日経Linux2020年9月号に記事が掲載されています
8/7(金)発売の日経Linux2020年9月号に記事を寄稿しました。寄稿した関係で、日経BP様から献本をいただきました。
内容としては、以前ラズパイマガジン2019年8月号に掲載されたものがベースとなった記事の再掲(3ページ程度)となります。
日経Linux2020年9月号はLinux初心者・ラズパイ初心者向けの特集です
簡単に雑誌の内容を紹介したいと思います。いつものように本誌と豪華な付録誌の2部構成です。
本誌の方は「Linuxの遊び方大全100」として、Linuxで遊ぶ方法、特にゲームやマルチメディア(DTM、グラフィック)のソフトの紹介が多くされています。結構知らないものも多かったです。実用的なものも含まれているので、初心者にも役立ちそうですし、中級者までの方なら、読むと何かしらの発見があるのではないかと思います。
必読なのはRubyのまつもとゆきひろさんのコラムですね。今回は新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA」の話題でした。COCOAの仕組みに始まり、開発当初に起きた炎上・その理由や経緯が事実をベースに、まつもとさんの解説や考えが分かりやすく述べられています。
文章からは、OSSコミュニティとその開発者を守りたいという強い気持ちが感じられました。OSSに関わる人は必見でしょう。COCOAに関しては、私もいまいち事実関係が分からず、懐疑的にみていた部分があったので、その不安を払拭し読んだ人の気持ちを前向きにするような良い内容でした。前も書きましたが、このコラムはまとめて書籍化すべきでしょう。
付録誌は、「ラズパイ&電子工作スタートブック」としてラズパイの基礎から応用まで特集された、幅広い記事の内容になっています。丁寧なセットアップに始まり、最後は基板制作まで実施しているので、これ一冊で初心者が基板を作れるようになるというコンセプトなのでしょう。ただ、さすがに基板制作を2ページで収めるのは無茶を感じました(笑)最新のラズパイ4にも対応しているので、今からラズパイ始めるなら、とりあえず合わせて買うのは価格的にも、内容的にも悪くない選択肢だと思います。
まとめ
記事を寄稿している日経Linux2020年9月号を紹介しました。ブータブルなUbuntu 20.04のDVDも付いています。今どきDVDのブートを使う人も少なそうですが、必要な人にとっては貴重かもしれませんね。
今からLinux(特にUbuntu20.04)やラズパイ(特にラズパイ4)を始めるという人は、合わせて購入検討してみても良いかなと思います。