子供から大人まで楽しめるプログラミングできるロボットトイ「toio」を買いました

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「toio」を買いました

 前から気になっていたロボットトイの「toio」。セールをやっていたので我慢できずに買っちゃいました。

 これがtoioの肝と噂を聞いていたので、野生の勘で合わせて開発者マットも買いました。

 toioはその商品コンセプトもですが、ソニーの「SAP」という新規事業の枠組みから産まれたこと。開発者の田中章愛さんが、ソニー内で社内Makerスペース「SAP Creative Lounge」を設立したというストーリーも含めて以前から気になっていました。詳細は、以下記事など参照ください。

 「そんなに気になっていたなら、なんで今まで買っていなかったのか」だって?

 「激しく嫉妬していたに決まってるだろ!!言わせんなよ恥ずかしい!」

 そんな頑なだった自分が、何故心変わりしたかと言うと、以前参加した「Unity道場」のLTで憧れの田中章愛さんと同じ場に立てて、少しだけ嫉妬心が収まったからです。

 あとは、LTの動画でtoioの動きを見てあらためて欲しくなったということもあります。

「toio」ファーストインプレッション

 前置きが長くなってしまいましたが、早速「toio」のファーストインプレッションを書きのこしておこうと思います。

 といいつつ、商品・コンセプト説明的なものは、良い記事をみつけたのでリンクを貼って終わりにしたいと思います。

 これで終わり、でも良いのですがせっかくなのでこの記事では、このブログを見ている人が気にしそうなプログラミングの部分を中心に説明していきたいと思います。ちなみに、2時間もあればわりと好きなように動かせるようになりました。

 プログラミング初心者の方でも、半日から1日あればある程度動かせて遊べるようになるのではないかなと思います。

toioのプログラミング方法

 toioのプログラミング方法ですが、初心者、子供から大人やマニアックな人まで幅広く楽しめるような工夫が凝らしてあります。

 その工夫のうちの一つが、豊富なプログラミング環境です。自分が把握できただけでも、以下の4通りあります。

  • 命令カード
  • toio Do(Scratch環境)
  • JavaScript
  • Unity toio SDK

 それぞれ説明していきたいと思います。環境としては Apple Silicon(M1)のMacbook Airを使いましたが、Windowsにも対応しています。

命令カード

 命令カードは、主に初心者・子供向けのものです。子供でも直感的にプログラミングを学べるような仕組みになっています。

 説明は文章にすると逆に難しくなってしまいそうなので、公式の以下記事参照ください。

 ポイントは、PCが無くてもtoioとカードだけで完結している点ですね。多くのプログラム教材が、PCが必須なのに対して、極力ハードルを低くしているのが良いですね。

 6歳の娘でも「GOGOロボットプログラミング」というゲーム教材をプログラミング的思考を身に着けながら十分楽しむことができていました。

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 子供のプログラミング教育の教材としてのtoioは、また機会あれば別の記事で詳しく書きたいなと思います。

追記: id:temcee さんが以下の記事で詳しく書かれていましたのでリンクいたします。ほぼ書きたいことは書かれていたので、私はもっとマニアックな記事を書くことにします(笑)

toio Do(Scratch環境)で遊ぶ

 小学生から大人まで幅広く楽しめるプログラミング環境が「toio Do」です。Scratch風のビジュアルプログラミング環境でロボットの動きを記述できます。

 少し分かりにくいのですが「toio Do」でtoioを動かすためには、事前に「Scratch Link」というtoio Do(Scratch)とtoioをつなぐアプリを起動する必要があることに注意してください。

 セットアップ等は、以下公式サイト記事を参照ください。

 画面としては以下のようになります。まんまScratchですね。

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 「Scratch Link」アプリが必要という制約が、プラットフォームによっては厳しそうですが、ブラウザのWeb bluetoothを使うこともできるようです。なので、Raspberry Pi(ラズパイ)でも動かせたりはするようです。まだ試せていませんが、以下記事に例がありました。

 私が野生の勘で買った開発者用マットを使うと、絶対座標でtoioを動かしたりできるようです。まだ試せていませんが、以下記事が参考になりそうです。

JavaScript

 私が詳しくないので省略します。上級者向けになると思います。

Unity

 Unityでも制御できます。以下記事参考にセットアップしましょう。

 こちらは、Unityを使ったことある人なら一瞬だと思います。あっと言う間にUnity上でのシミュレーションと、シミュレーションどおりに実機を動かすことができました。

 強化学習とかしたら楽しそうですね。

「toio」仕様

 仕様もかなり大胆に公開されています。良いですね。

まとめ

 「toio」のファーストインプレッションでした。思っていたより簡単に動かせました。ハマりどころもほぼ無く、初心者が迷わないように設計されていることが分かりました。

 次は子供と一緒に遊んだり、Unityで強化学習してみたりしたいですね。また何か新しいことしたら、ブログ等で紹介したいと思います。

参考リンク

Calendar for toio Advent Calendar 2021 | Advent Calendar 2021 - Qiita

toio™で作ってみた!友の会(facebook)

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変更履歴

  • 2021/12/30 リンク追記