勝間さんのStable Diffusionの活用記事がすごかった
勝間和代(id:kazuyomugi)さんのブログ記事をみて「こりゃ凄いな!」と思いました。
勝間さん、Stable Diffusionのローカル環境をWindowsに構築している時点で凄いですが、リモートデスクトップを使うためのツールの組み合わせが凄いですね。センスあります。
私自身も、ローカルのLinuxPC環境にStable Diffusionの環境を構築していたのですが、すぐ真似しました。普通に使えて便利です。
というわけで上記の記事に完全に乗っかった上で、補足する形で記事を書きたいと思います。
自分専用のStable Diffusionサービス構築
まず勝間さんの記事のポイントを解説すると、Google Chromeリモートデスクトップを使っている点です。多分知らない人や、勘違いしている人も多いのですが、Chromeリモートデスクトップはめちゃくちゃ強力なリモート環境で、ネットワーク越しにも簡単にリモートアクセスできます。特にルーターのポートとかイジる必要もないので、自分専用のリモートサーバとして使えてしまうのです。
Google Colabだと、初回の起動時のセットアップに時間がかかりますし、かといってクラウド契約するまではちょっとハードルがあるというような、中途半端な自分のようなユーザにはピッタリのソリューションです。
個人的には、Linuxで高機能なAutomatic1111バージョンのStable Diffusionをセットアップしたいので、その方法を記載していきたいと思います。
DockerでStable Diffusion(Automatic1111バージョン)をセットアップ
以下記事参考にセットアップしましょう。
LinuxでもWindowsでも大丈夫ですが、私はLinuxでセットアップしました。
Automatic111バージョンであれば、この時点で同一ネットワーク上なら、ブラウザからホストのIPアドレスを指定することで、Stable Diffusion環境にアクセスできます。
うまくアクセスできたら、以下のようにブラウザから、ネット環境があればどこからでも自前のStable Diffusion環境にアクセスできます。
Google Chromeリモートデスクトップ
インターネット越しにアクセスするために、Google Chromeリモートデスクトップをセットアップします。Chromeリモートデスクトップ、Windowsだとすんなり設定できるのですが、Linuxの場合は少しテクニックが必要です。
以下記事に注意点含めてまとめているので参考にしてみてください。
ファイルの保存
ホストのPCで生成した画像を、クライアント側に移動する作業が必要になります。DropboxとかGoogle Driveを使って同期したり、リモートデスクトップの操作でドラッグアンドドロップすれば持ってこれるかなと思います。
Pythonが使える人であれば、以下記事参考にPyDrive2を使うのも良いかなと思います。
まとめ
自前のStable Diffusionにリモートアクセスする方法に関してまとめてみました。ホストPCでAutomatic1111のStable Diffusion環境を立ち上げて、同一LANならブラウザ経由で直接アクセス、ネット経由ならChromeリモートデスクトップ経由でアクセスというのは、なかなか良いソリューションではないかと思います。
Stable Diffusion環境構築で悩んでいるひとは、一つの方法として参考にしてみてください。あらためて勝間さんに感謝です。