今週のお題「花火2014」
ゴージャスな花火写真を撮れなかったら自分で合成すれば良いじゃない!
花火大会でイメージしたような花火写真が撮れなかった上、友人の id:matty0102 さんは普通にいい感じな花火写真を撮った記事で「はてブ」入りしていてグヌヌとなっているからあげです。
悔しい!でもイメージしてたようなゴージャスな花火写真が撮れてない!
その刹那っ!!からあげに閃く!圧倒的アイディアっ・・・!
「無ければつくっちゃえばいいじゃん」
これだっ!というわけでアプリ自作してみました。無料でオープンソースです。新規に専用でつくろうかと思ったのですが、めんどうくさいのと、多少汎用性持たせるのとで過去に作った「Multiple Exposed Holic」という多重露光アプリを改良して実現することにしました。
必要なもの
ハードウェア的に必要なものです。
- カメラ(長時間露光できるやつなら大体OK)
- レンズ(花火の撮りたい大きさに合わせて選択)
- 三脚(カメラが支えられれば)
基本的に何でもよいのですが、私は以下を使いました。レンズは場所によるけどズームの方がよいかもね。
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合成手順
具体的には以下の簡単2ステップ。
- たくさんの花火写真を撮影
- 花火写真を合成
詳細を説明します
たくさんの花火写真を撮影
カメラを三脚に固定して、とにかく花火を沢山撮影します。カメラのセッティングは以下。
- ISO感度は常用感度で一番低い物に設定(OM-D E-M5だとISO200)
- フォーカスはオート(AF)を使わずマニュアルフォーカス(MF)で花火にピントが合うように固定
- F値は9〜16くらい
- シャッタースピードは 2秒〜4秒くらい
F値とシャッタースピードはISO感度と花火によって最適な値が変わるので色々試してみて下さい。
イメージ的には以下のようなちょっと地味かなってくらいの写真が良いと思います。とにかく沢山撮りましょう。
花火写真を合成
花火を合成するためのソフトはPhotoshopとかでもよいのですが、高いし無駄に手間がかかります。そこで、拙作の自作アプリ「Multiple Exposed Holic」を使用しましょう。この合成花火写真をつくるために久しぶりにver0.5にバージョンアップしました!久しぶりにみた自分のプログラムのソースコードに吐き気がしました。
まずはソフトを以下のリンク先からダウンロードしましょう。
次は起動。その後の使い方は基本的に 簡単に多重露光を楽しめるマルチプラットフォームの画像処理ソフト「Multiple Exposed Holic」をリリースしました - karaage. [からあげ]の記事のマニュアルの部分を読んで下さい。一カ所だけ違うというか気をつけるところは合成のモードにver0.5で新しく追加された「Lighten」(比較明合成)を選択することです。
こんな感じね
これで沢山撮った花火画像を合成します。一度に2枚までしか合成できないので、順々に合成していきましょう。
バイナリファイルはMac用のみです、すみません。Windowsなら他にも無料で良いソフト色々あると思います。作れないというのはWindowsの環境なくて動作確認できないというショボい理由なので希望あればWindows版もなんとか作ってみようと思います。
それかソース公開しているので、誰か作って送って下さい(切実)。
花火写真の合成はインチキか?
こういうの見ると、合成写真と言って毛嫌いする人もいるかもしれませんが、処理がデジタル的になっているだけで、実はやっていることはアナログのフィルムカメラの多重露光撮影のアナロジを用いていたりするんですよね。
フィルム時代は、バルブ撮影でレンズの前を何かで覆ってやり、花火がよい感じになったときだけ覆いを外して露光してやるということを繰り返す(多重露光する)ことで同じような写真を撮っていたようです。デジカメでも同じ撮影方法できるはずなので、どうしても合成は嫌だと言う人は、昔ながらのアナログ的な手法でチャレンジしてみるのもよいかもしれませんね。自分は本質的にはやってることは変わらないし、楽だという理由で合成しちゃってます。
参考リンク
multipleexposedholic プロジェクト日本語トップページ - OSDN
Multiple Exposed HolicのSourceForgeの開発ページ。ソースコードとか欲しい人はこちらで。