誤記チェック
  • CharacterCount:文字数カウント

 wordSeparatorsの設定を以下にする。

まとめ

 日本語入力環境をレベルアップしたという話でした。実は最初、この記事のタイトルは「至高の日本語入力環境構築方法」にしようと思っていたのですが、とてもそこまでたどり着けなかったので、控えめなタイトルにしました。何でも炎上する時代、謙虚さはPVよりずっと大事ですよね。

 至高の日本語入力環境構築への道は遠いです。オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな、このはてしなく遠い日本語入力環境坂をよ!からあげ先生の次回作にご期待ください。というわけで、もし他にもおすすめの設定だったりエディタだったりツールをご存知の方は是非優しく教えてください!

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