素材提供: 変デジ研究所ロンスタさん
顔を手軽にアニメ化
久しぶりのディープラーニングネタです。顔を手軽にアニメ化できるAIモデルがありました。
GitHub - SystemErrorWang/FacialCartoonization: Imporved performance on facial image cartoonizaiton
GANと呼ばれる技術をベースにしたもので、同じようなAIモデルは結構あるのですが、このリポジトリ(ソフト)が優れているのは、モデルが4.7MBと軽量なことです。
折角なので、誰でも簡単に顔をアニメ化できるように、Google ColabratoryのNotebookを作って見ました。
FacialCartoonization Google Colab Notebook
Google Colabratoryがわからないという方は、以下ブログ記事を参照ください。
とりあえず、Google ChromeブラウザでGoogle ColabratoryのNotebookのリンクを開いて説明通りクリックしていければ、プログラミングすることなく誰でも顔の写真をアニメ化することができますので、興味ある方は試してみてください。
途中アップロードする画面は、顔がアップで映った正方形のものがベストです。私は、いつもの通り変デジ研究所ロンスタさんのフリー素材を用いました。
素晴らしいフリー素材
これを変換すると…
こうじゃ!
アニメ化の動画化・高速化
軽いモデルでCPUでも走るので、少しソフトをいじればPC上で動画で楽しむこともできますね。
AIモデルを軽量化すると、さらに高速化できます。AIモデル高速化の貴公子PINTOさんも早速アップしています。
PyTorch製顔アニメ化モデル FacialCartoonization のOpenVINO化に成功しました。 明日、 TFLite, TF-TRT, TFJS, CoreML 変換しようと思います。 ちなみに、 OpenVINO FP16 CPU only 12スレッドで 81.6 FPS のパフォーマンスでした。https://t.co/o4csHzVWhX pic.twitter.com/iAgtauybWc
— Super PINTO (@PINTO03091) October 1, 2020
tflite の FacialCartoonization がうまく動かない調査がツラくてOpenVINOで遊んで現実逃避中。 適当に書いた前後処理含めて 57 FPS 前後ですね。 OpenVINO FP16 + Corei7 CPU only pic.twitter.com/iJd9IzzAcm
— Super PINTO (@PINTO03091) October 3, 2020
高速化したい人は、PINTOさんをフォローするのが良いでしょう。
まとめ
AIモデルで顔アニメ化変換する「FacialCartoonization」をGoogle Colabで手軽に使用できるようにして紹介しました。
とても手軽に使えて良いソフトなのですが、ライセンスはCC BY-NC-SA 4.0で非営利の使用に限られる点には注意ください。