転職して1年たったので転職活動の振り返り

転職して1年くらいたちました

 いわゆる大企業からAI関係の会社に転職して、1年以上たちました。転職に関しては以下記事で書いているので、転職のモチベーションに関してはこちらを参考にしていただければ幸いです。

 転職直後は、正直やっていけるか不安で一杯だったのと、1回目の転職直後にすぐあれこれ語るのも(自分には)難しいと思っていたので転職についてほとんど触れてなかったのですが、1年経ってなんとかやっていけている(と思う)ので、転職のあれこれを記憶のあるうちに、簡単に振り返って書き残しておきたいと思います。

 あんまり一般的ではない気がするので、参考になる人は少ない気はしますが、似た立場の誰かに少しでも役に立てば嬉しいです。

転職して良かったのか?

 まず、転職してよかったのか?ということですが、これは「わかりません」が答えになります。

 転職って、長期的な影響が大きいものなので、違いが出てくるのは10年してからとかだと思いますし、さらに言うと10年経っても、どっちが良かったかなんて比較できるようなものでもないと思います。ただ、個人的な満足感としては転職して良かったなと思っています。自分の将来的なキャリアとか、収入とか、スキルとか働く環境とか、今の時点では、ほとんど前職よりよくなったと感じています(収入は副次的な要因も大きいですが、それも考慮しての判断です)。

 結局考えてもわからないものは、自分が選んだものが良かった(正解だった)と思って生きていくのがよいのではないかな、というのが自分の考えです。

転職活動振り返り

転職したネガティブ面の理由

 ポジティブな理由に関しては前述の記事に書きましたが、ネガティブな理由についてもないわけではないです。ただ、これは会社が悪いというより、あくまで自分が会社のカルチャーだったり、そのときの所属とミスマッチしていただけの話で、一般化できるような話ではないと感じています。なので、今回は、私1人の意見でなく転職考えていたときに

「めちゃめちゃ分かるんですけど」

 となったネット上の記事とかをいくつか紹介するだけにしておこうと思います。もちろん、全部が自分に当てはまるわけではないですし、前職で良いところもたくさんあったし、多くの感謝もしています。あくまで、全体的な雰囲気として捉えてもらえば良いかと思います。

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転職活動に何をしたか

 転職活動何をしていたかというと、実は特に集中して転職活動をしたというわけではないですし、転職サイトや転職エージェントもいっさい使っていないです(登録しただけ)。多分、結構特殊なケースなので、それだけ了承ください。

 きっかけとして、社内の異動をしたときにかなり大きく環境変わったので、これを乗り越えれたのが自分の中では自信になった気がします。そこから、会社の外にも目を向けることが多くなって、会社外の勉強会やイベントとかに積極的に参加するようになりました。

 ちなみに、会社はこういう活動は特に推奨していない(むしろマイナスになる危険性もある)ので、全部自費と有休消化で対応していました。それでも続けていたのは、もともと自分が好きだったからですね。逆に会社に推奨されていたら、やってなかったかもしれません(ひねくれものなので)。書籍を出したりしたのも、こういった個人的な活動の延長線上にあります。こういった活動は特に転職をそれほど意識していたわけではありませんが、転職には影響ありました(恐らく、この活動がなければ声をかけてもらうことはなかったと思います)。

 それとは別に、仕事の方では積極的に社外に発信する活動をするようにしました。このとき非常に運がよかったのは、自分に目をかけてくれる、上司がいたことです。上司の後押しもあり、社外のシンポジウムの参加、論文投稿、テレビ出演、オウンドメディアへの掲載など社外へのアウトプットができました。このあたりの活動は、かなり転職活動には有利に働いた気がしています。

 こういった内容に関しては自主的に業務経歴書といった形でまとめていました。自分のスキルや実績の棚卸しは、定期的にやるのがよいとよく聞くので試しにやってみたのですが、自分を客観的にみれるのでやったほうがよいかと思います。

 ここで何もかけないと、転職活動はかなり厳しいものになると思います。逆にいえば、ここがある程度充実していれば、マッチしている企業に入れる可能性は高いと思います(希望的観測)。この自分の業務経歴書を充実させるのが地道だけど、一番重要な転職活動ではないかと思います。

 そうこうしているうちに、色々なつながりをきっかけに声をかけてもらえるようになり、いくつか会社でカジュアル面談したり、会社によっては社長とお話したりみたいな機会を何度かいただきました。タイミングなどもあり、そのときは転職にいたらなかったのですが、こういった経験はキャリアを考えなおすきっかけになったりしましたし、会社によっては今も仕事で縁があったりするので、凄い良い機会だったなと思っています。

 ここまで書いて「これは転職活動なのか?」と思いましたが、他には特にしてないのでこれが転職活動なのでしょう。つまり、転職活動は日々の地道な頑張りが重要ということですね(本当か?)

 追記(2024/09/07):職務経歴書の大切さは、以下の記事も参考になります。

転職のタイミング

 転職したいなという気持ちは、一定量はずっとあったのですが、ディープラーニングおじさんが亡くなったことに加えて、会社の人事異動で尊敬している上司が異動になったりと、ネガティブな要素が続きました。新しい部署では、自分があまり会社に必要とされていないように感じることや、今後のキャリアも描けず、行き詰まり感を強く感じることも多くなっていたタイミングで声をかけていただいて、トントン拍子でという感じです。

 履歴書や業務経歴書と面接準備は、決まってから色々と調べて自分なりに準備はしましたが、決め手になったのは、ほとんどが地道に積み上げてきたものの結果・実績だったのかなと感じています。

面接について

 最低限の想定質問の対応は考えましたが、わりと自然体(あまり準備せず)にのぞみました。特殊な試験がある場合は分かりませんが、一般的な面接の場合は、結局、普段からどれだけ考えて仕事をやっているかが問われるのではないかなと思います。

 自分も面接をする機会が増えてきたのですが、やっぱり普段から考えている人や手を動かしている人は、ある程度やりとりするとピンとくる気はします。なので普段から、深く考えることが大切なのではないかと思います。

 面接は、自分の感覚ですが、大体その人のスキルや実績などの答え合わせという位置づけなので、経歴をめちゃくちゃ盛ったり、嘘をついてなければ正直ベースで話すのがよいかなと思っています。面接は、ごまかしもきくとは思いますが、それはそれで転職してから苦労すると思います。

まとめ 

 転職してから1年以上たったので、転職活動について振り返ってみました。いわゆる転職サイトやエージェントを一切つかってない運任せの転職だったので、あんまり参考にならない気はします(すみません)。

 自分なりの考えを言うと、転職に重要なのは、繰り返しになりますが地道な普段の活動とタイミングな気がします。特に、いわゆる大企業にいる人は、社外に目を向けるのが大事だと思います。井の中の蛙になっている可能性もありますし、逆に「あれ?意外に社外の方が色々うまくいくのでは?」と思うこともあるかと思います。後者を感じることが多くなってきたら、転職を考えてみるのもよいかもしれません。

 身も蓋もないことを言うと、転職をしないで済むならその方が良いと思います。やっぱり色々手続きとか含めて大変ですし、関係者への影響は大きいので。まずは社内での異動とか、社外での活動をしてみることを考えると、意外とそこから道がひらけたりもします。私自身も社内で3回異動したり(前職ではかなりレアケース)、社外で色々活動した上での転職になります。ただ、転職自体は、やってみると想像していたほど大変ではなかったかなという印象です。ここらへんは会社だったり、その人次第のところはあるので、評価が難しいですが。    そして、安易な転職は勧められないですが、ほんとうに辛い場合は、転職だけでなく休むことなども考えましょう。私もメンタルをくずしかけたことあるのですが、職場だったり仕事は、合う合わないがかなり大きいと思うので。仕事の代わりはみつかっても、自分自身の代わりはいないですからね。

 最後にですが、私もまだまだ道半ばです。今後もどうなるか全然分かりません(AIに仕事奪われそう)。そんななかでもより良い方向を目指して進んでいくことが大事だと思います。私を含め、一人でも多くの人がよいキャリアを歩めるとよいなとピュアに思っています。無理をし過ぎず頑張っていきましょう!

参考リンク

さよならカンパニー - 退職エントリまとめサイト

30才異世界転職記。なぜ僕は給食営業マンになったのか。 | さくマガ

辞めるのは逃げじゃない。仕事がつらいなら辞めていいこれだけの理由|転職Hacks

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  • 2024/09/07 リンク追記