映画「トップガン」を観て偉大な教育者に必要なのは狂気と実践かもと思った

映画「トップガン」シリーズみました

 注:それほど深くは作品に触れませんが、ネタバレになる情報もあるため、その点はご了承ください。

 「トップガン マーヴェリック」評判良かったので観たかったのですが、時期を逃してしまっていました。すっかり諦めていたのですが、延長上演をしていたことあり、遅ればせながらようやく観ることができました。良かったです。前作は観てなかったのですが、Amazonプライムで前作のトップガンも観てしまい、2度楽しめました。

 単純に、トム・クルーズが大活躍するエンタメ映画という印象が強いかもしれませんが、シリーズを通して、教育というテーマにスポットが当てられているように感じました。特に、トム・クルーズ無双になりがちな今作より、前作の初代「トップガン」にその要素が色濃くみられるように思いました。

 映画をみると、無謀とも思える狂気的行動と、教官自身がその絶対的実力を存分に見せつけるシーンが多くでてきます。人に大きな影響を与える教育者には、狂気と実践が必要なのかもと感じたりしました。

歴史的・実体験にみる偉大な教育者

 トップガンは、もちろんフィクションですが、そう思ったのは、歴史的な例と私自身の実体験もあるからです。

 歴史的、特に日本の偉大な教育者として吉田松陰先生を挙げるのに異論ある人は少ないのではないかと思います。松下村塾を立ち上げ、明治維新で大きな活躍をする高杉晋作、その後初代の総理大臣となる伊藤博文らを輩出します。そんな偉大な教育者である吉田松陰先生ですが「旅行で友人との出発の期日を守るために、許可を待たずに脱藩(下手すれば死刑)」「黒船に密航してアメリカに行こうとする(普通に死刑になる犯罪)」と狂った行動で有名です。また、陽明学の思想に感化されていたため、自らの実践に重きを置いていたことでも有名ですね。

 自分自身を振り返ると、人生であった一番偉大な師と言える人の1人はディープラーニングおじさんでしょう。ディープラーニングおじさんもまた、AIを知ってから平日から休日まで全てAIづくしという狂気と、ほとんど経験ないにもかかわらず、自らAIのプログラミングを狂気的な学習量により身につけてしまうその実践力。いつしか、自分もその狂気に感化されていた気がします。そう、多分狂気は伝染するのではないかと思います。

 そして、年齢を感じさせない少年のようなところもありますね。トム・クルーズのキラキラ(ギラギラ)した眼をみて、久しぶりにそのことを思い出しました。吉田松陰先生は、若くして亡くなってしまいましたが、きっと長生きしたらいつまでも心は若いままだったのではないかなと思います(勝手な想像です)。

まとめ

 トップガンをみて、偉大な教育者には狂気と実践が必要なのかもと思った話でした。あくまで自分自身の考えです。偉大な教育者は心に火を付けると言いますが、あまり狂気に魅せられると早死にするような気もするので、ほどほどが良いのかもしれません。

 というわけで、トップガンはエンタメ映画として面白いのでオススメです。ちょっとだけ教育という面を意識して見ると、違った楽しみ方ができるかもしれません。

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