格安USB-HDMIキャプチャーボードを使ってノートPCをラズパイ・Jetson・Nintendo Switchのディスプレイにする方法

USB-HDMIキャプチャーデバイスの応用例

 ある日、いつものように華麗にTwitterのタイムラインを眺めていると、以下のような神ツイートを見つけてしまいました。

 読んだ瞬間稲妻が走りましたね。「これだ!」と。実は、USB-HDMIキャプチャボード、既に購入済みだったのですよね。

 もともと別の用途で買ったものでした。

 ちなみに購入のきっかけは、以下のShigezoneさんのツイートでした。Shigezoneさんのが自分が知る限りでは一番安いと思います。

 多分中身はどれも同じなので、買いやすさなどをもとに好きなものを選ぶのが良いと思います。

USB-HDMIキャプチャーデバイスのセッティング

 PC側のセッティングは簡単で、OBSをインストールして、設定するだけです。

 OBSは以下のサイトから入手可能です。インストール手順は、サイトを参照ください。

 Windowsの場合は、Windows Storeでインストールするのが手軽です。

 macOSであれば、Homebrew使えば以下コマンド一発でインストール可能です。

$ brew install obs

Linuxの場合は以下です。

$ sudo add-apt-repository ppa:obsproject/obs-studio
$ sudo apt install -y obs-studio

 OBSのセットアップは以下です。最初に映像入力として「映像キャプチャデバイス」を選択します。

 続いて、ウィザードで「仮想カメラのみを使用する」を選択します。

 あとはデバイスに「USB3.0 capture」を選択します。

USB-HDMIキャプチャ結果

 キャプチャ結果は以下の通りです。ラズパイの画面がディスプレイに表示されています。

 Jetson NanoでもOKでした。

 HDMIの映像出力なら、基本的にキャプチャできると思います。

Nintendo Switchの場合

 Nintendo Switchの画面でもOKです。ベッドにMacBookを持ち込んで小型ディスプレイ代わりにできます。

 音声は、オーディオの詳細プロパティから、以下のように音声入力キャプチャの音声モニタリングを「モニターと出力」にすれば、Switchの音声がPCから出力できるようになります。

まとめ

 格安USB-HDMIキャプチャーボードを使って、ノートPCをラズパイ・Jetsonのディスプレイにする方法を紹介しました。USB-HDMIキャプチャボード自体持っていたのに、この使い方は全く思い浮かばなかったです。以前は10.1インチ小型HDMIモニターを使っていたのですが、これがあれば小型モニタは不要になりそうですね。妻の実家に帰省するとき、小型モニタを持ち込んで白い目で見られていたのが、これで解消できそうです。

 ただ、キーボードやマウスは必要なので注意しましょう。コンパクトさを求めるのであれば、キーボードとマウスは、以下のようなものを使うのがおすすめです。

 ラズパイとかJetson使う人なら分かると思いますが、これめちゃくちゃ便利です。いざというときのためにも、一つ持っておくと何かと安心だと思います。おすすめです。

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変更履歴

  • 2021/03/13 Nintendo Switchに関して追記