ポータブル開発環境: 外付け大容量USB SSDドライブで簡単に切り替え&持ち運び

外付けUSBメモリを使い捨ての開発環境感覚で使う漢

 「やっほー、開発環境のセットアップしてますか?」

 私は、してます(突然の真顔)。特にLinux(Ubuntu)のセットアップは、確実に3桁回数を超えていると思います。

 環境セットアップ、嫌いな人も多いと思いますが、自分は結構好きなんですよね。まっさらにリセットして、強くてニューゲームする感じがあって(自分だけかもしれませんが)。

 開発環境のセットアップ、イケてるWeb系のソフトウェアエンジニアだと、Dockerとかでサクッと環境構築する人も多いと思うのですが、私の場合、扱うデバイスが特殊だったり、AI関係の開発環境を色々と切り替えたいことが多くて、ネイティブの複数のWindows環境/Linux環境を物理的に切り替えたいときが多いんですよね。あと元ハード屋だったこともあり、やはり信じられるのは物理なのです(笑)

 環境の台数だけPCが用意できれば一番よいのですが、いくらお金があっても足りませんね。そんなときの強い味方が、外付けの大容量のUSB SSDドライブです。私が愛用しているのが、バッファローさんのSSDドライブです。

 1TBあるのに(それなりに)コンパクトです。

 あとは、右側の赤いレバーをスライドさせるとニョキッと出てくるUSBコネクタ。

 シンプル!文句なしです!

大容量SSDドライブ活用方法

 こいつをどうやって活用するかというと、このドライブにブートローダー含めたOSごと開発環境を入れてやるのです。

 USBからブートすれば、即自分の開発環境が立ち上がります。持ち歩けるポータブルな開発環境ですね。私はこのドライブを3個持っていて(4つあったけど1個壊れた)、開発環境に応じてドライブを切り替えて実験しています。

 ディスクの作り方、セットアップ、Windowsとの共存方法等の運用方法は、以下のzennの記事に書いています。

 関連するセットアップ記事は以下になります。

 最初にセットアップするLinux(Ubuntu)のブートディスク用には、激安のUSBメモリが便利です。これもSSDドライブと同じバッファローさんですね。

 安すぎて、とりあえず2個買っちゃいました。

 マステでディスクの中身をメモして貼り付けておくと便利です。

注意事項

 SSDドライブ、たまーにぶっ壊れます。1個ぶっ壊れました。shi3zさんがディープラーニングの学習はめちゃくちゃ書き込むからSSDとかのNAND系のドライブ使うとすぐ壊れるという話をしていましたが、本当にそんなに壊れるのかはまだ十分検証できていません。確かにSDカードとかは書き込み回数とか結構シビアなので、SSDでもありえなくはないかもしれません。

 ただ、壊れてもPCのケースすら開ける必要なく、すぐ入れ替えられるのが外付けSSDの便利なところです。基本的には使い捨て環境として、バックアップも準備しながらうぐ切り替えられる運用をするのが良いのじゃないかなと思います。

 追記:shi3zさんからコメントいただきました。やはり必要なのは大量のメモリ(お金)

まとめ

 外付けの大容量USB SSDドライブを活用して開発環境を切り替えたり、持ち運んだりできるよというTIPSの紹介でした。

 結構自分の使い方が特殊かもしれませんが(そもそも、普通はそんな頻繁に開発環境を1からセットアップしない気がします)、セットアップ方法とかはそれなりに役に立つかなと思います。

 4月から新年度・新生活で開発環境のセットアップする人も多いと思いまので、この記事が何かの役に立てば幸いです。

参考リンク

【特集】もはや“スティック”ですらない「スティック型SSD」。おすすめ4種の速度や温度を検証してみた - PC Watch

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