大人が理解できない技術に夢中な子供が次世代をつくる

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子供の教育は難しいなと思う

 以下のツイートが少し反応ありました。

 このツイートは、もちろんプログラミング教育を否定するようなものではないです。ツイッターだとどうしても説明不足になるので少し補足します。

 その話をするために、自分が子供(小学生・中学生くらい)だったころに遡りたいと思います。そのころは、ほとんどPCもネットも普及しておらず、周りにプログラミングしている人も100人に1人いるかどうかという時代でした。

 以下の写真は実家にあったPCです。ちなみに、これは小・中学生のとき使っていたものより新しいです(昔のものは、処分してしまってました)。

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暗黒の子供時代

 自分は、何故かプログラミングに興味があって、MS-DOSでBASICや、出始めたWindowsでVisual Basicでプログラミングをし続けていました。今のようにPCやプログラミングには全く良い印象の無い時代です。

「そんなことやっている暇あったら、勉強とかスポーツしなさい」

 と怒られるような時代です。インターネットにもいち早くつなげて、高額な電話料金のため親に怒られたこともありました(当時は、個人では定額のプランはほとんど無くて基本は従量課金制だったのです)。基本的には、あまり口うるさく言わなかったし、当時は今以上に高額だったPCを買ってくれた親には感謝しています。

 自分は残念ながら、タイミングが遅くインターネットバブルの波にのって次世代をつくることはできませんでしたが、今の仕事だったり、ブログ含めたネットでの発信は、子供の頃の原体験から繋がっている感覚はあります。

 また、今ソフトウェアの世界で大成している人の多くは、自分のように周りが見向きもしない技術に夢中だったオタクのような人たちが比較的多いのではないかなと感じています。

次世代を作る子供が夢中な技術

 今は、プログラミング教育が話題で、プログラミングをしていると褒められるような時代です。

 そんな時代だからこそ、人気のプログラミングにはあんまり興味を示さずに、大人達が眉をひそめるような訳わからないことをしている子供が次世代を作るんじゃないかなと思っています。

 多分、それは今の私には思いもつかないようなものなのでしょう。逆にアナログなものかもしれないし、生物の遺伝子操作とかかもしれません。多分、子供のほうが次世代に関しては敏感なんじゃないかなと思います。

 大事なのは、今流行りじゃないものに夢中だからといって、それを(あまりに危険なことでなければ)否定しないことなのではないかなと思います。自分の子供が、わけのわからない生物を遺伝子操作で作り出していたらもの凄い心配になりそうですが、プログラミングやインターネットに夢中だった昔の自分って、多分、親から見たらそんな感じだったのでしょう。

まとめ

 次世代を作る子どもたちや技術に関して思いを馳せてみました。

 自分の子供がどう育つかは全くわかりませんが、何かに夢中だったら、それが自分にとって異質なものだったとしても、それを受け入れ可能なら応援できるだけの度量を持っていたいなと思います。

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